今回は私の就活の時のお話について。大企業5社以上に内定をもらった私が、その方法にについてお教えします。また、効率的なOB訪問の為に、OB・OGにコンタクトを取る専用サイトも紹介していますので、ご参照下さい。
就活関連の記事は様々ありますが、具体的な内定方法を記載している記事が多くは見当たらなかったので、今回経験を元に書いてみました。学歴に自信がない方でも十分通用する方法です。
私は新卒就活時、自分が蹴った以外は、全ての会社から内定を頂いており、そのどれもが超大企業でした。(全て、時価総額上位30位以内の企業になります。)いわゆる、スーパー就活生です。
【2019/01/03】 追記
では早速いってみましょう。
目次
就職活動はゲームである
まずは、就活はゲームです。
『情報収集ゲーム』及び『騙し合いゲーム』である事を頭に刻みましょう。
情報収集ゲームとは、就職活動の市場を理解すること、また企業の欲する人材を理解することを指します。また、騙し合いゲームとは、自分という商品をどう企業に売り込むかを指します。
この2つのゲームをクリアすれば、大企業の内定など幾らでも獲得することが出来ます。(実際私は、内々定が確定した後も、お遊びでこのゲームを遊んでいました。)
また、言いかえれば内定が全く出ない人は就職活動をゲームである事を理解しておらず、ただ闇雲に受験しているだけと言えます。
では、以下にこのゲームを実際に私がどうクリアしたのか記載します。
情報収集ゲーム
まず、このゲームは情報収集をするところから始まります。新卒の就活の基本であり、手を抜いてはいけない事項なので、下記に記載するように入念に行いましょう。
業界・企業研究
基本ですが、非常に重要です。まずその業界がどのような環境に置かれているのかを徹底的に調べます。書籍、ネットなどで出来るだけの情報を集めます。
私の場合は、大学の図書館にこもり、ひたすら情報を収集しました。業界研究の為にわざわざ分厚い本を買う方が居ますが、大抵の情報は大学の図書館および、就職支援室にて揃います。無駄な買い物をしないようにしましょう。
また、情報収集のため、企業の内部の口コミが欲しい場合は、以下のキャリコネ のようなサービスもあります。
対象企業の目指す先、競合企業の動向、業界の状態などそれらを調べると、自ずとその企業が欲しがるであろう学生像が浮かんできます。
その学生像の特徴をつかんだら、次のステップへ移ります。
先輩へのヒアリング
その企業に出身大学の先輩が居たらコンタクトを取り、徹底的に聞き出しましょう。もしその相手がリクルータなら占めたもの。リクルータは人事からどのような学生が欲しいか聞かされているので、情報の裏付けになります。
自身がステップ1で割り出した学生像と、企業が求める学生像は一致しているのか確かめます。
私の場合は帰ろうとする先輩を遮り、ひたすら質問を続けました。喫茶店にて5、6時間以上対話したこともあります。これをOB一人ではなく、何人かのOBに行い、より情報を確かなものにして下さい。
もし、入社を希望している企業に、OB・OGが在籍しているか分からない時は、下記のサイトに登録して探してみましょう。
大学別のOB・OGマッチングサービスであり、自身の大学のOB・OGがどの企業に勤めているのか分かり、サイト上でコンタクトを取る事が出来ます。私もOBとして、出身大学から登録しています。
学生像の完成
このゲーム、最終ステップです。得た情報から、学生像を確定させます。 この時その学生は何が好きで、何が嫌いかなど、実際に生きている人間のような事細かなプロフィールを作って下さい。
このゲームはその情報を正として、次の段階に進むので、ここで失敗すると内定は出ません。本当に生きた友達を想像するかのように、記載しましょう。
ちなみに、企業は根暗でネガティブな学生を欲したりはしません。少なくともここで描く学生像の性格は非常にポジティブなものにして下さい。
もしあなたが面接官の場合でも、ネガティブな学生よりはポジティブな学生を求めますよね。ハキハキした声で、しっかりと話す学生を想像して下さい。
騙し合いゲーム
情報収集がしっかりと終われば、次は面接官との騙し合いのゲームとなります。この騙すという言葉は、ネガティブな意味では無く、企業の営業が商品を売り出すときに言う営業トークの様な意味合いです。
上手く自身を装飾し、価値の高い人物である事をアピールしましょう。
志望動機、自己PR
下調べは終わりです。ここからはエントリーシートや面接対策に入ります。
志望動機等は簡単です。上記で作成した、企業が欲する学生像が記載しそうな志望動機及び自己PRを作成しましょう。
しかし、ここで1点疑問が生じますね。その学生像があなた自身と大きく離れていた場合はどうしましょうか。
