仕事でミスをする人はどんな特徴を持っているのでしょうか。また、仕事でミスをしがちで、それを改善したいと考えている方は、どのような方法を行えば良いのでしょうか。
今回の記事では、それら仕事のミスについて悩んでいる方に向けて様々な観点から、私自身の体験談も含めて熱く語っていきます!
以下、目次となります。
目次
仕事でミスする人の特徴は?
仕事でミスをしやすい人はどのような特徴を持っているのでしょうか。色々な事項が挙げられますが、その中でも特にしってもらいたいものについて、本項に記載していきます。
①:自信過剰である
仕事でミスをする人の特徴の一つとして、「自信過剰」が挙げられます。
自身のスキルや経験に、過剰な自信を持っているため、「自分が間違うはずがない」と確認を怠り、ミスを招きます。
仕事に対して自信を持つこと自体は、モチベーションを保ち、質の良いアウトプットをするために必要不可欠です。
しかし、それが行き過ぎてしまうと、人間関係にも悪影響を及ぼし、上手く周りと連携できず、結局は失敗を犯してしまいます。
②:怠け癖がある
面倒くさがりであり、仕事をサボったり、怠けることばかり考えている人もミスを犯しやすいです。
特に業務に対してのモチベーションが低く、とにかく早く仕事を切り上げて帰宅することばかり考えている人は、仕事の品質が非常に低く、雑になりがちです。
また、怠け癖がある方は、とにかく楽な方へと気持ちが流される傾向があるため、たとえミスが発生しても、それを隠すことが往々にしてあります。
③:他者の助言を拒み一人で行おうとする
一人で全ての業務をミスなく完璧に行える人は、ほとんどいません。
そのため、仕事を失敗なく進めるには、他者のアドバイスに耳を傾け、コミュニケーションを取り、協業しながら推進する必要があります。
しかし、それが苦手で、同僚から距離を取り、独力で進めてしまう方は、やはりミスも多くなります。
また、この特徴を持っている方は、ミスが発生した場合、それを他者に相談することができないため、一人で抱え込んでしまいがちです。
④:経験が足りていない
人は誰しもミスを犯す生き物です。しかし、何度も失敗した経験を通して、そこから学び取り、段々とミスが減っていきます。
そのため、そもそも経験値が足りておらず、業務に不慣れな方は、やはりエラーが多くなってしまいます。
これは他の特徴と比較して、誰しも経験する、仕方のないものですが、真面目に仕事に取り組んでいる方が、ミスをする要因の一つであるため、本項に記載しました。
⑤:仕事の着地点や背景が見えていないまま業務を進めている
仕事の全体像が見えないまま、その背景を理解せず業務を進めると、必ず着地点がずれてしまい、ミスが発生します。
業務に真面目に取り組んでいるのにも関わらず、どうしてもミスが減らない方は、この要因により失敗をしている場合が多いです。
特に、規模が大きいプロジェクトにおいて、その一部を担当する際は、自身の業務範囲以外にも、その案件自体がどこを目指しているのかをきちんと把握しておく必要があります。
ミスが多い方は、この確認を怠り、目の前の業務を片付けることに気を取られてしまいがちです。
⑥:勉強することに抵抗感を持っている
勉強すること自体に大きな抵抗感を持っている人も、ミスが多いです。
どのような業務でも、学ぶことがあり、より練度を上げるためには、日々の自己研鑽は欠かせません。
それに抵抗があり、勉強を怠け、今持っている知識のみで業務を回そうとすると、必ず歪みが生まれ、ミスが発生します。
また、この特徴を持つ人は、新しい知見を取り入れることについても抵抗があり、仕事を効率化することも苦手であるため、業務に必要以上の時間をかけてしまう欠点もあります。
⑦:集中力が欠如している
集中力がなく、仕事の最中、注意力が散漫になっている方は、やはりミスをしやすいです。
特に、細かい作業が続くデスクワークを担当している場合、集中力の欠如が大きな失敗に繋がってしまうことが、往々にしてあります。
もちろん、あまりミスをしない方が、業務中、常に集中して作業に取り組んでいるわけではありません。
彼らは、普段の業務はそこそこの力で流しますが、ここぞという時には、しっかりと集中力を発揮して、職務に取り組んでいます。
仕事でミスをしやすい方に送る改善方法!
