はい、ウマキです。
今回のエントリーでは、恋愛映画(邦画・洋画)のおすすめ21選について、説明します!
ラブストーリー皆さんは好きでしょうか。私は正直、多くの女子高生が好むような、少女漫画的な恋愛物語は苦手です。その為、今回は私のような方でも十分感動出来る、ヒューマンドラマ要素強い作品を中心に選出しました。
【2018/03/28 今夜、ロマンス劇場で 追加】
愛は貴重で、人生に於いて欠かす事が出来ないほど、重要なピースの一つです。今回紹介する映画はその中でも、様々な愛の形を私達に示してくれます。
強く真摯で真っ直ぐな愛であったり、嫉妬と独占を伴うどす黒い愛であったり、形は様々ですが、そのどれもが人を捉え、私達に愛を深く考えさせてくれます。
以下選出規定です。
- 恋愛映画であれば、邦画・洋画問いません。(しかし、ウマキは洋画の方がすきなので、必然洋画の割合が多いです。)
- メジャー、マイナー問わず選出します。
このエントリーを読んで、多種多様の愛の形について、あなたが少しでも振り返る事が出来れば、これ以上嬉しい事はありません。
では、いってみましょう!以下簡単な目次となります!
目次
名作恋愛映画(洋画)19選の紹介!
アメリ
恋愛映画の中で、私が一番好きな作品です。恐らく、5回以上は見返していると思います。空想好きなアメリが、恋に落ち、青年ニノに好意を寄せます。
プロットはシンプルですが、空想を織り交ぜる事で、他の恋愛映画には見られない様々な展開を見せ、鑑賞者を魅了します。中々素直になれないアメリにやきもきしながらも、観ていて不思議と心が温かくなる映画です。
ブラックユーモアを伴った、笑って感動出来る作品ですが、その根底には、コミュニケーションの不全という、重いテーマを扱っています。それを真摯に描いているからこそ、何度視聴しても感動する傑作に仕上がっています。
恋愛映画好きで本作品を観ていない人は、人生の半分を損していると言っても過言ではないほどの名作です!是非チェックしてみて下さい!
アバウト・タイム 愛おしい時間について
心に深く沁みる、愛の物語です。本作品は主人公ティムが持つ、過去に戻れる能力を軸に、タイムループをテーマとして進行しますが、それは、物語の本質ではありません。
この物語は、ティムとメアリーとのちょっと変わった恋愛を通して、視聴者に、日頃気に留めない日常にこそ、温かな幸せ存在する事を気付かせてくれます。
メアリーを演じるレイチェル・マクアダスの笑顔が本当に魅力的です。またサブキャラクターとして登場する、ティムの妹であるキット・カットも私は好きになりました。
登場するキャラクター全てが、愛おしいと思える、愛に溢れる作品です。
恋愛したくなった時、結婚したくなった時に見れば、間違いなく胸がキュンとしてしまいます。本作が気に入った方は同監督の『ラブ・アクチュアリー』も、是非チェックしてみて下さい。
ウォーム・ボディーズ
ゾンビ映画とラブストーリーという異色の組み合わせですが、その両方の特徴上手く融合出来ており、笑って泣ける傑作に仕上がっています。
ゾンビの青年であるRが、人間の女性である、ジュリーに恋することで、物語は進んでいきます。ゾンビの特性の描写も良く、脳味噌を食べると、その人の過去を共有できるという設定は、上手く物語に馴染んでいました。
愛の重さ、そして愛が持つ秘めた力について、考えさせられる作品です。ゾンビ青年Rを演じる、ニコラス・ホルトの演技も役に合っており、映画に深みを与えています。
ゴア表現は控えめなので、単純にラブストーリーとして楽しみたい方も、是非視聴してみて下さい。
きみに読む物語
別れた恋人同士の心情を丁寧に描いた、恋愛映画の佳作です。有名な作品なので、一度は鑑賞した事がある方も多いのではないでしょうか。
家族と夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来たアリーは、地元の青年ノアから熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになります。
純愛系の作品なので、私の様な人にとっては、眉をひそめてしまうシーンもありましたが、それでも結末は、ほろりと涙が頬を伝いました。
一途でまるで水晶の様に輝く、純粋な愛が画面に溢れています。純愛系の作品の中では特におすすめな1作なので、ベタな恋愛映画を敬遠している人も、是非ご視聴下さい。
タイタニック
映画史上、最も興行収入を挙げた映画です。流石に有名すぎる作品なので、今回取り上げるかどうか迷いましたが、恋愛映画を語るのであれば、絶対に外せない1作なので、今回ランクインさせました。
1997年上映の映画なので、既に20年以上経過していますが、その色は決して褪せる事はない、まさしく不朽の名作と言えるでしょう。
ジャックとローズの熱く甘い恋は、例え悲劇になると分かっていても、心に沁みます。また、この物語は100歳になったローズを語り部とすることで、より深みのある作品に仕上がっていると思います。
製作の秘話も面白いので、興味のある方は、是非下のリンクを読んでみましょう。タイタニックポーズも流行りましたね・・・。懐かしい・・・。
歴史を知る上でも、まだ未視聴の方は是非一度観て下さい!
