世界の七不思議とは?古代の七不思議から新・自然版・日本の七不思議まで歴史と伝説を徹底解説

世界の七不思議のイメージ(ギザの大ピラミッド)

「世界の七不思議」と聞いて、ピラミッドや謎めいた古代建築を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

じつはこの言葉には2000年以上の歴史があり、時代とともに「どの7つを指すのか」が移り変わってきました。古代に選ばれた建造物のほとんどは、すでにこの世から姿を消しています。

この記事では、最も有名な古代の七不思議を一つずつ歴史と伝説でひもときながら、2007年に選ばれた新・世界七不思議、2011年の自然版、さらに日本の七不思議や三大がっかり名所まで、まとめて徹底解説します。

子どもの頃、図鑑で見た空中庭園やロドス島の巨像にワクワクした記憶はありませんか。あの胸の高鳴りをもう一度、というつもりで書きました。

世界の七不思議とは?意味・語源と「なぜ7つ」なのか

古代ギリシャの神殿(パエストゥムの遺跡)

世界の七不思議とは、ひとことで言えば「古代から現代まで、人々が選んできた驚くべき名所・建造物のリスト」です。

「不思議」という訳語から、ミステリーや怪奇現象を想像しがちですが、もともとの意味は少し違います。語源は古代ギリシャ語のテアマタ(θεάματα)で、これは「不思議」ではなく「ぜひ見ておくべきもの・一見の価値がある絶景」を指す言葉でした。

つまり本来は、ミステリーというより「死ぬまでに見ておきたい絶景7選」に近い、旅のガイドブックのような感覚で選ばれたリストなのです。ギリシャ語のテアマタが、ラテン語のセプテム・ミラクラ(septem miracula)を経て、英語のセブン・ワンダーズ(Seven Wonders)へと受け継がれていきました。

では、誰がこの7つを選んだのでしょうか。紀元前2世紀ごろ、詩人のシドンのアンティパトロスが7つの建造物をたたえる詩(エピグラム)を残し、またビザンティウムのフィロンの名で『世界の七つの景観について』という書物が伝わっています。さらに古くは歴史家ヘロドトスらもリストを作ったとされますが、その文章は現存していません。

そして「なぜ7つなのか」という疑問。これは古代ギリシャで7が完全で神聖な数とされていたからだと考えられています。当時知られていた天体が太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つだったことも、7という数字の特別さを後押ししました。

豆知識
「不思議」と訳されてはいますが、古代の七不思議はもともと「ぜひ見るべき名所ガイド」。怪談で語られる「学校の七不思議」とは、じつは語源も系統もまったく別ものなのです。

古代の七不思議の一覧と特徴【現存するのはピラミッドのみ】

現存する唯一の古代の七不思議・ギザの大ピラミッド

まずは最も有名な古代の七不思議から見ていきましょう。これは紀元前の地中海世界の人々が選んだ7つの巨大建造物で、いずれも当時の技術の粋を集めた驚異の構造物でした。

ところが、現在まで原形をとどめているのはギザの大ピラミッドただ1つだけ。残りの6つは、地震・戦火・放火・略奪などによって、すでに地上から失われてしまいました。まずは全体像を一覧表で確認してみましょう。

名称 場所(現在の国) 建造時期 現在の状況
ギザの大ピラミッド エジプト 紀元前2500年頃 現存(唯一)
バビロンの空中庭園 イラク 紀元前600年頃? 消失(実在も諸説)
オリンピアのゼウス像 ギリシャ 紀元前435年頃 消失(火災)
エフェソスのアルテミス神殿 トルコ 紀元前550年頃 消失(放火・破壊)
ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 トルコ 紀元前350年頃 消失(地震)
ロドス島の巨像 ギリシャ 紀元前280年頃 消失(地震)
アレクサンドリアの大灯台 エジプト 紀元前280年頃 消失(地震)

こうして並べてみると、消失の原因として地震がとても多いことに気づきます。地中海周辺は地震の多い地域で、巨大建造物の天敵だったのです。それでは、一つずつその歴史と伝説に分け入っていきましょう。

古代の七不思議を歴史と伝説で徹底解説

ここからは古代の七不思議を1つずつ、規模・建造者・そしてどのように失われたのかという物語まで掘り下げていきます。数字や逸話を知ると、ただの遺跡が一気に生き生きと感じられてくるはずです。

① ギザの大ピラミッド(エジプト)

七不思議のなかで最も古く、そして唯一現存するのが、エジプトのギザの大ピラミッドです。第4王朝のファラオクフ王の墓として、紀元前2500年頃に築かれました。

当初の高さは約146メートル(現在は頂部が失われ約139メートル)。平均2.5トンもの石灰岩を、およそ230万個積み上げたとされ、4500年以上たった今もそびえ立っています。重機のない時代に、これほど精密な巨大建造物をどうやって造ったのか。その方法は今も完全には解明されておらず、最大級のロマンであり続けています。

他の6つが次々と崩れ去るなか、ピラミッドだけが生き残った理由は、その圧倒的な「重さと低い重心」にあります。塔のように高くそびえる建造物は地震に弱い一方、底辺の広いピラミッドは構造的にきわめて安定していたのです。