上記で仕事でミスをしやすい方の特徴について、大凡は掴めたのではないでしょうか!
本項では、より掘り下げ、仕事でミスをする方に向けてその改善方法を熱く語っていきます!
ミスしがちな方で、それを直したいと考えている方はぜひ参考にしてください!
①:重要なものは必ずダブルチェックを行う
仕事における全てのアウトプットでダブルチェックを行う必要はありませんが、重要なものについては、可能な限り第三者を交えてレビューを行う癖をつけましょう。
特にメールについては、誤送信により、情報漏洩などのセキュリティ事故を起こしかねないため、慎重になる必要があります。
ミスをすること自体は悪いことではありません。
しかし、そのミスについて、ダブルチェックを怠ったことにより見逃してしまうのは、大きなマイナスであり、あなたの信用にも関わります。
実際に私も、社外メール送信の際や、重要な資料を作成する際は、必ず第三者にチェックしてもらうように心がけています。
ダブルチェックを行うほど、手間が増え、面倒だと感じる方も多いですが、それを怠り、ミスをした場合、そのリカバリーに必要な労力の方が圧倒的に無駄です。
②:なぜミスをしたのか振り返りを行い再発防止に努める
ミスをした際に、それをそのまま放置していないでしょうか。
何も対策を行わない場合、また同様のミスを犯してしまい、非常に効率が悪いです。
そのため、間違いを犯した時は、なぜそのエラーが発生したのかを、きちんと振り返り、同じことが起こらないように、再発予防策を検討してみましょう!
些細なミスに対しても、しっかりと対策を立てれば、業務中のミスがどんどん減り、仕事の精度も高まるはずです!
③:タイムマネジメントをしっかりと行う
業務が逼迫し、時間が足りなくなると、とにかく目の前を仕事を仕上げようと焦ってしまい、アウトプットの品質が著しく低下します。
その結果、ミスを連発してしまうのは、業務が忙しい方ならば、誰しも経験があることです。
心当たりがある方は、ぜひ日々の業務でタイムマネジメントをきちんと行い、時間の管理を徹底するように心がけてください。
時間に余裕ができれば、丁寧に仕事を行う余裕が生まれるため、必然的にミスも減少します。
以下のエントリーに具体的なタイムマネジメントの方法について記載しているので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
④:煩雑な仕事の効率化を図りミスを減らす
煩雑な仕事に追われ、ミスが頻発している方は、ぜひ業務の効率化を図ってみましょう。
テンプレートをうまく活用したり、必要のない業務を断捨離したりと、見直すべき点は多くあります。
仕事に対する工数を最適化することで、業務自体のステップが圧縮されるため、ミスも起こりにくくなりますし、成果物の品質向上も望めます。
以下のエントリーに仕事の効率化について、具体的な方法をまとめているため、そちらも合わせて参考にして頂ければ幸いです。
⑤:業務に対する知識を深める
業務に対しての無知は、失敗を招く大きな要因の一つです。
そのため、学習を進め、仕事に対しての知見を深めれば、ミスをする回数はぐっと減ります。
特に、私と同様に技術職の方は、自身の保有している知識量やスキルによって、仕事の品質が左右されるため、常に意欲的に学ぶ必要があります。
知識を深めれば深めるほど、失敗したときの対処法や、ミスをしやすい箇所も把握できるようになるため、業務の精度が上がる点もメリットです。
⑥:他者の失敗から学ぶ
自身で犯したミスから学ぶことも重要ですが、他者が犯したミスから学ぶことも、同じように大切です。
特に優秀な先人が犯した失敗から学べることは多く、それを踏まえて業務にあたることで、ミスは間違いなく少なくなります。
また、自分で失敗をする前に学習できるため、リカバリーの時間を削減でき、その点でも効果的です。
会社内には、過去の失敗を踏まえて様々な知見が蓄えられていることが多いため、ぜひ空いた時間でそれらを閲覧し、自発的に勉強を進めてみましょう!
