今回は、大学生でバイトしない方に向けて、不利(デメリット)になる点や、逆にメリットになる点を、私の体験談も踏まえて、詳細に説明していきます。
合わせて、大学生が気になる、バイトしないことによる就活への影響についても語っていくので、ぜひ参考にしてください!
以下、目次となります。
目次
大学生でバイトしないと就活に不利なのか?
まず、大学生でバイトしない方が一番気になっている点は、就活で悪い印象を与え、不利にならないかということではないでしょうか。
これは、様々な意見があるとは思いますが、結論として、ほとんど関係ないと言えます。
なぜなら、面接官はバイトを継続したことを評価するのではなく、大学時代に「何かに対して継続して真剣に頑張った」ことを評価するからです。
そのため、バイトでなくても例えばサークル活動であったり、研究であったり、勉強であったりなど、他に努力した点があれば、それらで十分にアピールできます。
実際に、私自身リクルーターとして、何度も面接をしたことがありますが、バイト経験の有無で志望者を振り分けたことなどありません。
もちろん、飲食業界やアパレル業界などであれば、バイトでの経験がそのまま業務に生きるため、ある程度は考慮されるとは思いますが、そこまで大きなウエイトを占めるわけではありません。
あなたも面接官であれば、ただ大学4年間、何も考えずにバイトをしていた人よりも、バイトをしていないけれど、積極的に様々なことを経験し、主体的に動いていた人を評価するはずです。
大学生でバイトしない場合不利になること!
では、就活以外の要素で、大学生がバイトしない場合不利になる点は、何が挙げられるでしょうか。様々ありますが、以下に具体的に記載します。
①:自由に使えるお金が限られる
バイトをしないのであれば、当然収入が少なくなり、自由に使えるお金が限られます。
両親から多額の仕送りをもらっている大学生であれば別ですが、普通の大学生であれば、友人と遊ぶための遊興費や、好きな服を買うための被服費の捻出にも苦労するはずです。
特に実家から離れて一人暮らしをしている大学生や、授業費の高い私立大学に通い、親からの援助もない場合はそれが顕著です。
お金にいつも困っており、金欠状態が続いてると、精神的にも余裕がなくなり、大学生活を満期することも難しくなります。
②:社会人になるまえに労働してお金をもらう経験を積めない
バイトは社会人になる前に「労働して、その対価としてお金をもらう」ことのよい練習になります。
そもそも、大学生であれば、まだ会社などになじみがなく、「労働」の大切さを知る環境がほとんどありません。
しかし、バイトを通して、組織の一員として貢献することで、それらを事前に体験することができ、お金の大切さ、労働の重要性を身をもって経験することができます。
また、バイト先によっては、ビジネスマナーなど社会人の常識などを学べるところもあるため、それらをうまく吸収することで、社会人になった時に他の大学生よりも早く環境に順応することができます。
バイトをしない場合は、それらの経験を積むことなく、卒業後、いきなり会社に属することになるため、やや苦労する点が出てくるでしょう。
③:バイト先での出会いがない
意外と軽視しがちな点ですが、大学生でバイトしない場合に不利になる点の一つです。
バイトは大学生にとって、大学以外で他の方と交流を持てる貴重な場の一つになりますが、バイトしない場合、その出会いが全くなくなります。
バイト以外でも本人が積極的に活動すれば、学会やインカレサークル、社会人サークルなどへの参加で、学外の方との出会いは多くあるため、人によっては、あまり不利に感じないかもしれません。
しかし、バイトでは、他の方と共通の仕事を通して交流を図れるため、仲も深まりやすく、実際にバイトを通して恋愛に発展した学生カップルも多くいます。
そのため、このような新しい出会いの機会が減るということは、やはりバイトをしない一つのデメリットと言えるでしょう。
バイト以外での大学生の出会いの場については、下記のエントリーにまとめてあるため、興味がある方は、合わせて一読下さい!