② バビロンの空中庭園(イラク)

七不思議のなかで最大の謎とされるのが、バビロンの空中庭園です。新バビロニアの王ネブカドネザル2世が、緑豊かな故郷を恋しがる妃アミュティスのために、階段状のテラスに木々や花を植えた人工庭園を造ったと伝えられています。

はるか高所まで水をくみ上げる灌漑技術は、当時としては奇跡的なものでした。しかし、この庭園には決定的な問題があります。実在を裏づける考古学的な証拠が、いまだ見つかっていないのです。

近年では「実際はバビロンではなく、アッシリアの王センナケリブがニネヴェに造った庭園が伝説と混ざったのではないか」という説も有力です。七不思議のなかで唯一、場所も実在も確定していない。それがこの空中庭園を、ひときわミステリアスな存在にしています。

③ オリンピアのゼウス像(ギリシャ)

古代オリンピックの聖地オリンピアに鎮座していたのが、巨大なゼウス像です。紀元前435年頃、当代随一の彫刻家フェイディアスによって造られました。

高さは約12メートル。木の芯に金と象牙を貼り合わせる「クリュセレファンティノス技法」で仕上げられ、玉座に座る神の威厳は見る者を圧倒したといいます。「この像を見ずに死ぬのは不幸だ」とまで語られたほどでした。

その最期には諸説ありますが、後にコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)へ運ばれ、5世紀頃の火災で焼失したと考えられています。神々の王の像は、炎とともに歴史から姿を消しました。

④ エフェソスのアルテミス神殿(トルコ)

狩猟と豊穣の女神アルテミスを祀った、総大理石の壮麗な神殿です。現在のトルコ西部エフェソスにあり、高さ約18メートルの柱が127本も立ち並ぶ、神殿建築の傑作でした。

この神殿には、世界史に残る悪名高いエピソードがあります。紀元前356年、ヘロストラトスという男が「歴史に名を残したい」という身勝手な理由だけで神殿に放火したのです。エフェソスの人々は彼の名を語ることを禁じましたが、皮肉にもその名は今日まで伝わってしまいました。

神殿はその後再建されましたが、最終的には3世紀にゴート族の侵入によって破壊され、二度と元の姿を取り戻すことはありませんでした。

ヘロストラトスの放火は、現代でいう「炎上で有名になろうとする行為」のはしり。2300年以上前から、人間のやることは案外変わらないのかもしれません。

⑤ ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ)

現在のトルコ・ボドルムにあった、壮大な王の墓です。カリアの太守マウソロスの死後、その妃アルテミシア2世が夫をしのんで、紀元前350年頃に建造しました。

高さは約45メートル。基壇の上に神殿のような列柱と階段状の屋根がそびえ、頂上には4頭立ての馬車の像が飾られていました。あまりに見事だったため、王の名「マウソロス」は、英語で霊廟を意味するマウソレウム(mausoleum)の語源になっています。

千数百年は持ちこたえたものの、12世紀から15世紀にかけての地震で倒壊。残った石材は、十字軍の騎士団が近くの城を築くために運び去ってしまいました。

⑥ ロドス島の巨像(ギリシャ)

エーゲ海に浮かぶロドス島の港に立っていた、太陽神ヘリオスの巨大なブロンズ像です。敵将デメトリオスによる包囲を退けた戦勝記念として、彫刻家カレスが約12年をかけ、紀元前280年頃に完成させました。

高さはおよそ33メートル。自由の女神像(台座を除く本体)に匹敵する大きさで、港の入り口にそびえる姿は船乗りたちの目印となりました。ところが完成からわずか約54年後の紀元前226年頃、大地震によってあっけなく倒れてしまいます。

面白いのはその後の顛末です。倒れた巨像は、なんと800年以上も解体されずに横たわっていました。最終的に7世紀、ブロンズはスクラップとして売り払われ、その運搬にはラクダ900頭分を要したと伝えられています。栄光の巨像も、最後は金属の山として運ばれていったのです。

⑦ アレクサンドリアの大灯台(エジプト)

古代世界で最も実用的だった七不思議が、エジプトのアレクサンドリア沖、ファロス島に立つ大灯台です。プトレマイオス朝のもと、紀元前280年頃に建てられました。

推定される高さは約100〜130メートル。当時としては群を抜く高さで、頂上で焚かれた炎が鏡で反射され、何十キロも沖から見えたといいます。地中海を行き交う船を導く、まさに古代のランドマークでした。

この灯台は約1000年にわたり機能し続けましたが、たび重なる地震で少しずつ崩れ、最終的に14世紀には完全に倒壊。1480年、その廃材を利用して港にカイトベイ要塞が築かれ、灯台の歴史に幕が下ろされました。

古代の七不思議が失われた理由と現存状況

こうして見てくると、古代の七不思議を滅ぼした最大の犯人が見えてきます。それは地震です。ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台、マウソロス霊廟は、いずれも地震によって倒れました。