シザーハンズ
エドワードは、人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、両手がハサミのまま残されてしまう。ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた・・・。
ティム・バートン監督作品の中でも、非常に有名な作品です。タイトルだけであれば、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
まるで人形劇を観ているかの様な演出で、登場人物やプロット、舞台に不思議な感覚を覚えました。
ラストもハッピーエンドではなく、非常に切ない幕引きでしたが、それでも鑑賞者の心に強く残る不朽の名作だと思います。
題名から、B級ホラーを想像して、観る事を敬遠している方は、是非ご視聴を。これは、もどかしさを内包した、ピュアで純真な愛の物語です。
ブリジット・ジョーンズの日記
観ると、明るく、楽しくなれるラブコメディです。
30代女性の等身大の生き方を描いた作品ですが、娯楽作品よりの傾向が強く、単純にドタバタコメディとして楽しめました。
主人公のキャラクターや、その恋愛模様が細かく描写されていた点は面白く、空回りしながらも前へ進む努力をするブリジッドの姿を見ると、応援したい気持ちになります。
女性向けの映画ですが、男性が見ても十分に楽しめます。
但し、下ネタが無理な方や、ジョークやユーモアに眉をひそめてしまう方は、視聴する事を控えた方が良いでしょう。
日常の嫌な事を忘れて、とにかく笑ってハッピーな気分になりたい時に是非見て下さい!カップルで一緒にレンタルして、視聴しても、面白い映画だと思います。
ラブ・アゲイン
完璧な生活を送っていたキャルは、妻エミリーから離婚を申し出られ、人生が一変します。冴えない孤独な日々の中で、遊び人ジェイコブと知り合い、様々な助言を受けますが・・・。
話題の映画『La La Land』で共演していた、ライアン・ゴスリングとエマ・ストーンが出演しているとの情報を得て、興味を持って視聴した映画です。ラブコメディの中でもトップレベルに入る仕上がりで、大変満足出来ました。
構成が非常にしっかりしており、伏線の張り方が絶妙で、物語が終盤に進むほど、画面から目が離せなくなります。絡み合う人間関係の描写が、本当に巧みであると感じました。
ラストも良い意味で期待を裏切ってくれたので、もし、何か面白い恋愛映画を探している方は、まずは本作品を視聴することをおすすめします!
