今回は学歴コンプレックスを感じてしまう原因や、その解消方法について、
詳細に説明していきます。自身の学歴に対して、どうしても引け目を感じてしまい、それが拭えず苦しんでいる方の参考になれば幸いです!
以下、目次となります。
目次
学歴コンプレックスとは?
自身の学歴に対して、劣等感を持つことを総称して学歴コンプレックスと表現します。
基本的には最終学歴となる大学や大学院に対して、コンプレックスを持つことを指しますが、広い意味では、高校や中学なども該当します。
超学歴社会である中国などと比較すると、まだゆるやかですが、日本も学歴を重要視する社会構造であるため、人によっては、どうしてもこのコンプレックスを抱きやすくなります。
また、学歴コンプレックスの略称として、「学歴コンプ」と呼ばれる場合もあり、ネット上の書き込みではこちらの方が頻出しています。
なぜ、学歴コンプレックスを抱いてしまうのか
人はなぜ、学歴コンプレックスを感じてしまうのでしょうか。様々な理由や背景が推測されますが、その中でも代表的なものについて、以下に記載していきます。
①:偏差値の低い、Fラン大学に入学してしまったから
ネット上では頻繁に大学の偏差値について議論されており、偏差値の低い大学の蔑称として、Fラン大学と揶揄することが多くあります。
それに該当する大学に通っている方は、やはり自身の学歴に対してコンプレックスを抱きやすく、後ろ向きになりがちです。
多くの大学生は、学歴を、その人の知力を表す一種のステータスと考えているため、それが他者より劣っている場合、たとえその他の面で優れていても、どうしても、劣等感をぬぐい切れず、学歴コンプレックスを抱いてしまいます。
②:自身の第一志望の大学に落ちてしまったから
Fラン大学ではなく、偏差値の高い大学に通っていても、学歴コンプレックスを強く感じてしまう方は一定数います。
理由は様々なですが、大きな原因の一つに、自身の第一志望の学校に合格しなかったことが挙げられます。
例えば、東大を目指していた方が、受験で失敗し、不合格となり、仕方なく滑り止めで受験していた早稲田に入学したとします。
早稲田自体は、誰でも知っている高偏差値の大学ですが、その方にとっては、自身の汚点を象徴するものでしかなく、結果的により上位の大学に対してコンプレックスを抱えてしまいます。
③:勉強をさぼった負い目があるから
Fランと蔑称されるような、偏差値の低い大学にしか合格しなかったということは、勉強をさぼり、困難から逃げていたことを暗に示しています。
そのため、そのような過去の負い目から、学歴コンプレックスを感じてしまう方も少なくありません。
学歴を勉強に対する「努力の差」と捉えている方ほど、より劣等感を抱きやすく、頑張って高学歴を手に入れた方と、頑張れなかった自分を比較しがちです。
学歴コンプレックスを抱きやすい人の特徴
学歴コンプレックスを抱いてしまう原因は、上記で理解できたかと思います。
本項では、さらに掘り下げ、どのような方が学歴コンプレックスを持ちやすいのか、その特徴について説明していきます。
①:プライドが高い人
プライドが高い人ほど、学歴を気にしがちで、コンプレックスを抱えやすい傾向があります。
特に、勉強以外の要素で、秀でていることがないと考えている方は、学歴が占めるウエイトが大きくなってしまい、より強く学歴コンプレックスを感じがちです。
プライドそのものは、人が生きていくにはなくてはならないものですが、それが大きすぎて、自分の劣っているところばかりに目が行ってしまう方は、注意が必要になるでしょう。
②:他者と自分をすぐに比較してしまう人
コンプレックスは他者と比較することで生まれます。
そのため、人の目が気になり、すぐに他人と自分を比較してしまう方は、学歴に対して大きなコンプレックスを抱きやすくなります。
また、相手の良いところばかり目につき、自分自身の悪いところのみ注視する傾向が強い方は、学歴以外にも様々なことに対して劣等感をもってしまいがちです。
③:真面目で物事を深く考えすぎてしまう人
真面目で物事を深く考えてしまう方ほど、「こんな学歴で就職は大丈夫かな」と、自身の未来を悲観し、コンプレックスを持ってしまいがちです。
逆に楽観的な方であれば、例え自身の学歴に自信がなくとも、それをネガティブに捉えることは少なく、思い悩むこともあまりありません。
真面目で物事をしっかり考えることは、堅実な未来を構築するためになくてはならない要素ですが、それが強すぎると、柔軟性がなくなり、様々なことについて、不安視してしまいます。
④:自己否定の感情が強い人
「どうせ自分は頭が悪い」とか、「努力しても自分は勉強ができない」など、自己否定の感情が強い方は、他の方より自信が欠如しやすく、学歴に対してコンプレックスを感じやすいです。
このタイプの方は、学歴以外のことでも自分を否定しがちで、自尊心が低い傾向にあります。
自己否定は、現状を疑い、努力を継続するために欠かせない感情の一つですが、それが大きく、自分を全く肯定できない状態では、生きるうえで大きな足かせになります。
学歴コンプレックスの克服方法!
では、学歴コンプレックスを抱えた方が、それを克服するためにはどうしたらよいのでしょうか。本項では、具体的な克服方法について詳しく説明していきます。
①:在学時に有用な資格を取得する
学歴に自信が持てない方は、それを払しょくするために、資格勉強を頑張ってみましょう!
社会人になると、日々の業務に時間を取られてしまい、勉強時間を確保することが難しくなります。そのため、時間がある大学生のうちに、難関な資格にチャレンジし、取得を目指してみてください!
無事に合格できれば、それは大きな自信につながり、自身が抱えていた学歴コンプレックスも些細なものに思えるようになるはずです!
