はい、ウマキです。
本エントリーでは、現役エンジニアの私が、実際に利用したIT人材に特化したIT転職エージェントのおすすめについて、徹底比較していきます!
IT業界へ転職を考えていて、IT転職エージェントが多すぎて、どこを使えば良いか迷っている方は、是非参考にしてみて下さい。
IT人材特化型の転職エージェントのメリットやデメリット、実際に現職や学歴が関係してくるかなど、様々な情報を盛り込んであります!
【2019/04/09 追記・画像追加】
以下、目次となります。
目次
IT転職エージェントとは
総合型の転職エージェントとは異なり、IT・WEB・ゲーム業界に特化した『ワークポート』のような転職エージェントを指します。
形態として、エージェントは、企業担当と、候補者担当が分業しており、企業担当については、採用企業とより深いリレーションを築くことを主目的としており、候補者担当については、求職者の転職支援を主としています。
IT人材の中でも、エンジニアの求人職種の概要については以下になります。
- システムエンジニア(WEB、オープン、汎用、制御・組込)
- プログラマー(WEB、オープン、汎用、制御・組込)
- WEBエンジニア
- システムコンサルタント(業務系、テクニカル系)
- インフラエンジニア(サーバー)
- ネットワークエンジニア
IT人材の中でも、クリエイター・デザイナーの求人職種の概要については以下になります。
- WEBデザイナー
- WEBディレクター
また、ゲーム関連のクリエイティブ職の求人については、以下になります。
- ゲームプログラマー
- ゲームプランナー
上記以外にもIT・WEB業界であれば、企画職など含め、幅広く求人を取り扱っています。ある程度、年齢制限はありますが、文系職から未経験でのIT転職のサポートなども受け付けています。
その他、無料の勉強会や、未経験者向けの有償のゼミを開催しているエージェントもあり、その形態は多種多様です。
IT転職エージェントを徹底比較!おすすめ4社の紹介!
今回ご紹介するエージェントの全てが、基本的にはアルバイトや派遣と言った不安定な雇用形態を提案するサイトではないです。正社員・契約社員・業務委託など、職務形態で、特に正社員求人が多いエージェントのみを選んでいます。
また、全て特化型の求人であり、IT業界に強いコネクションを持つエージェントです。その中でもWEB・ゲーム・SI分野に関して特に強いリレーションとノウハウを保持している為、その分野への転職を考えている方は、是非参考にしてみて下さい。
1位.ワークポート(WORK PORT)
エージェントの対応:★★★★★(5 / 5)
一押しポイント :キャリアの棚卸、単純な相談にも利用可。
私が実際に利用してみた、IT業界向けのエージェントの中で一押しの会社です。非常に丁寧なヒアリングと、キャリアパスの提示で、単純に話を聞きに行くだけでも、価値がありました。
何故か検索上位で出てくるレビューでは、不評なものが多かったですが、実際に利用してみて、その不安は杞憂だと分かりました。
本エージェントは2014年から総合型として活動していますが、まだそちらの知見は浅い為、文系就職を考えている方が、本エージェントを使った際に、不評が出ているのだと思います。
しかし、エンジニア業界のみを考えればエージェントの知見も深く求人も満足いくものでした。興味がある方は、以下公式サイトから会員登録し、面談を予約してみましょう。
もし、ワークポートについて、さらに詳細な情報を知りたい場合は、以下体験談のエントリーに目を通して頂ければ幸いです。
2位.ギークリー
エージェントの対応:★★★★ (4 / 5)
一押しポイント :求人紹介に非常に積極的。
IT業界特化型求人の中でも、非常に意欲的な会社です。エージェントは非常に積極的で、どんどん求人を紹介してくれるため、早期にIT業界への転職を考えている方にとっては、向いているエージェントと言えるでしょう。
逆にじっくりと転職活動を進めたい方や、キャリアの棚卸をしてみたいだけの方にとっては、やや不向きなエージェントの為、本順位としました。
IT業界への転職を強く意識している方は、下記のギークリーの公式サイトからエージェントへの面談予約を取り、相談しに行きましょう。
ギークリーを使用した体験談について、詳細な情報を知りたい場合は、以下私の体験談を参照ください。
3位.レバテックキャリア
エージェントの対応:★★★★☆(4.5 / 5)
一押しポイント :求人がやや弱いが、担当者は熱意がある。