答えは簡単で、偽りのない程度の嘘を書けばいいです。
例えば、調査の結果、企業がデータマイニングの素養を持った人を欲しているとしましょう。そして、あなたはその分野の事をよく知らないと仮定します。
その場合は、その分野について独学で勉強中ですや、大学の同期にその分野に詳しい人がいて、研究の傍ら一緒に勉強しているなど記載しましょう。
このように、面接官が裏を取れない範囲で幾らでも書きようがあります。
正直、きちんと情報収集ゲームが完了していれば、この方法で書類選考はほぼ通過します。なぜなら、企業が欲する学生像そのままを書いているのですから。簡単です。
面接練習
ここから、騙し合いゲーム本番です。
あなたが描いた学生像をあなたに当て嵌めます。その想像した学生が何を言うかを真剣に考えて、あなたではなく、描いた学生像が話すよう練習しましょう。
必ず友達など第3者を使い、学生像の仮面が定着するまで何度も面接練習します。不意の質問にも答えられるよう、友達からは必ず思い付きの質問をして貰って下さい。
私の場合は2週間以上かけて、友達と1日6時間以上面接練習をしました。
ここまですれば、面接ではあなたではなく、描いた学生像が話してくれるようになります。
面接本番
練習がきちんと出来ていれば、本番は非常に簡単です。あなたではなく、企業が欲する学生像が話すことになります。
よく面接官はプロなので、相手の嘘を見抜ける、またはその人が嘘をつこうが、ポテンシャルはきちんと図れると言われていますが、あれは真っ赤な嘘です。
そもそも、面接官と言ってもただのサラリーマンです。30分ばかりの面接時間で相手の嘘を看破し、その人のポテンシャルを図るなど、サトリでもない限り不可能です。
30分ほど相手を騙す作業を何回か続ければ、大企業から内定獲得。簡単ですよね。
もし、この方法について、何か違和感を感じる方がいるかもしれませんが、そういう方は就職活動の根本を履き違えています。
就職活動とは、謂わば『儀式』です。それ以上でも、それ以下でもありません。これからあなたが長く社会人生活を続けていく中で、様々な場面で『仮面』を被らなければいけなくなります。
殺意が湧く様なお客様に笑顔で謝ったり、嫌な同僚に対しても真摯に接したりと、学生時代では考えられないほど、様々な人間関係が生じ、あなたはそれに合わせて、否が応にも対応を迫られます。
つまり、就職活動とは、あなたがそのような『仮面』をきちんと着ける事が出来るかどうか試す試験なのです。
面接は自分の全てをさらけ出し、評価してもらう場では絶対にないです。上手く自身を取り繕い、商品として価値あるものだと認識してもらう場なのです。
新卒で大企業の内定を取る際に気を付けること
上述した様に、基本的に就職活動はゲームであり、それを履き違えなければ、例え大企業であろうと、意外なほど簡単に内定を獲得することが出来ます。
内定がない方は一度自身の就職活動を振り返り、そもそも出発地点を履き違えていないかを確認してみて下さい。
以下、私の体験談を元に、新卒で大企業の内定を獲得する時に気を付けるべき事を記載します。
面倒くさいという言葉は絶対に使わない
就職活動は総じて面倒なものです。リクルーターとのアポイントを取ったり、様々な企業の下調べを行い、その上でそれに合った学生像を作ったりと骨が折れます。学生生活のぬるま湯に肩まで浸かりきった方にとっては、非常に苦痛に感じることの連続です。
しかし、絶対に「面倒くさい」と口に出さないようにして下さい。
新卒の就職活動は、あなたのこれからの人生を決める非常に重要な分岐点です。ただ、面倒くさいだけの理由で安易な道を選ぶと、待っているのは長く苦しい後悔だけです。
就活が辛く苦しいのは、誰しも同じです。だからこそ、他の方より率先して面倒くさいことも行っていくと、それが他の就活生との差別化に繋がり、良い結果を齎します。
時間厳守
当たり前の事ですが、時間は絶対に厳守しましょう。最低でも15分前には目的の場所に到着しておくことをおすすめします。
時間にルーズな方は、それだけで信用を失くします。これは、社会人から見たら至極当然の事ですが、学生生活に慣れてしまっている方にとっては、意外なほど盲点になります。
学生にとって信用を失くすことがどれほどの痛手かは、まだピンとこないかも知れませんが、遅刻は絶対にしてはならない事の一つなので、その点だけは覚えておきましょう。
面接で緊張しない方法を知る
面接でどうしても緊張してしまう方は、まずその対処法を知りましょう。面接直前に出来る緊張の解消法から、事前に出来る解消法まで様々な種類があります。
以下のエントリーにそれらについて詳細にまとめているため、興味がある方はぜひ参考にして下さい!