⑦:自分はミスをしていると考えて見直す
作成した資料を自身でセルフチェックするとき、「どうせ間違っていない」と考えて見直していないでしょうか。
そのように、ミスをしていない前提で資料を見直しても、エラー箇所を発見することは出来ず、時間も無駄になります。
「必ずどこかに間違いがある」と仮定することが重要であり、その気持ちをもってチェックすることで、初めて意味のある照査を行うことができます。
ミスを確認する姿勢の問題になりますが、重要な事項になるため、思い当たる節がある方は、今一度自身を戒めてみてください。
⑧:体調を整え、万全の状態で仕事に臨む
そもそも、体調が優れない場合は、仕事に対して集中力を発揮できず、ミスが頻発します。
これは、肉体的な異常はもちろんのこと、精神的な不調も含まれます。そのため、日々しっかりと健康管理をして、万全の態勢で仕事に臨むように心がけましょう。
これはミスなく仕事を行うための、基盤となる事柄であるため、当たり前のことと思うかも知れませんが、決して軽視してはいけません。
生活リズムを整え、十分な睡眠を取り、バランスの良い食事に気を付け、常にパフォーマンスを高く維持できるように配慮することが、ミスをなくす第一歩です!
⑨:仕事を一人で抱え込まない
仕事を一人で抱え込み、周りの支援を得られない場合、業務負荷が増えてしまい、結果的にキャパシティオーバーを招き、ミスが増加します。
そのため、早めに上司に相談するなど、一人で仕事を抱え込まないよう、周りと連携しましょう。
仕事は一人で行うものではありません。日頃から同僚とコミュニケーションを取り、良好な関係を築くことも、ミスなく仕事を進めるための重要な要素の一つです。
⑩:業務の集中を乱すものをデスクの上に置かない
スマホや仕事に関係のない書籍など、無駄なものがデスクに散らかっていませんか?
ものが溢れたデスクでは、集中力を奪われてしまい、ミスも多くなってしまいます。特に業務中、私用のためにスマホを触っている方は、それを改め、仕事中は電源を切るなどの対処をしましょう。
散らかった机を片付け、きちんと仕事に向き合う環境が整えば、それだけでもミスが少なくなることが多いです。
⑫:こまめに報連相を行う
報告、連絡、相談はビジネスにおいてなくてはならない要素の一つです。
基本的なことですが、ミスを少なくしたい方は、まずは報連相を徹底してみましょう。
上長の視点から見ても、こまめに報連相を行い、進捗報告を行う部下は、管理しやすく、評価も上がりやすいです。
また、部下の視点から見ても、報連相を行うことにより、責任を担保できるため、たとえミスをしても、自分のみが追及されることがなくなり、安心して仕事に励むことが出来ます。
⑬:タスク管理を行い抜け漏れをなくす
多くのタスクに追われ、それを何とか仕上げているうちに、はじめに依頼された仕事を忘れてしまって、ミスを犯したことは、誰しも一度は経験があることではないでしょうか。
自身が受け持つタスクをしっかりと進捗管理して、抜け漏れないようにすることも、ミスを防ぐ重要な方法の一つです。
もちろん、全てのタスクをエクセルなどでしっかりと管理するのは、時間を浪費してしまうため、非効率ですが、自身が持つ重要なタスクについては、常に進捗を把握し適宜状況を確認するように心がけましょう。
⑭:メールは常に整理整頓する
特にデスクワークで、メールが一日何通も届く方は、それを常にフォルダ毎に分類し、整理整頓するよう心がけましょう。
特に意味のない迷惑メールと、重要なメールが同じフォルダに配信されている状態では、抜け漏れが発生し、見落としなどのミスを招きます。
メール振り分けの設定をするのが面倒だと感じる方もいるかも知れませんが、きちんと初期設定すれば、その後はルールを継ぎ足していくだけで事足ります。
メールの検索にかかっていた時間を短縮できるメリットもあるため、メールがトリガーとなり、ミスを起こしがちな人は必ず実施しましょう。
仕事でミスをする部下や後輩におすすめの指導法は?