レバレジーズ株式会社が送るIT転職エージェントサービスです。他にレバテックフリーランスと、レバテッククリエイターなどがあり、総合的に求職者をサポートしてくれます。
レバテックフリーランスについては10年以上の実績を誇る為、ノウハウも豊富ですが、IT転職エージェントとしては、まだ歴史が浅い為、他IT業界特化型エージェントと比較してやや求人が弱い印象があります。
エージェントの対応自体はフランクで好感が持てたため、キャリアの棚卸や人生相談をしたい時に赴いてみるのも良いかもしれません。以下、レバテックキャリアの公式サイトから会員登録する事により、面談可能です。
レバテックキャリアについて、詳細な情報を知りたい場合は、以下体験談の記事を参照ください。
4位.マイナビエージェント×IT
エージェントの対応:★★★ (3 / 5)
一押しポイント :担当者の当たり外れが大きい。
転職業界大手のマイナビが提供する、IT・Web業界に強い転職エージェントサービスです。関東エリアの求人に強く、東京・神奈川・埼玉・千葉における優良企業の求人が豊富です。
20~30代に転職サポートに強く、元々転職業界大手企業の為、人事や採用担当との太いパイプを持っている点が他エージェントと比較しておすすめポイントとなります。
全国の大手上場企業から人気ベンチャー企業、隠れた優良企業まで、非常に多くの求人を取り揃えており、首都圏・関西圏の20代~30代のビジネスパーソンの方にとっては、外せないエージェントの一つです。
私の場合、実際に利用した際に、担当エージェントがかなり事務的な対応だった為、エージェントの当たり外れが大きいIT転職エージェントであると感じました。
求人の質自体は良い為、上手く良いエージェントとマッチした場合、他IT転職エージェントより、高いパフォーマンスを出せるポテンシャルを持っています。
IT転職エージェントの選び方について
転職エージェントは種類が多く、どのエージェントを選択すれば良いのか、私の様に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実際に、私は様々なエージェントを回ってみて、ヒアリングをした結果、以下の観点からエージェントを選択する方が、より良い転職活動をすることが出来ると思います。
得意業界を把握して選択する
全て同様に見えるエージェントですが、エージェントにより得意業界が異なり、保持している知見やノウハウに大きな差異があります。
一例を以下に記します。
リクルートエージェント :小売り・コンサルに強い
ギークリー・ワークポート:IT・WEB・ゲーム業界に強い
志望業界が決まっておらず、幅広く求人を見たい場合は総合型のエージェントで問題ありませんが、既に希望する業界が決まっている場合は、その業界に強いエージェントを選択した方が、求人数が多く、エージェントの実績も多いです。
エージェントの社風を理解して選択する
私は本エントリーを書くために、IT業界に特化した3社(ギークリー、ワークポート、レバテックキャリア)を利用してみましたが、正直大きく紹介先求人が変化する事はありません。
しかし、同じように見えるIT転職エージェントでも、社風が異なり、エージェントの質や対応は異なります。以下、例を挙げます。
レバテックキャリア:フランクな会話。熱意の籠ったサポート。
ワークポート :ゆっくりと面談。長いキャリアパスの提示。
対応して頂いたエージェントにより、感じる雰囲気は人それぞれなので、 一概に上記の様には言えませんが、面談の際に、他エージェントをどのように思っているか、担当者に尋ねたところ、上記のような回答を得ることが出来ました。
積極的にIT業界への転職活動を進めたい方はギークリーを、ゆっくりと転職活動を進めたい方はワークポートがおすすめです。
自分に合ったエージェントを探す事
上述した点を考慮する事はもちろん重要ですが、最終的には自分に合った転職エージェントと一緒に活動する方が、より良い転職に繋がります。
「どんどん提案してくれるエージェントが良い」、「転職活動を急かさずゆっくりとすすめてくれるエージェントが良い」など、人により希望は異なります。
例え良質な求人を提供してくれる転職エージェントでも、担当者との相性が合わなければ転職活動は中々進まず、暗礁に乗り上げるでしょう。
その為、時間がある方は、是非複数社の転職エージェントに登録して、担当の比較をする事をおすすめします。
それが面倒な場合、ワークポート であれば、簡単に担当者変更を受け付けてくれる為、是非、覚えておきましょう!
