はい、ウマキです!
大学生の方や、高校生の方で大学進学を考えている方は、一度は「大学に行く意味ってあるのかな?」と考えた事は無いでしょうか。
気だるい雰囲気や、だらだらとした大学の環境に慣れてしまっていると、ふと自分がそもそもなぜ大学に来ているのか疑問に思ってしまうこともあるはずです。
本エントリーはそんな悩みについて、私なりの体験談を踏まえて、「大学に行く意味」についてお話していきます!
以下、目次となります。
目次
大学に行く意味とは?悩んでいる学生に向けた13個のメリット!
大学に行く意味とは、どんなことが挙げられるでしょうか。
いくつものポイントがあげられますが、その中でも特に知ってほしい項目について以下に説明していきます!
1:肩書があり自由な時間が手に入る
人生において、肩書があり、若く、溢れるほど自由な時間があるのは、大学生の期間しかありません。社会人になると責任が伴い、仕事に縛られ、学生時代では考えられないほど自由な時間が減ります。
講義に追われ、忙しい学生生活を送っている大学生は、「自由な時間などない」と感じるかも知れませんが、社会人になり、仕事が始まれば、その認識が間違いであったと分かるはずです。
また、大学生ではなくフリーターであれば、たしかに自由な時間は増えるかも知れませんが、肩書きがあるわけではなく、経済的にも不安定なので、より窮屈に感じる場面も増えます。
肩書きに守られ、自由に何でもチャレンジできる「時間」を得ること、それだけでも、大学に行く意味があると言えます。
2:様々な友人と知り合える
大学には、高校や中学と異なり、多種多様な人柄の人物が集まります。
特に総合大学であれば、学部も多く、留学生もいるため、国境を跨いだグローバルな交流を持つことが可能です。
それらの人と、好きなようにコミュニケーションが取れる環境が準備されていることは、やはり大学に行く大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、閉鎖的なコミュニティに留まり、他者と接することを避け、限られた交友関係のみを保とうとする方は、このメリットを体感し辛く、大学に行く意味を感じにくいです。
3:自身の知りたいことを深く研究できる
大学の本分は、やはり研究にあります。
高校までの勉強は、予め答えが用意されている問題に対して、どれだけ短時間で効率よくたどり着けるかを競う、半ばゲームのような学問でした。
しかし、大学の研究では、そのような定型的な答えはなく、自身で真剣に考察し、検証していくなど、本当の学問を体感することができます。
答えがある勉強とは異なり、本当に疑問に思うことを、整理して、突き詰めていく過程は、やはり非常に面白いです!
社会人になった後は、このように、時間を気にせず、自身の知的欲求を満たすことは中々難しいため、その観点からも大学に行く意味は十分にあると言えるでしょう。
実際に私も大学院の時は人工知能について研究していましたが、本当に楽しかったです!
4:新卒の肩書きを手に入れることができ、就職に有利である
日本は、特に大企業ほど新卒至上主義が強く、大学卒業者を優遇する社風が根強く残っています。
そのため、大学に行き、新卒の肩書きを得ることはそれだけで、就活に有利となり、自身が望む職に就ける可能性が高まります。
個人的には、大学をそのような就職斡旋所と捉えることにはやや抵抗がありますが、それでも、大学に行く意味の一つと言うことができるでしょう。
また、大学内には、基本的に就職支援課があり、新卒者を手厚くサポートしてくれます。
さらに、有名大学であれば、OB、OGも多く、自身が興味ある分野で実際に働いている先輩方と直接コンタクトを取りやすいです!
5:様々なサークル活動がある
高校や中学と異なる点として、大学では様々なサークル活動が活発である点が挙げられます。
テニスや、野球など、メジャーなサークルから、映画研究会や落語、アカペラなどマイナーなサークルまで、多種多様であり、総合大学であればその数は100を超える場合も多いです。
今まで、自分の周りに趣味を共有できる人がおらず、一人寂しく活動していた方も、大学のサークル活動を通して同士を見つけることができるでしょう。
このように、サークルを通して、生涯付き合える貴重な友を見つけられる点も、大学に行く意味の一つと言えます!