ブルー・バレンタイン
あるカップルの出会いから結婚、そして破局までを描いた作品です。
お互い心から愛し合い、結ばれた後、一緒に生きていく事の難しさについて、淡々と、しかし現実的に描いています。
視聴する際、かなり覚悟のいる作品です。 これから結婚を考えている方や、パートナーとあまり上手くいっていない方は、視聴を控えることをおすすめします。
恋愛は成就する時が一番大きな盛り上がりを見せます。その為、通常その後の倦怠期はほとんど取り上げられません。しかし、本作品はそれらを含め、愛の始まりから終わりまでを、余すところなく、全て描いています。
まるで、現実の1つの夫婦を切り取った様な作品です。愛について、美しい部分も汚い部分も合わせて、深く考えたい時に視聴してみて下さい。
ユー・ガット・メール
メグ・ライアンとトム・ハンクスが主演のインターネットから生まれる恋を描いた作品です。
絵本屋を経営するキャスリーンと、その近くに大手本屋チェーンをオープンさせたジョーの物語です。二人は現実世界では競合として、いがみ合っていますが、 顔の見えないネットの世界では、お互いに気付かず、ハンドルネームを使って、やり取りしていました。
物語は王道なのですが、嫌みな点が無く、ベタな恋愛映画が嫌いな私でも、十分に楽しむ事が出来ました。
かなり古い作品ですが、若いトム・ハンクスが見れるという点でも、おすすめです!心に届くピュアな恋愛物語を、ゆっくり堪能したい時に見てみましょう。
(500)日のサマー
演出が凝っており、斬新です。題名の通り、主人公トムが、ヒロインのサマーに出会ってから500日間の馴れ初めを描きますが、時系列毎に進行するのではなく、11日目の記憶のつぎは488日目の記憶など、シャッフルして進みます。
他にも、『理想』と『現実』を同人進行でシーンを進めて、そのギャップを観客が楽しむなど、面白い構成のシーンも魅力的でした。
物語としては、自由奔放で感受性豊かなサマーに、トムが振り回されるお話です。サマーの性格を理解し、彼女をキュートだと思えた時に、この物語の魅力はぐっと増します。
ラストは賛否両論で、好き嫌いの別れる作品だと思います。正直、主人公とヒロインが結ばれる映画でなければ許せない方には、本作品の視聴は向いていません。
百日告別
事故で恋人を失った男女の、喪失と再生の物語です。
ヒューマンドラマに分類される作品ですが、視聴しながら、ここまで愛について考える作品も少ないと思い、今回選出しました。
単純な恋愛映画では無いですが、愛する人を失う事、その喪失が残す傷跡、空虚、痛みについて、淡々と、しかし丁寧に描いた佳作です。
主演である、カリーナ・ラムとシー・チンハンの演技は素晴らしく、その些細な表情の変化や動きから、観客に強く愛の喪失感を与えていました。
劇中に登場するエピソードは、切なく哀しいものが多く、非常にやるせない気分になりましたが、きっと視聴後は、あなたも愛について、深く考えてしまうはずです。
比喩の表現も凝っており、監督の手腕がうかがえました。現在劇場公開中なので、興味のある方は是非見てみましょう。
ラビング 愛という名前のふたり
異人種間の結婚を禁止した法律を、改変する契機になった、夫婦の実話に基づいた作品です。1950年代後半のアメリカを舞台に、白人のリチャードと黒人のミルドレッドの愛を描きます。
派手さはない、寡黙で地味な作品と言えますが、ただ人を愛し、その傍らで静かに過ごしたいという切なる思いが、画面からひしひしと溢れ出る物語でした。
人によっては、本作品を退屈と考えてしまう人もいるかも知れませんが、私はひたむきで、変わらぬ愛に、人が抱く愛情の深さについて考えさせられました。
黒人と白人の歴史を知る上でも、重要な価値がある映画です。鑑賞者に訴えかける、メッセージ性の強い作品なので、そのような種類の映画が好きな方は、一度鑑賞してみましょう!
マリアンヌ
第2次世界大戦下を舞台として、極秘任務を通じ出会った諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌの恋の顛末を描きます。
舞台表現も非常に丁寧であり、1940年代の街並みをほぼ完璧に再現していました。主演のブラッド・ピッドとマリオン・コティアールの超ベテラン俳優陣の演技が光ります。特にマリオン・コティアールは本当に美しく、可憐でした。
サスペンス色の強い、王道ストーリーですが、純愛というには哀し過ぎる結末で、思わず涙腺が緩みました。
硬派な作品なので、単純な恋愛映画を望んでいる方にとっては不満が残るかも知れませんが、私にとっては、久しぶりに恋愛映画で涙を流した、大切な作品です。