IT転職エージェントの支援内容・役割について
本項では、IT転職エージェントの支援内容について詳細に記載していきます。基本的には、エージェントとは、転職者が煩わしいと感じる部分を、一手に引き受けてくれる代理人の役割となります。
エージェントは採用された企業から報酬を貰うことで運用されている為、求職者については、全てのサービスを無料にて利用する事が出来ます。
求人紹介
サイト上にて、自身の気になる求人を検索する事が出来ます。また、担当者に希望を伝え、マッチした求人をエージェントが探し、紹介を受ける事も可能です。
初回面談前に、履歴書・職務経歴書を提出する事が多いですが、口頭にて自身の希望を伝える事も可能なため、その点はエージェントに相談してみましょう。
マイナビやリクナビの総合型のエージェントと異なり、IT転職エージェントはIT業界に特化している為、その分野のみであれば、求人数は非常に豊富です。
面接日調整などのスケジューリング
書類選考通過後、企業側との面接日のスケジューリングは、担当エージェントが実施します。求職者は自身の都合が良い日を複数日担当者に伝えるだけで、調整についてはエージェントと企業間にて行われます。
無駄なスケジューリングの手間が省け、求職者は面接対策のみに力を注げるため、本項目については、エージェントを利用する、大きなメリットの一つとなります。
面接後のフォロー
面接完了後、電話にてエージェントと振り返りを実施することが出来ます。感想を伝えた後、エージェントから企業に対してさらにプッシュを実施する事が可能です。
また、面接の振り返りも実施している為、自身のアピール出来なかった点を客観的に指摘してもらう事が出来ます。
履歴書・職務経歴書の添削・代行作成
履歴書・職務経歴書は、書き方ひとつで企業側の印象が大きく変わります。その為、客観的な視点から添削し、完成度を上げる事が必要不可欠となり、その役割をエージェントが果たします。
また、志望度が高い企業があった場合、エージェントの知見からその企業にフォーカスし、よりPRを盛り込んだ経歴書に仕上げるなど、個別の調整も可能です。
履歴書や職務経歴書の作成自体が面倒な場合は、その代行依頼もエージェントによっては受け付けている為、一度相談してみましょう。
年収調整
採用企業との年収調整も、エージェントを通して行う事が出来ます。これは、独自で転職活動を行う場合、中々調整が難しい事項の一つなので、エージェント利用のメリットの一つです。
また、スキルや経歴にもよりますが、年収については、高くても前職1~2割アップとなる事が多いようです。
各社ノウハウ、知見の共有・面接対策
エージェントは、長い採用実績の中から、多くの知見を蓄えています。各社の面接の傾向や、人事の動向、また、企業によっては、技術側の環境についても深く理解しています。
そのため、有用なノウハウを求職者と共有する事が出来、適切な面接対策や入社後のビジョンについて提示することが出来ます。
特に特化型エージェントはその業界について造詣が深く、勉強会などを通して採用企業と密接に関わっている為、
自己PR方法など、就職活動全般のテクニックの共有
転職活動に於いては、闇雲に、自身のアピールポイント全てを採用担当者に伝えても良い結果は得られません。その為、効率的かつ戦略的に、自身の強みを企業に訴求する方法について、共有頂けます。
これらのテクニックは、それぞれの就職エージェントがそれぞれの会社毎にノウハウを蓄積しているからこそ可能な支援であり、体験談ベースで、求職者は情報を得ることが出来ます。
IT転職エージェントによる内定後フォロー