6:道に迷ったら休学もできる
大学生の特権の一つとして、休学できるということが挙げられます。大学以外の道を見つけたり、どうしても他の事にチャレンジしたくなった方は、大学生という「肩書き」を持ったまま、一時的に大学に休み、自由な時間を手に入れることができます。
社会人であれば、このような休学の制度はもちろんなく、もし何か真剣にトライしてみたいと考えた場合、仕事を辞める以外の選択肢がありません。
休学のために必要な、大学に支払う在籍費用もとても安価であり、また就活の際も一年ほどの休学であれば、理由さえちゃんと説明できれば特に不利にもなりません。
7:貴重な書籍に触れることが出来る
大学生は学内の図書館をうまく活用出来ているでしょうか。
総合大学であれば、保有している蔵書の数は莫大であり、通常であれば、中々触れることが難しい書物も簡単に借りることができます。
本には、優れた先人達の知恵や経験が多く記されており、そこから学び取れることは、莫大です。
それらを吸収出来る環境が整っていることは、やはり大学に行く大きな意味の一つと言えるでしょう。
8:国家資格を取得できる
例えば、薬剤師国家試験を受けるためには、薬学の正規課程の、6年制薬学課程を修めなければいけません。
また、医師国家試験についても、医学の正規課程を修めることが受験の前提条件になっており、医学部を卒業しなければ、そもそも受験資格がありません。
このように、専門的な国家資格を取得し、社会に貢献したいと考えている方にとって、大学は行く意味が十分にある場所だと言えます。
9:アカデミックな道に進める
大学に進学すれば、そこで研究を行い、そのまま博士前期課程(修士課程)に進み、その後、博士後期課程を経て、教授などを目指す、アカデミックな道に進むこともできます。
厳密に言えば、論文を提出し、審査や口頭試問を経て博士号を取得する方法もありますが、一般的には前者の課程博士にて博士号を取得する方法がスタンダードです。
そのため、大学に行かなければ、このような学術的な世界に踏み込むことができません。
そのような世界にあまり興味のない高校生は、このメリットを特に魅力的に感じないかもしれませんが、その認識は大きく誤っています。
研究と勉強は別であり、実際に研究を行うことにより、深く探求することの面白さに目覚める人も大勢います。
進学をしないということは、人生においてその可能性に触れる機会が失われることを指します。
10:大卒という学歴を手に入れられる
学歴のみが重要ではありませんが、やはり、今の日本社会においては、高卒や専門卒より、大学卒の方が就職の幅が広がり、選択肢が圧倒的に増えます。
また、例え新卒で就職をしなかったとしても、「大学卒業」という肩書き自体は消えることはありません。
他者に与える印象としても、高卒よりは大卒の方が安心感があり、信頼される場合が多いです。
11:合わないと思ったら編入や転部も可能
もし、在籍中に自身の所属する学部が合わないと感じたり、他に勉強したい事柄ができたら、転部や編入をすることが可能です。
実際に私も工学部でしたが、勉強を進めて、どうしても自身の肌に合わないと感じ、情報科学に移りました。
この際、共通している単位はそのまま引き継ぐことが出来たので、単位の取り直しなどのダメージを最小限に抑えることが出来ました。
社会人になると、このように歩む道を変える場合、大きな痛みとリスクを伴うことがほとんどですが、大学生であれば、それがほとんどなく、自由に進むべき道を選択できます。
12:自身でスケジュールを組める
大学では、学生自身が自ら取りたい講義を選択することができます。
もちろん必修科目があり、ある程度は受講しなければいけない講義は決まっていますが、かなり自由度が高く、主体的にスケジューリングすることが可能です。
例えば、学業以外でどうしても他に没頭したいことが出てきた場合は、それを優先して必要最低限の講義を受講することも可能です。逆に1〜2年次は取得上限まで一気にコマ数を取り、就活の始まる3年次以降は授業を減らすなどの調整もできます。
仕事に振り回される社会人はこのような能動的なスケジューリングは中々難しいため、大学生ならではの特権であると言えます。
時間の使い方を上手く学べるという観点からも、大学に行く意味の一つと言えるでしょう。
13:魅力的な講義をいくらでも受講できる
半期で取得できる単位の上限は決まっていますが、それらに関係なく、大学生であれば基本的に興味のある講義にいくらでも出席することができます。
理系の学部の生徒が哲学や心理学などの講義に参加しても良いですし、文系の学生がプログラミングなどの講義を受講するのも自由です。
高い目標を持ち、学ぶ意欲が十分な生徒に対して、大学側が何か枷をかけることはほとんどありません。
また、大規模な総合大学であれば、その分野で偉大な実績を修めている教授の講義に参加することもできます。
このように様々な講義を通して、自身を大きく成長させることが出来る点も、大学生ならではの良さであり、進学する価値の一つと言えるでしょう。
大学に行く意味を見いだせない方がするべきこと!