④:リゾートバイトなどは社会人になると難しい
リゾートバイトなど、長期休暇中に住み込みにて行うバイトは、社会人になるとまず不可能となるため、休みの長い大学生のうちしか経験することができません。
そのため、大学生でバイトしない選択肢を取る場合は、このような貴重な経験を積めないというデメリットがあります。
他のバイトとは異なり、リゾートバイトは様々な背景を持つ方が参加しており、勤務終了後はアクティビティを楽しむことができるなど、メリットも多いです。
そのため、個人的には、学生であれば一度は体験したほうが良いと考えています。
以下のエントリーにリゾートバイトについては、詳しくまとめているため、興味がある大学生はぜひ参考にしてみましょう!
⑤:コミュニケーション能力をバイトを通して磨けない
バイトは単にお金をもらうだけでなく、他者と関わり、コミュニケーション能力を
伸ばせるという一面も持っています。
特に目上の方への対応方法や、お客様との接し方を学べるという観点から、社会性を積む経験になりますが、バイトをしない場合それらを学習する機会を一つ減らしてしまうことになります。
大学生でバイトしないメリットとは?
では、逆に大学生がバイトしない場合、得られるメリットはどのようなものがあるでしょうか。
本項ではそれらについて、具体的に解説していきます。
①:バイトしない分、自由な時間が増える
バイトに充てる時間を、すべて自分の時間にすることができるので、自由な時間が格段に増えることは、大きなメリットと言えます。
その空いた時間で、資格の勉強や、研究を進めてもよいですし、何か新しいことに積極的にチャレンジしてもよいでしょう。
空いた時間をどのように過ごせばよいか分からないという大学生の方に向けて、以下のエントリーに大学生がやるべきこと、経験すべきことをまとめているため、そちらも合わせて参考にしていただければ幸いです!
②:バイト先でのトラブルがなくなる
バイト先で発生するトラブルに巻き込まれなくなることも、バイトをしないメリットの一つと言えるでしょう。
急にシフトを割り振られ、断ることもできなかったり、また、無理な残業を頼まれることも、バイトをしていなければありません。
バイト先によっては、人手が足りず、かなり無理な注文をしてくる場合があるので、それを断る労力が面倒だと感じる大学生にとっては、非常に大きなメリットになるでしょう。
③:バイトのシフトに縛られることがなくなる
自由な時間が増えるメリットと若干かぶりますが、バイトをしないことにより、シフトに縛られることがなくなり、自分の思うようにスケジュールを組むことができるようになります。
バイトのシフトの関係で、取りたい講義を辞退することもなくなりますし、友人との遊びも空いている時間に簡単に入れられるようになります。
大学生でバイトをしない、したくないのならするべきこと!
バイトしないと決めた大学生に、その空いた時間を使って、ぜひしてもらいたいことを本項では記載していきます!
バイトをせず、だらだらと時間を過ごしている大学生は必見です!
①:ブログを書いてみる!
個人的にバイトをしない大学生に、ぜひおすすめしたいのが、ブログを書くことになります!
ネット上で個人メディアを持ち、発信することで、様々な発見を得ることができますし、継続的な広告収入を得ることもできます。
それ以外にも多くのメリットがあり、初期費用もほとんどかからないため、興味がある大学生は、ぜひチャレンジしてみましょう。
以下のエントリーに大学生のブログの始め方や、より細かいメリットについて記載しています。そちらも合わせて参考にしていただければ幸いです!
②:短期のバイトを検討してみる
バイトのシフトで日程が埋まってしまい、自由にスケジューリングできなくなることに
どうしても抵抗感がある大学生は、短期のバイトを検討してみましょう。
ショットワークス などの日雇い・短期バイトの専門求人サイトであれば、空いた日の前日にバイトを入れて、サクッと働くことが可能です。
時間を有効活用でき、何より面倒なシフトに縛られることもなく、「バイトをしている」という体裁も整うため、気になる大学生はぜひチェックしてみてください!