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。
私はこの方法で、受験した全ての大企業から内定を獲得しました。途中からは遊びの感覚になっていましたが、この方法で内定を出さなかった企業はありませんでした。
理由を教えると、大企業の人事は、例えば今年度の新卒生については
『主体的に物事を考えることが出来、困難な状況を打破出来る突破力のある人間』
を獲得することを目標にする!・・・など
かなり具体的に取る学生像を決めています。また、理系の学生の場合は、何かの分野の素養を持っていれば加点するなどの処置があります。
人事の判断材料の指針は上記に則って行われるので、その通りにしていれば内定がでるのは当然なのです。
逆に会社の意向に沿わない人物を採用にするわけにもいきません。人事と言ってもただのサラリーマンなので、上記指針に反する人を取る場合はそれなりの理由を求められるからです。
あと、はっきり言いますが、面接で嘘をついたからと言って、それを入社後咎められる可能性は限りなく0です。安心して下さい。
そもそも大企業であれば、研修制度が整っているので、入社後あなたの頑張り次第で、どうとでもなります。内定はゴールではなくスタートです。例えある程度の嘘をつこうが、企業に入社したあとそれが真実になるよう努力すれば、だれも文句を言う人はいません。
最後になりますが、正直大企業であろうが内定を何個も取るのは無意味です。私はゲーム感覚でやっていましたが、今思えば時間の無駄です。なぜなら、例えどんなに内定を貰おうが、入社出来る会社は1社のみだからです。
今回お教えした方法は、あなたがきちんと自己分析を行った結果、その大企業に入社することが、あなたの最良の道であると思った場合のみ使って下さい。
あと、勘違いしている方も多いですが、今時の大企業で学歴フィルターをしているところは、そう多くありません。なので、学歴に自身のない(低学歴)な方でも、上記方法で大企業から内定は確実に貰えます。
このエントリーを読んだ人の就職活動が上手くいく事を願ってます。
新卒の就活で役立つサイト紹介
以下、情報収集などで、新卒の就活に役立つサイトを紹介します。OBOG訪問サイトについては、実際に私もOBとして登録している為、もしかしたら、お話する機会があるかも知れません。
企業の口コミサイト
株式会社グローバルウェイが運営する、10万件以上の口コミを保有する転職サイトです。ややネガティブな口コミが多い印象でしたが、その企業で働いていた方の書き込みなので、ある程度信憑性があります。
企業のホワイト事情が気になっている方や、少しでも内部情報が欲しい方は、是非登録して検索してみましょう!
OB・OGへのコンタクトサイト
母校のOB・OGが、どの企業で働いているのか知らない人も多いのではないでしょうか。近しい先輩などは知っているが、2年離れているOBの就職先は全く知らないという方が多いと思います。
希望している企業があり、そこに勤めるOB・OGにコンタクトを取りたいが、連絡先が分からないという悩みは、私も就職活動中よく体験しました。
そんな悩みを解消する、OB・OG訪問サイトがOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」 になります。
サイトに登録する事で、サイト上でOB・OGとコンタクトを取る事が出来ます。私もOBとして登録していますが、7000人以上のOBが登録しているので、希望企業のOBも見つかるはずです。
以下、簡単にビズリーチキャンパスのメリットを書きます。
OB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」のメリット
- 大学別のOBOG訪問サービス(同じ大学出身の先輩に話を聞ける)
- キャリアの悩みや不安について相談に乗ってくれる先輩を探せます。
- 将来のことを考え始めるタイミングで、就活生でなくても利用できます。
- 7000人以上のOBOGが登録済。(ほぼ有名企業で勤めている方)
- 就活情報(セミナー、イベント、インターン)の掲載もあります。
ただ、本サイトは出身大学で制限がかかっており、以下の大学の学生しか登録出来ません。確認してみましょう。
【対象大学】
東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学、名古屋大学、名古屋工業大学、九州大学、九州工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、中央大学、青山学院大学、立教大学、同志社大学、神戸大学、上智大学、関西学院大学、北海道大学
※対象大学については、随時追加中です。もし自身の大学が無い場合でも、一度公式サイトにて確認してみましょう。
就職活動は一人で行うものではありません。
どれだけ多くの人を巻き込み、正しい情報を集められたかで決まります。臆せず、分からない事はどんどんOBに質問しましょう。詳細な説明については、以下の公式サイトをご覧下さい。
ウマキ