ONCE ダブリンの街角で
ダブリンの街角でギターを演奏する男は、ある日、チェコ移民の女と出会う。ひょんなことから彼女にピアノの才能があることを知った男は、自分が書いた曲を彼女と一緒にセッションする事に・・・。
音楽を通じたラブストーリーです。淡々と物語は進みますが、美しい描写と耳触りの良い音楽で、特に海辺のシーンが印象に残っています。
ハッピーエンドではなく、ラストは少し切ないですが、心に沁みる映画と言えます。プロットではなく、歌で愛を表現している作品は珍しい為、今回選出しました。
物語の5割以上は音楽で構成されている為、ミュージカル等の作品が苦手な方は、本作品はスルーした方が無難でしょう。
ムーラン・ルージュ
ミュージカル映画の大定番です。作品の名前だけならば、聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。
物語冒頭で、結末を宣言する構成になっているので、悲劇であると始めから分かっていますが、それだからこそ画面の中で輝くヒロインのサティーンは本当に美しかったです。
絢爛な舞台に、華やかなミュージカル、美しい歌声に、禁断の恋など、恋愛映画における全てを凝縮した様な作品に仕上がっています。
殆どのシーンが歌劇によって構成される為、ミュージカルが嫌いな人にとっては、視聴が難しいかも知れませんが、そうでないなら、絶対に見て貰いたい作品です。目まぐるしく変わる画像が、きっとあなたの脳を溶かすはずです。
ラ・ラ・ランド
ミュージカル映画の傑作です。物語の冒頭で流れる本作品のテーマソングである、『Another day of Sun』は本当に良い曲で、これを聴くだけでも視聴価値があるほどです。
芽が出ず苦しむ女優の卵のミアと、古き良きジャズを愛する、うだつの上がらないジャズピアニストのセブとの、恋愛と成長の物語を描きます。
ストーリーは王道で、構成は基本的にシンプルですが、ミュージカルの演出が素晴らしく、映画を盛り上げます。見ていて思わず踊りたい気分になるのは、ミュージカル映画の醍醐味でしょう。
しかし、私は何でも可能にする魔法が、ミュージカルだと思っているので、最後の展開がどうしても受け入れがたかったです。通常のヒューマンドラマであるならば十分許容出来ましたが、ミュージカルであるならば、夢と希望と、二人の愛を、最後まで私達に与えて、不可能を現実のものにしてほしかったです。
しかし、その点を差し置いても、十分に視聴価値がある作品です。ミュージカル、恋愛と聞いてピンとくる方は、是非鑑賞してみて下さい。
カフェ・ソサエティ
題名に惹かれ、映画館で視聴しましたが、ラブコメディチックな謳い文句とは裏腹に、非常にビターな恋愛映画です。 浮気や不倫という言葉に対して嫌悪感を感じてしまう人は、絶対に視聴しないことをおすすめします。
主人公ボニーは、夢と希望を持ち、ニューヨークから離れ、ハリウッドに赴きます。伯父の雑用係として働くうちに、その秘書であるヴォニーに恋します。しかしヴォニーはある男性と不倫をしていました。
1930年代のハリウッドの雰囲気を見事なまでに表現しており、一筋縄ではいかない大人向けの恋愛を堪能する事が出来ます。また、ボニーの恋愛話だけではなく、彼の家族の話もよく深堀されており、ヒューマンドラマとしても楽しめる作品になっていました。
決して万人受けする物語では無いですが、私は劇終了後、愛について深く考えさせられました。
恋は、結ばれないからこそ、お互いに惹き合います。実現しないからこそ、人はそこに浪漫や幻想を求めます。恋とは元来そういう性質を持っているものだと私は考えていますが、その事について、ここまで愚直に描いた作品は初めてでした。
恋愛映画で泣きたい方や、鑑賞後に爽快な気分になりたい方は、他作品を視聴して下さい。本作品については愛のあらゆる形や、そこに生まれる矛盾について、飾る事無く真摯に描いた作品です。
バルフィ!人生に唄えば
ボリウッドが贈る、インド映画の恋愛作品の、隠れた名作です。
主人公バルフィは耳と口が不自由ですが、その分身体全体を使って表現します。物語自体は真っ直ぐな物語ですが、その分キャラクターの心情を深く理解することが出来ました。
また、映像にもこだわっており、その繊細な色彩は、私のインド映画の常識を覆しました。 上述した、名作恋愛映画である、アメリをオマージュしたシーンも出てくるため、その点も必見です!
もし、本作品でインド映画に興味を持った方は、以下のエントリーにインド映画のおすすめ作品をまとめている為、是非チェックしてみましょう!
日本の恋愛映画(邦画)のおすすめ4選!