入社日の調整、また入社日までに準備しなければいけない書類、手続きの案内など、入社日を万全に迎えられるように、エージェントからフォローを受けることが出来ます。
また、入社後万が一、採用内定通知書と実際の雇用条件に差異があった場合、些細な違いでも必ずコンサルタントに相談しましょう。
もし、内定を辞退したい場合は、その旨を直接採用企業に連絡するではなく、エージェントを介して報告するようにして下さい。求職者に取って、一番しづらい内定辞退の連絡をエージェントを通して行う事が出来る事は、エージェント活用の大きなメリットとなります。
円満退職の為のノウハウ共有
現職に就きながら転職活動をしている方は、内定確定後、円満退職の為のフォローを受ける事が出来ます。エージェントが直接企業とやり取りする事は難しいですが、蓄積された退職例から、円満に退社するためのノウハウを共有頂けます。
基本的にベンチャー企業であれば、離職率が高い為、退社で揉める事が少ない様ですが、大企業であればあるほど退社で揉める事が多い為、注意が必要です。
通常であれば、退職日の2ヶ月ほど前から申告しておけば、円満に離職する事が可能ですが、あまりに難航した場合は必ずエージェントに相談してみましょう。きっと、良い知見を提示してくれるはずです。
エンジニアが転職する際の、学歴や現職の関係性
本項では、学歴や現職企業がどのように転職活動と関連するかについて、説明します。新卒時ではない為、学歴の扱いについて疑問を持っている方も多いはずなので、参考になれば幸いです。
転職活動と学歴の関係性について
高学歴であるほど転職活動時に有利です。特にエンジニアなど理系職の方であれば、大学院を修了している事は、大きなアドバンテージになります。
大企業の場合、その傾向がより強くなりますが、ベンチャー企業の場合、実績重視である為、学歴は殆ど関係ありません。
大企業、つまり新卒文化を大事にしている企業ほど、求職者が持つ学歴について、重要視しています。
年齢が上がり、35歳以上になった場合、経歴やスキルの方が重要視されるため、学歴は殆ど関係なくなりますが、第2新卒などであれば、非常に重要な要素の一つです。
転職活動と現職の関係性について
現職は大企業の方が、転職活動には有利です。大企業の場合、エンジニアであれば、上流の案件に関わっている事が多く、どの様なレベル感で業務に携わっているのか、採用担当者が想像しやすくなる利点があります。
逆に中小企業である場合、その企業で具体的にどのような業務に携わっていたのか想像しにくい為、不安感を与える事になります。
SIerなどは特にこの傾向が顕著であり、大企業勤務経験は、転職活動時のある種の武器になります。
学歴同様、大手企業ほど前職について気にすることが多いです。勿論、多少のアドバンテージがあるだけで、最終的には実績やスキルを問われることになります。
IT業界へ転職時の年齢制限について
本項では、IT業界へ転職時の適齢について説明します。IT転職エージェント自体は何歳でも利用可能ですが、転職市場自体については、年齢で線引きが行われています。
求職者のスキルや経歴に依存する部分も大きいですが、転職を考えている方は、目安として考えてみましょう。
25歳までのIT転職市場
いわゆる、第2新卒と呼ばれる年齢層になります。業種を跨ぐ転職も可能であり、企業が広く門戸を開いています。
未経験からの転職も可能な年齢で、実際に私を担当していたエージェントは、この年齢で未経験の方が何人も、IT業界への転職が成功しているとの事でした。
学歴も重要視され、経験やスキルよりも熱意を問われるため、新卒時の就職活動と似通っています。
25歳で転職する愛の注意点については、以下のエントリーにもまとめているため、合わせて参考にして頂ければ幸いです!