②:就職活動に力を入れる
会社に就職した後は、学歴自体、あまり意味がないものになります。そのため、自身が志望する会社に入れるように、精一杯就職活動に力を入れてみましょう!
自己分析を行ったり、OB・OG訪問を重ねたり、面接の練習を繰り返したりと就職活動ではしなければいけないことが山ほどあります。
それらを全力で行い、他の方より良い会社から内定をいただくことが出来れば、自信は大きく回復し、抱えていた学歴コンプレックスも改善されるはずです。
③:研究や勉強を誰よりも頑張る
大学受験時に失敗して、それを負い目に感じ学歴コンプレックスを抱えている方は、ぜひ大学の勉強や研究に全力を傾け、誰よりも努力をしてみましょう!
優秀な成績や、研究結果を残すことができれば、それは大きな自信を生み出しますし、何より、努力を続けるうちに、劣等感も薄れていくはずです。
あまりに根を詰めすぎるのはおすすめしませんが、自己否定の感情を打ち消すほど没頭できれば、それは大きな成果となり、きっとあなたの今後の人生の糧にもなるはずです。
④:大学生のうちに経験するべきことにどんどん取り組む!
学歴について、くよくよ悩んでいる暇があるならば、大学生のうちにしかできないことに注力してみましょう!
様々な経験を積み、レベルアップすれば、学歴などの小さい要素は気にならなくなるはずです!
以下のエントリーに、ぜひ大学生のうちに経験するべきことをまとめているため、気になるものから、どんどんトライしていきましょう!
⑤:大学院試験を受け学歴ロンダリングを行う!
学歴コンプレックスを根本的に解決する方法です。他大学の大学院試験を受ける、いわゆる、学歴ロンダリングを行い、希望する大学に進学します。
基本的に、日本は最終学歴のみ注視されるため、たとえFラン大学卒業だったとしても、学歴ロンダリングを行い、高偏差値大学院を修了すれば、その方の学歴は上書きされます。
理系の大学生であれば、学歴ロンダリングで得られるメリットは非常に多いため、ぜひ検討してみてください!
以下の記事に学歴ロンダリングの詳細について詳しく語っているため、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いです!
⑥:他大学の編入試験を受ける
こちらも学歴ロンダリング同様、学歴そのものを変える方法です。
高い偏差値を有する大学の編入試験を受験し、合格を勝ち取り、通う大学自体を変えます。
単位の互換性がない場合、編入後は講義に追われることになり、また、友人関係も再構築しなければいけないなど、大変なことも多いですが、卒業する大学自体が変わるため、学歴コンプレックスは解消されます。
編入については、大学ごとで募集要綱が異なるため、詳細については各大学に問い合わせてみましょう!
⑦:仮面浪人をして希望の大学を受験しなおす
あまりおすすめできる方法ではありませんが、希望した大学に落ちてしまった後、滑り止めの大学にとりあえず入学し、仮面浪人をして、再度受験にチャレンジする方が一定数います。
入学費用や、授業料などが無駄にかかってしまうなど、様々なデメリットがありますが、学歴コンプレックスが拭えず、大学4年間を鬱屈した気持ちで送るよりは建設的な
方法であるといえます。
もし、仮面浪人をしようと考えている方は、一度ご両親と深く話し合い、そのうえで
結論を出してみましょう。
⑧:スポーツを頑張り、ひたすら汗を流す
学歴コンプによって、鬱屈な感情が溜まっている場合は、スポーツにひたすら傾倒し、気持ちの良い汗を流すのも、おすすめの解消方法の一つになります。
学内には多くの運動サークルがあるため、それらの中から自身に合ったものを選択し、ひたすら練習に励んでみましょう!
大会などで結果を残すことができれば、それは自信の回復に直結しますし、たとえ、そこまで本格的に行わなくても、スポーツを通して交流関係が深まれば、相談できる仲間も増え、学歴について気にならなくなるはずです。
学歴コンプレックスを抱えている方に知ってもらいたいこと!
本項では、学歴コンプレックスを抱えている方に、ぜひ知ってもらいたいことについて具体的に説明していきます。
どの項目も重要なものばかりなので、学歴コンプが気になっている方は、一読してみてください!
①:就職すれば学歴などほとんど関係なくなる
学歴を必要以上に気にしてしまうのは、学生までです。
社会人になれば、そのような肩書きはほとんど意味を持たなくなり、それ以上に、どれほど結果を残せたのかを重要視されます。
例えば、あなたが業務を行うにあたり、高学歴だが、プライドが高すぎて、仕事も遅い方と、低学歴だけれど、仕事のスピードが速く、品質も優れている方であれば、間違いなく後者を評価するはずです。
②:他人はそれほどあなたの学歴を気にしていない
他者はそれほどあなたの学歴について関心があるわけではありません。
そのような肩書よりも、あなたの人間性であったり、経験であったり、将来性を気にします。そのため、学歴を気にする時間があるのであれば、もっと別の要素に磨きをかけた方が建設的であり、他者からの評価も上がります。
③:悩むだけでは何も変わらない
学歴コンプレックスに悩んでいる方は、行動を起こさなければ、現状は何も変わらないということを知りましょう。
あなたがただ悩んだだけで、学歴が勝手に変わるようなことは絶対にありません。
そのため、強い負い目を感じ、気持ちが底まで落ちたら、あとは前を向いて行動を起こすようにしてください。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
学歴コンプレックスについて、様々な角度から、対処法や原因について語っていきました。
自身の学歴について、疑問をもってしまうのは、学生であれば誰しも一度はあるはずです。
しかし、それに囚われすぎてしまい、せっかくの大学生活が暗いものになってしまっては、本末転倒です。
ぜひ、意欲に溢れた大学生活を送れるように、努力を怠らないようにしてみてください!
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