大学に行く意味が中々見出せず、苦しんでいる方も多いはずです。
本項ではそのような方に向けて、ぜひ行って欲しいことや、考え方について、熱く語っていきます!
1:主体的に行動することを忘れない
大学に行く意味がないと考えている方は、大学に行けば自動的に何かが自分を変えてくれると勘違いしていないでしょうか。
そのような思い違いをしている方は、大学に行かずに社会人になっても、フリーターとして生活しても、その生活に意味を見出すことなど出来ません。
世間はあなたのお母さんではないです。あなたの様子を伺い、何から何まで面倒をみてくれることは絶対にありません。
その前提を思い出し、「大学に行く意味などないのでは」と迷っている大学生ほど、もっと主体的に行動してみて下さい。
疑問に正面から立ち向かい、自身で動き、能動的に考えれば、そこから得るものは本当に多いです。
その中に、きっとあなたにフィットする、大学に行く理由も見つかるはずです。
2:行ってみないと分からないこともある
これは特に大学に興味を持てない高校生に知ってもらいたいことですが、大学という環境に身を置かなければ分からないことも多くあります。
受動的に学ぶ高校とは大きく異なり、あなた自身の考え方や学ぶ姿勢で、大学で得るものは大きく違ってきます。
そのため、大学進学前にいくら悩んだとしても、結果的に行ってみないと分からなかったと思うことの方が圧倒的に多いです。
悩み過ぎて身動きが取れなくなってしまった人は、「進学してから、もう一度考えてみよう!」という、考え方も悪い選択肢ではないということを、頭の片隅に入れておきましょう。
3:講義を真面目に受けてみる
大学に行く意味を見出せない方の中には、講義はただ単位を取得するもので、それ以外の価値はないと考え違いをしている方もいるはずです。
もし心当たりがあるのなら、そのような方ほど、真剣に講義を受講してみましょう。
講義を行う教授達は、その分野の専門家です。深い知見を持ち、その講義でしか聞けない事柄を熱心に教えてくれます。
彼らの声に、しっかりと耳を傾け、それらを理解するように心掛ければ、つまらなく意味など感じなかった講義が、興味深いものへと変化するはずです。
4:大学で何をしたかったか整理する
大学に行く意味を見出せず、日々講義に追われて苦しんでいる方は、もう一度、なぜ自身が大学に進学したのかを考え直してみましょう。
資格取得のため、就職のため、研究のためなど、人により様々な理由が挙げられると思いますが、初心を思い出すことで、現在の自身の立ち位置が明確になります。
また、それにより、自身の今の行動が未来にどう繋がるのかが分かり、大学での授業や活動なども納得して参加できるようになるはずです。
もし、何か意味がなく、保留の状態を保ちたいがために大学進学を選択した方は、まずは「一体自分は大学四年間で何を達成したいのか」を明確にするところから始めてみましょう。
大きな目標を定めることは非常に重要です。それを決めれば、大学に行く意味も自ずと分かるはずです。
5:とにかく没頭してみる
くよくよと「大学に行く意味」について考えるより、何かに没頭して、行動を起こした方が良い場合は間々あります。
人はあまりに物事を深く考えすぎると、その思考がループし、ネガティブな感情から抜け出せなくなります。
そのため、気の行くまで考えた後は、とにかく行動を起こし、動きながら考えるようにしてみてください。
意味は「後からついてくる」場合がほとんどです。
何より、無意味と言えることに没頭できるのは、大学生の特権の一つと言えます。
ひたすら時間をつぎ込み、努力して何かを成し遂げた後、きっとあなたの中で、大学に行く意味が生まれているはずです。
6:色々な人と接する
大学内には、様々な背景を持つ、多くの人がいます。
そのため、一人で考え込んでも、答えが出ないときは、それらの人と積極的にコミュニケーションを取り、多角的な意見に耳を傾けてみましょう!