26歳から34歳までのIT転職市場
転職市場の一番のボリュームゾーンです。キャリアアップを目指す方、技術力の向上を目指す方、職場環境を変えたい方など、様々な人で賑わいます。
前職の経験やスキルを問われ、しっかりとした実績があれば、大企業への転職も十分可能な年齢です。
また、30歳手前であれば、企業によっては未経験からでも採用しているので、 IT業界に興味を持っている方は、是非エージェントに相談してみましょう。適切なキャリアパスを提示してくれるはずです。
35歳以降のIT転職市場
35歳以上になると、求人はありますが、選択肢は非常に狭まります。上流工程しか行わない大企業であれば、35歳以上でも求人はありますが、下流行程を行っている企業や、中小の選択肢はほぼ無くなります。
今までどのような経験を積んできて、実績があるかが重要視され、即戦力になるかどうかを人事は判断します。未経験からの転職は非常に難しい年齢になる為、全く別の業種を希望する場合は、独自で勉強を進めるなど、大きな努力が必要となります。
未経験からのIT転職について
本項では、未経験からのエンジニアの転職市場について、概要を記載します。
未経験の方であれば、上述した様に、第2新卒の枠に当たる25歳までならば、企業も門戸を開いており、求人を見つけることが出来ますが、それ以上の年齢になると、やはりある程度実績やスキルを求められます。
その為、25歳以上で、エンジニアに転職したいと考えている方であれば、まずはプログラミングスクールなどに通い、知識とスキルを身につけましょう。
また30歳を超えると、例えスクールでプログラミングなどの基礎が身についていたとしても、採用企業の幅はかなり狭まります。
非情に思うかも知れませんが、転職活動にとって、年齢は一つの武器となります。自己分析をしっかりと行い、早めの決断をしましょう。
IT転職市場が活発な時期について
IT転職市場が活発な時期は例年7~9月また1~3月となります。しかし他の時期についても求人募集が無いわけではなく、穴場の月などがありますので、以下分類して記載します。
4~6月のIT転職市場について
年度開始となり、新卒入社の為、人事は新人研修などに追われ、採用意欲は低いです。スキルの浅い未経験者については、新卒で賄えるため、あまり必要とされない時期となります。
全体研修が終了しGWが明ける5月中旬頃から、徐々に人事の採用意欲が高まり、面談も組みやすくなります。特に6月は大きなイベントも無く、採用側の手も空いている為、チャンスが多い月と言えます。
特に新卒の穴埋めとして、第2新卒の採用意欲が高まる時期の為、該当する方は、是非狙ってみましょう。
7~9月のIT転職市場について
7月から、人事のIT転職者の採用活動は活発になり、求人が増え、9月でピークを迎えます。その理由は単純であり、上期の締めになる為、予算を使い切りたいという思惑が採用側にあるためです。
上期の予算を使い切らなければ、来年度の予算を下げられてしまうため、人事側も死活問題となります。その為、この時期には急募の求人が増える傾向が強いです。
10~12月のIT転職市場について
予算がリセットされ、9月で採用活動を活発にし過ぎた反動で、10月以降はガクッと採用意欲が低下し、IT市場は沈静化します。11月から12月にかけ、徐々に人事の採用意欲が高まり、この時期は特にイベントも無い為、面談が組みやすく、ゆっくりとIT業界への転職活動を進めたい方にとって、向いた時期となります。
12月中旬を過ぎると、冬休みが近づき人事の動きが緩慢になる為、その点は注意して下さい。
1~3月のIT転職市場について
年間予算の使い切りの為、採用が右肩上がりに活発になります。特に3月は商戦期となり、IT転職市場は非常に賑わいます。3月は人材市場の売り上げが一番大きい時期でもある為、人事側からのアプローチも激しいです。
上記の様に、世間の流れと連動して、人事の採用意欲も上下するため、転職活動を成功させるためには、時期も非常に重要な要素の一つになります。
IT転職エージェント利用の際の注意点
本項では、IT転職エージェント利用時の注意点について記載します。禁忌事項もある為、事前にエージェントから説明があるとは思いますが、注意しましょう。
