教授「んじゃ、よろしく頼むね」
その一言から始まりました。
私は大学院時代、2年間女子大でバイトしていました。今回はその時の体験談について書きます。
【追記】2016/12/06 修正
では、いってみましょう。
目次
アルバイトが始まる前
教授「うちの大学と、近くの私立の女子大が提携してて、輪番みたいな感じで研究室から毎年何名か、毎年あっちの大学のTA*1しに行ってるんだ。今年は研究室、ウマキしかM1いないから頼むね。」
ウマキ「きたーーーーーーーーー!!!!!!」
その女子校は地元ではお嬢様校として有名でした。また、TAは時給もかなり良くまさに夢のようなバイトでした。
・・・しかし、小学高~大学まで共学だった私は、女子校というのがどういう存在か理解していなかったのです。
確認事項
まず初めに、履歴書等必要な書類を事務に提出しました。既に教授から話が通っていたので、面接等はなく即採用で、その場でそのまま業務の簡単な説明を受けました。その後誓約書を書かされたのですが、要約すると
- TAのバイトが終わったら、速効帰りなさい。
- 女子生徒に手を出したら絶対に許さない
でした。
ウマキ「・・・まあ、そうだろうな。女子校でバイトするわけだし。」
ウマキ「・・・まあ、でもちょっとくらいなら大丈夫!」
と考えていました。男はこんな感じで基本馬鹿です。おっぱいのことを考えるだけで幸せになれるのです。バイトの日を指折り数えながら研究に取り組む日々が続きました。
女子大でバイトしてて実際に起こったこと
ゴキブリ現象
さて、そんな感じで初バイト。地元でも結構おしゃれな場所にある大学で、女子校に向かう時はかなりテンションが上がりました。すれ違う女の子もその女子校に通っている子が多かったです。
ウマキ「ふふふふ・・・。」
変な妄想をしながら、女子校に向かいます。事前にもらっていた入門証を校門前の警備員に見せ、いざ入門です!
ウマキ「おおおお、見渡す限り女子ばかり!!!」
視界に入るのは、女子ばかりです。授業がある時間帯に到着したので、人はまばらですが、本当に女子しかいません。異様な光景に男一人でいるという感動を噛み締めつつつ、教授との待ち合わせ場所に向かいます。
そこで、気付きました。
ウマキ「ん?なんか避けられてない?」
通りすがる女子は一瞬こちらと目が合うと非常に驚いて、その後は目を伏せ、そそくさと去っていきます。他にもすれ違った女子から
ひそひそ「何、なんで男がいるの?」
ひそひそ「何、あいつ?」
完全に警戒しかされていません。校舎の中に入りましたが、更にそこは女子だらけ。初めての場所なので、待ち合わせ場所の教室が分からずウロウロしていると、さらに視線を感じます。これは実際に体験しないと分かりませんが、本当に異物を見られるような視線を感じ、想像以上に居づらいです。
ウマキ「居づらい・・・。」
なんか臭い
目的の教室の場所が分かり、階段を下りて向かっている時。
ウマキ「あれ、何か匂うな・・・。」
見ると、となりに休憩室があり、そこで非常に大きな声で何か食べつつ、女子数人が談笑していました。隣ではスマホいじってる女子や、爆睡していて微動だにしていない女子もいます。椅子を3個ほど使って、横になっている女子も見えました。
そこで、ウマキは思い出しました。あ、この汗と食物の匂いが混ざり合った感じ・・・。これ男子校の匂いだわ。そこには、想像していたいい匂いのする空間は皆無でした。
うるさい
教授は男性の方で、優しい方でした。授業が始まり、ウマキは教室の端に立ち、生徒の様子を眺めます。基本このバイトはずっと立ちっぱで、生徒から質問が合った時に、その質問に答えます。(プリント等の配布資料は全て共有ドライブで、教授が生徒に渡していたので、そういう雑務はほぼありませんでした。)
驚いたのはそのうるささ。90分の授業中、女子の会話が止まることは一度もありませんでした。他にも携帯いじったり、化粧したり。
ウマキ「動物園だなぁ。。。」
それがウマキの感じた率直な意見でした。高校の時は気弱な先生に対してこんな感じで授業崩壊することもままありましたが、大学については、基本しゃべる人は追い出されるか、そもそも授業に来ないので、ここまでうるさいのは想像外でした。
実際に想像していた、華やかな雰囲気はなく、一番近いイメージは・・・
男子校の学生を女装させた感じ。
これが一番ぴったりくる言葉です。本当に、ジャイアンみたいな女子もいました。
※実際に真面目に授業を受けている人や、おしとやかな人もいましたが、全体的にみればまさしくそんな感じでした。
ああ、そうだった。どちらも男とか女である前に、人間なんだなぁ・・・。としみじみと思いました。
実際の業務
バイト内容は通常のTA同様で以下が主となります。
- 資料の配布、PCセッティング
- 生徒からの質問対応
しかし、授業を真面目に聞いている生徒が少なかったので、質問自体が少なく、基本的に立っているだけのバイトでした。
しかしそんなバイトでも時給は非常によく、時給2000円でした。私の場合の様に、大学からの伝手がないと業務に就くのは困難なバイトですが、自分の母校が、意外な大学と連携していることもありますので、気になった方は、学生課に相談に行ってみましょう。
でも、実際に合コンとかあったんでしょ?
ありました。何回かバイトに行ってTAに立つと、生徒も慣れてきて、少しずつ話をするようになりました。
しかし、女子高ならともかく女子大だったので、元々合コンの誘いは結構あったようで、そこまで男に餓えているって感じはしませんでした。
合コン大量にしたことある女子 ⇔ 合コン経験ない女子
の格差が半端なく、合コン経験ない子はそもそも2次元大好きだったり、と他の理由で満たされていることが多かったです。
男が思い描く楽園は、どうやら女子高までで崩壊している様で、女子大には孤独な疎外感が漂うばかりでした。
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ウマキ
*1:TA:Teaching Assistant の略。授業で教授のアシスタントを行う。プリント配ったり、生徒からの質問答えたりが仕事。