また、以下のエントリーおすすめの短期バイトについてもまとめているため、短期バイトには、まずどんな職種があるのか知りたいという方は、そちらから目を通していただければ幸いです!
③:バイト以上に価値のある経験を積む
バイトをしていないことで、就活に与える影響が気になる方は、胸を張って面接官に言えるような経験を積むように努力しましょう。
それはサークル活動でもよいですし、ボランティアでも、研究活動でも、なんでも良いです。
重要な点は、あなたが自分の頭で考え、真剣に悩み、何かを達成したと、自信を持って言えることになります。
そのような経験さえあれば、たとえバイトをしていなくても就活で困るようなことは、まずないと言えるでしょう。
④:勉強にひたすら励む
大学生の本分はやはり勉学に励むことにあります。そのため、バイトを行わないのであれば、空いた時間で思い切り勉強に取り組んでみましょう。
総合大学であれば、図書館には多くの蔵書が揃えられているため、それらを片っ端から漁ってもよいですし、興味のある講義を積極的に受講し、知見を深めるのも良いかもしれません。
空いた時間で、常に学習に励めば、4年後には他大学生と比較して、大きくリードしていること間違いなしです!
⑤:学内のバイトを検討してみる
バイトへの出勤が面倒だと感じる方は、大学内で募集しているバイトに参加するのも方法の一つです。
図書館での司書業務や、ティーチングアシスタントなど、大学生限定のバイトは、講義の合間の短い時間でもシフトに入ることができ、時給も高い傾向です。
実際に私もティーチングアシスタントとして講義の手伝いをしていましたが、得るものも多く、非常にためになるバイトでした。
バイトをしていない状態の肩書が気になる方は、このように学生限定のバイトもあるため、ぜひ考慮してみましょう!
募集形態は大学により様々ですが、掲示板に記載があったり、学生課に問い合わせを行えば、紹介してもらえるはずです!
大学生でバイトしない方に注意してもらいたいこと!
大学生でバイトをしないという選択をした方に、いくつか注意してもらいたいことが
あります。以下では、それらについて具体的に説明していきますので、参考にしていただければ幸いです!
①:バイトがないからといって、だらだら過ごすのはNG!
バイトをしないでせっかく作った自由時間だからこそ、ぜひ有効活用しましょう!
ゲームや漫画ばかりを読んで、だらだらと過ごすのは、確かに大学生の特権ではありますが、大きな時間の損失となります!
特に、両親からバイトする必要がないほど、多くの仕送りをもらっている大学生ほど、気を引き締めて、大学生のうちにしかできないことを、積極的に行っていきましょう。
②:社会人になるとバイトは難しい
社会人になると、会社に時間を取られてしまい、バイトをすることが非常に難しくなります。
特にシフトに入って長期的にバイトを行うことは困難で、バイトの種類はかなり限られます。そのため、バイトをしないと選択した方は、その前提をよく理解しておく必要があります。
③:ネット上の甘言に惑わされないこと
インターネット上には、特にデメリットを記載することなく、大学生がバイトをしないことを肯定的に記載しているサイトが散見されます。
それらについて、確かにある意味では正しいかもしれませんが、デメリットに目をつぶった、無責任な意見であるとも言えます。
物事には、必ず利点と不利点の両方が存在します。そのため、それらをきちんと鑑みて、判断することが何より重要となります。
大学生であるならば、しっかりとそれを判断する能力は備わっているはずなので、多角的な意見を考慮した後、バイトをするかしないか判断しましょう。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。大学生でバイトしない方に向けて、色々な角度から詳細に説明していきました。
実際にバイトをするか、しないかは、その方の選択しだいで、正解はありません。しかし、メリットやデメリットをしっかりと把握することで、後悔のない選択をすることができます。
本エントリーがあなたの選択の助けになれば、これ以上嬉しいことはありません!
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