マイノリティだと思っていたあなたの考えに同調してくれたり、また、同じような悩みを抱えて苦しんでいる方は、広い学内に必ずいるはずです。
サークル活動や講義、交流会などで、他者と知り合う機会は様々あるので、ぜひ能動的に参加し、属するコミュニティの幅を広げてみて下さい。
7:大学がつまらない時の対処法を知る
大学に行く意味が分からず、学生生活がつまらないと感じている大学生は、なぜ大学をつまらないと感じてしまうのか原因を分析し、その対処方法を考えてみて下さい。
原因自体は、人により様々だとは思いますが、それを真剣に考え、学生生活を前向きに取り組むことができれば、あなたなりの大学に行く意味が見つかるはずです。
下記のエントリーに大学がつまらないと感じる方に向けて、詳しい対処法や知って欲しいことをまとめているため、興味がある方は、合わせて参考にして頂ければ幸いです!
大学に行く意味がわからない方に知ってもらいたいこと!
ここまで読み、やはり、どうしても大学に行く意味がわからないと感じている方に、ぜひ知ってもらいたいことを以下に記載します。
特に高校生であれば、大学自体がよく分からず、腹落ちしないことも多いかもしれませんが、一読頂けると幸いです!
1:人の考えや気持ちは変化すること
高校生で、大学に行くことに対して魅力が持てず、進学してもメリットがないと感じている方も多いはずです。
大学に行く以外にやりたいことがあり、現状そのこと以外考えられないから、大学に行って無駄な時間を費やすよりも、そちらに注力したいと考えるのは、ある意味自然なことです。
しかし、今一度考えてみましょう。
あなたが抱くその志やモチベーションは、何年も変わらず常に熱く燃えたぎっているものでしょうか。
人の心は必ず変化しますし、虚ろなものです。
大きな環境の変化であったり、失敗や挫折を通して、自身のやりたいことは如何様にも変わりますし、未来のことなど誰にも分かりません。
だからこそ、最低限の保険として、大卒という学歴を取得しておくことは、今後のあなたの人生において大きな意味を持ちます。
そのことを真摯に受け止めて、それを踏まえた上で進学についてしっかりと考えてみて下さい。
2:学費はほとんどの場合大きな問題にはならない
大学に行く意味が見出せない方の内、学費が気になっている方も多いはずです。
しかし、基本的に学費の問題は本人の努力でどうにかなることがほとんどです。
国公立大学に進学すれば、学費は私大の半分で済みますし、家計が苦しく学費を捻出できない場合は、奨学金の制度も利用できます。
奨学金は借金だという方もいますが、第一種奨学金であれば無利子で借りられますし、貸与期間中に特に優れた業績を残せば返還免除を受けることもできます。
詳細は日本学生支援機構(JASSO)のHPを参考にして下さい。
このため、学費の問題で大学進学について疑問符を抱いている方は、様々な支援制度をもう一度見直し、考え方を改めることをおすすめします。
3:あなたの行動次第で大学は有益にも無益にもなる
何かを吸収しようという強い気持ちを持っていれば、多くの人が無益だと感じる行動の中からでも多くの学びを得ることができます。
逆に、常に後ろ向きで、ネガティブな考えを抱えたままでは、どんなに素晴らしい体験をしたとしても、そこから有益な「何か」を学び取ることは出来ません。
当たり前のことのように聞こえるかも知れませんが、その当たり前は大学にも当てはまります。
あなたの気持ち次第で、大学はあなたの人生において、かけがえの無い、貴重な体験や知識をもたらしてくれる場所にもなれば、何も得られず、ただ時間とお金を食い潰す、無意味な場所にもなり得ます。
結果は、人の向上心や気持ちで大きく変化します。
大学を無意味だと断じる前に、その当たり前のことをもう一度思い出してみましょう!
まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
大学に行く意味について、実体験も含めて、様々な視点から記載していきました。
この中に、あなたにとってピンとくるものが一つでもあれば、これ以上嬉しいことはありません!
大学は学問を学ぶだけでなく、かけがえの無い友人を作れたり、尊敬できる方に出会えたりと、様々な要素が詰まった場所です。
それら素晴らしい体験が、あなたの大学生活に訪れることを願って止みません!
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