よくミスをする部下に手を焼いている上司も多いのではないでしょうか。実際に私も後輩の指導の際に、何度も壁に当たったことがあります。
その経験を踏まえて、以下、おすすめの方法を記載します。
①:ミスを認めたのであれば、それ以上追及はしない
部下や後輩がミスを認めたのであれば、それ以上その事柄について追及することは絶対に止めましょう。
長々と説教を行っても、それは相手の神経をすり減らすだけ、大きな効果は望めません。
また、あまりに過度に行うと、パワーハラスメントともとられかねないので、十分に注意する必要があります。
もし、部下のずさんなミスの報告を聞き、カッとなってしまった場合は、一度深呼吸をして、頭を冷静にしてから会話するように心がけて下さい。
②:フィードバックを必ず行う
ミスが再発しないように、部下や後輩と共に、振り返りを行い、フィードバックをしましょう。
しっかりと対話し、改善点を洗い出せたのであれば、その分相手は成長し、より高品質なアウトプットができるようになります。
もし、一度のフィードバックでは足りない場合は、何度も行い、相手が腹落ちするまで繰り返してください。
③:部下の体調には特に気を配る
部下や後輩の体調管理も上長の責任範囲となります。そのため、相手が最高のパフォーマンスで活躍できるように、体調には常に気を配るように心がけましょう。
また、業務に対するモチベーションについても、敏感に察知するように努めてください。
やる気が下がっている部下がいたら、積極的に声がけを行ったり、相談する場を設けて本音を聞き出してみましょう。
部下の調子を完全に把握することができれば、業務も割り振りやすくなり、全体としての生産性も向上します!
仕事でミスをする人が注意すべきこと!
仕事でミスをする人に、ぜひ注意してもらいたいいくつかの事項があります。以下には、その中でも特に注意してもらいたいことを記載していきます。
①:ミスを隠した場合のリスクを考える
仕事でミスをすることは、誰しも恥ずかしいと感じるものです。
特に、自尊心が大きい方ほど、その傾向が強く、時には失敗自体を隠蔽してしまうこともあります。
しかし、ミスを隠すのならば、そのリスクをしっかりと考慮しましょう。
もし、バレてしまった場合、どのようなハレーションが生じるのかをきちんとシミュレーションし、考えうる危険性を洗い出してみてください。
そして、それらリスクを鑑みたとき、大抵の場合は、早めにミスを認め、謝罪をした方が良いという結論になります。
②:小さなミスが大きな失敗を招くことがある
あなた自身は小さなミスだと思い、看過していた事柄が、放置しているうちに、大きく育ち、取り返しのつかない事態に陥るのは、往々にしてあることです。
そのため、たとえ小さなミスだとしても、きちんと向き合うことが何より肝要です。
また、一人で考え込まず、早めに周りを巻き込み、ミスの内容について議論するのも重要です。
小さなミスの内は対処は容易いですが、それが大きく炎上してしまうと、鎮火までに、多大な労力がかかるため、ぜひ注意して下さい。
③:情報漏洩などのセキュリティに関するミスは絶対にしないようにする
企業により異なりますが、多くの顧客情報などを抱えている場合は、特に注意してもらいたい事項です。
情報漏洩などの重大なセキュリティに関するミスは絶対にしないように気を付けましょう。
会社の信用を失うだけでなく、最悪の場合、賠償問題にまで発展する恐れがあります。
また、PCのウイルス感染などが発生した場合も、業務が何日もストップしてしまうため、多大な影響がでます。
④:社内規定には必ず従う
仕事でミスをした場合、そのミスが社内規定に沿って業務を進めた中で発生したものなのか、それとも、個人の裁量で勝手に判断して失敗したのかで、その後の処罰の重さが違ってきます。
前者の場合は、社内のルールの中で起こった事象のため、大きく責任を追及されることはありませんが、後者の場合は、勝手な判断により引き起こしたミスのため、責任を問われる可能性が高いです。
社内規定や、会社のルールは、面倒に感じることも多いと思いますが、それは、あなたを守るための盾でもあります。
仕事でミスをしがちな方は、その前提を忘れないように注意して下さい。
まとめ
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。
自戒の意味も込めて、自身の仕事を振り返り、仕事のミスについて、その原因から対処法まで、詳細に記載していきました。
仕事のミスが完全になくなることはありません。なぜなら人はミスをする生き物であり、例えどんなに完璧な人でも、必ず間違いを犯すからです。
しかし、そのミスを振り返り、対処法を確立することで、再発を未然に防ぐことができ、仕事の精度もよりアップします。
本エントリーが、少しでもその手助けになれば、これ以上嬉しいことはありません!
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