ジョゼと虎と魚たち
妻夫木聡、池脇千鶴主演の恋愛映画です。
足が不自由なジョゼと、大学生の恒夫との、交流を描きます。適当な性格ですが、どこか憎めない愛嬌がある恒夫と、ジョゼの繊細でひたむきな強さが相成り、2人の姿を観ているだけで楽しかったです。
本作品には、日本の映画特有の抒情と切なさが詰まっています。そして人物描写が非常にリアルです。
その為、ラストの展開も非常に哀しく、現実的なものなので、鑑賞後はやるせない気持ちになるでしょう。それを許容出来る方のみ、視聴をおすすめします。映画にただ楽しさを求める人には、本作品の鑑賞を私はおすすめしません。
空気人形
ラブドールである主人公に、魂が宿り、人間に恋をする物語です。
設定からかなり異色ではありますが、演出方法が非常に上手く、空気人形に魂が宿るシーンや、純一と結ばれるシーンでは、思わず目を奪われました。
独特の繊細で、ゆっくりとした空気感の中、淡々と物語は流れていきますが、主人公を演じるペ・ドゥナが美しく、そのどこかぎこちない演技も、空気人形という設定に上手くマッチしていました。
魂を得たラブドールの、無垢で純情な恋愛を、真摯に、丁寧に描いた名作です。結末は非常に切ないですが、それでも私はこの作品の全てが好きです。特異な設定から敬遠している方も是非一度見て下さい!
いま、会いにゆきます
邦画の恋愛映画の中でも、とりわけ良く練られた佳作です。
主人公巧の妻、澪は少し前に先立っており、彼は一人息子の佑司と二人で暮らしていました。彼は彼女が残した絵本に描かれた『雨の季節になったら、会いに行く』というメッセージが気になっていました。
そして入梅したある日、森で記憶を無くした澪と再開します。
透明感に溢れた、切ない物語です。一度視聴した時は、ラストの展開が少々綺麗に纏まり過ぎていると感じましたが、二度目に視聴した時、劇中に張られた細かな伏線に気付く事が出来、大きく感動しました。
運命を受け入れ、それでも夫である巧と結ばれる事を選んだ、澪の決意と愛の深さに感銘を受けました。
演出や音楽も作品に良く溶け合っており、竹内結子の繊細で透き通った演技が素晴らしく、魅せられます。
若年層向けの、軽い恋愛映画とは一線を画す名作なので、邦画だからとスルーしている方も、是非一度視聴してみて下さい。
今夜、ロマンス劇場で
モノクロの映画の中から飛び出してきた綾瀬はるか演じる「姫」と、映画監督を目指す青年の恋の物語です。
中盤以降はやや冗長に感じる場面もあり、モノクロの「姫」が化粧をしただけで肌がまるで現実のようになるなど、演出の面で残念な箇所も目立ちました。
しかし、この映画の本当の核は、物語の終盤に全て込められています。
触れる事さえできず、キスさえも窓越しという状態でも、二人の間に深く純粋な愛は存在していました。私は物語の終盤の、「それ」を端的に描いた場面で、思わず涙腺が緩みました。
選外
中高生ならば、きっともっと違った感想になるのかも知れませんが、私は上記作品をみて特に何も感じる事がありませんでした。
愛の描き方は、それぞれの作品により異なり、そこに優劣は付け難いですが、少なくとも恋愛とは人が行うものです。その為、他の映画より、より深く繊細な人物描写が求められるジャンルだと思っています。
ただ有名俳優が出ている、出演女優が綺麗、お涙頂戴の展開では、キャラクターの深堀りが出来ず、作品自体が薄っぺらくなります。私が邦画の恋愛映画が嫌いな理由の一つとして、この様にキャスト頼りの作品が目立つからです。
もし、選外の作品が好きな方、つまり、邦画で有名なイケメン俳優が出ている事が視聴の第一条件になっている方は、おそらく私が今回選出した映画は合わないかと思います。
ですが、もし本エントリーを見て少しでも興味を持った方は、まずは『アメリ』だけでも良いので、見て下さい。もしかしたら、新しい世界が開けるかもしれません!
まとめ
いかがだったでしょうか。
大人でも楽しめる、ヒューマンドラマ性に富んだ恋愛映画を選出しました。 人の数だけ愛には形があります。そこに正解はありません。
しかし、だからこそ、それぞれの恋愛は光り輝く様に美しく、また美しいが故、それがもたらす影は濃く深淵です。
愛に飢えている時、失恋で落ち込んでいる時、大好きなパートナーが出来て幸せを感じている時、色々なシーンで見る事が出来る映画ばかりです!小中学生が好むような安易な映画ではない恋愛映画を取り揃えているので、是非参考にしてみて下さい。
本エントリーは随時更新予定なので、気が向いた時に見に来て頂けると幸いです。
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ウマキ