採用企業と直接連絡を取ってはいけない
求職者は企業側と直接連絡を取ることを禁じられております。ユーザーが企業と連絡を取りたい際には、必ずエージェントを通しましょう。
これは、企業側への単純なお礼の電話の場合でも該当します。私も初回面談の際に、本事項については、必ず守るよう念を押されました。
企業側とユーザーが直接連絡をとってはいけない理由として、ミスコミュニケーションの発生が挙げられます。
過去何度も企業と求職者がエージェントを通さず、直接連絡を取ったため、情報の齟齬が発生した事が原因です。
エージェントは会話などでも、必ずログを取るようにしている為、水掛け論になる事がなくなり、情報処理の方向が一元化されます。
現職の退職交渉については、ユーザー自身で行う
上述した様に、現職の退職交渉について、エージェントからアドバイスを貰うことは出来ますが、彼らを介しての退職交渉は不可能なため、その点は注意して下さい。
業務の引継ぎ等もある為、可能な限り2ヶ月前には退職の旨を報告する様にしましょう。私の場合は、内定を頂いた後、辞意を表明した時は、かなり大きなハレーションがありました。
最終的には現職に留まる事にしましたが、私の様に、単純に辞表を出すだけでは終わらない場合もある為、ある程度計画を持って進めましょう。
担当エージェントにより、年収が変わるわけではない
様々なエージェントを活用している方は、それぞれのエージェントから同じ会社を紹介されることがあると思います。私が利用した際も、どのエージェントからも薦められた会社が何社かありました。
この場合、基本的にどのエージェントを通してその企業に採用されようと、年収が大きく変動することはまずありません。その企業とエージェントとの繋がりが深い場合、ある程度年収の調整が可能なようですが、大きな金額差ではありません。
IT転職エージェントを利用して大手企業は狙える?
追加で、IT転職エージェントを利用して大手企業を狙いたい方に向けて、そのコツや注意点を説明していきます。
以下のエントリーにも大企業への転職のコツをまとめているため、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いです!
年齢によっては十分に大手企業を狙える
大手企業は資本に余裕があるため、若い年次の方であれば、十分に狙う事が可能です。
特に第二新卒の年齢に該当する25歳以下の方であれば、企業側も再教育しやすいため、門戸も広く、ポテンシャルを見せるだけで入社できる事例もあります。
以下の記事に、第二新卒で大手を狙う際のコツをまとめているため、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いです!
1社に拘らず、複数社みること
大企業に絞って転職活動をしているのであれば、基本的に複数社を並行して面接を進めるべきです。
1社に拘り過ぎると、内定を貰えなかった時のダメージが大きくなりますし、面接の練度も上がりません。
ある程度滑り止めの会社を受けることによって、面接の雰囲気に慣れることができ、それにより、本命の企業で遺憾なく自身をアピールする事が可能になります。
まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。IT・WEB・ゲーム業界への転職を考えている方に少しでも役立てば幸いです。
現状、フリーランスの働き方も視野に入れてキャリアを模索している為、それらの記事についても別途更新予定です。
転職を円滑に進める上で、転職エージェントとの相性は非常に重要なため、もし自身に合っていないと感じたのであれば、担当者変更を申し出るか、別エージェントを使う様にしましょう。
上記で紹介したワークポートとギークリーに於いては、正直求人に大きな差異はなかったので、ゆっくりIT業界へのキャリアパスを見直してみたい方は、ワークポートを、早期で転職活動を進めたい方であれば、ギークリーをおすすめします。
また、気づいた点がありましたら、本エントリーに随時追加していきます。
あなたの良い転職活動を願って。
他、就活関連エントリーはこちら!
ウマキ