次に多いのが火災と人災です。アルテミス神殿はヘロストラトスの放火とゴート族の侵攻で、ゼウス像は移設先での火災で失われました。さらに、倒れた建造物の石材やブロンズが再利用・略奪されたことで、復元の手がかりすら消えていったのです。

そして空中庭園にいたっては、そもそも実在したのかどうかすら分かっていません。原形をとどめるのはギザの大ピラミッドだけ、という事実が、いかに古代の建造物が過酷な歴史をくぐり抜けてきたかを物語っています。

ここがポイント
「世界の七不思議」と聞くと現存する名所を想像しがちですが、古代の七不思議はほぼ全滅。今わたしたちが写真で見るピラミッド以外の6つは、文献や復元図から想像するしかない「失われた驚異」なのです。

新・世界七不思議(2007年)の一覧と見どころ

新・世界七不思議のマチュ・ピチュ

古代の七不思議の多くが失われた今、「現存する建造物で新しい七不思議を選ぼう」という動きが生まれました。それが2007年に発表された新・世界七不思議です。

スイスの民間団体ニュー・セブン・ワンダーズ財団が世界中に投票を呼びかけ、インターネットと電話で集まった票はおよそ1億票。2007年7月7日、ポルトガルのリスボンで結果が発表されました。なお、唯一現存する古代の七不思議であるギザの大ピラミッドは、別格の名誉枠として投票対象から外されています。

選ばれた7つは、いずれも今も実際に訪れることができる名所ばかりです。順に見ていきましょう。

① 万里の長城(中国)

総延長が2万キロを超えるともいわれる、人類史上最大級の建造物です。「宇宙から肉眼で見える」という話は俗説ですが、その圧倒的なスケールは新・世界七不思議でも屈指の存在感を放っています。

② ペトラ遺跡(ヨルダン)

切り立った岩山を削って造られた、ナバテア人の隊商都市です。狭い岩の裂け目を抜けた先に巨大な神殿の正面が現れる演出は劇的で、映画のロケ地としても知られています。

③ チチェン・イッツァ(メキシコ)

マヤ文明が築いたピラミッド型の神殿「エル・カスティーヨ」で有名な遺跡です。春分・秋分の日には、階段の側面に蛇が降りてくるような影が現れるよう精密に設計されており、マヤの天文学の高さを今に伝えています。

④ マチュ・ピチュ(ペルー)

標高約2400メートルの尾根に築かれた、インカ帝国の「空中都市」です。ふもとからはその姿が見えないことから「失われた都市」とも呼ばれ、なぜこんな高所に造られたのか、その目的は今も議論が続いています。

⑤ コロッセオ(イタリア)

古代ローマの円形闘技場で、最大5万人を収容したといわれます。剣闘士の戦いや猛獣との見世物が繰り広げられた舞台で、約2000年前の建築技術の高さを今に伝える巨大遺構です。

⑥ コルコバードのキリスト像(ブラジル)

リオデジャネイロの丘の上で街を見下ろす、高さ約30メートルの巨大なキリスト像です。新・世界七不思議のなかでは最も新しく、1931年に完成しました。両腕を広げた姿はブラジルの象徴となっています。

⑦ タージ・マハル(インド)

ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、亡き妃のために建てた総大理石の霊廟です。完璧な左右対称の美しさから「世界で最も美しい墓」とも称されます。奇しくも、古代のマウソロス霊廟と同じく愛する人をしのぶ墓であることも、不思議な縁を感じさせます。

新・世界七不思議〈自然版〉(2011年)も必見

新・世界七不思議〈自然版〉のイグアスの滝

建造物版の成功を受けて、同じ財団が次に企画したのが自然版の新・世界七不思議です。今度は人工物ではなく、地球が生んだ絶景が対象になりました。

4年以上にわたる世界投票の末、2011年11月11日に発表された7つの自然がこちらです。それぞれに短い解説を添えておきます。

① アマゾン熱帯雨林(南米):地球の酸素を生み出す「地球の肺」。生物多様性の宝庫で、未発見の生物がまだ無数に眠るとされます。

② ハロン湾(ベトナム):エメラルド色の海に、大小3000もの奇岩が林立する景勝地。水墨画のような幻想的な風景が広がります。

③ イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル):幅約4キロにわたって無数の滝が連なる、世界最大級の滝。「悪魔の喉笛」と呼ばれる轟音の落水が圧巻です。

④ 済州島(韓国):火山活動が生んだ島で、世界自然遺産にも登録。溶岩洞窟やハルラ山など、独特の火山景観が魅力です。

⑤ コモド島(インドネシア):地上最大のトカゲ「コモドドラゴン」が生息する島。まるで太古の世界に迷い込んだような自然が残ります。

⑥ プエルトプリンセサ地下河川(フィリピン):全長8キロ以上が地下を流れる、世界有数の地底河川。鍾乳洞のなかをボートで進む神秘的な体験ができます。

⑦ テーブルマウンテン(南アフリカ):頂上が真っ平らな、テーブルのような形のシンボル的な山。ケープタウンの街を見守るように堂々とそびえています。

日本の七不思議も奥深い【本所七不思議・学校の七不思議】

じつは「七不思議」は世界規模の話だけではありません。日本にも各地に伝わる七不思議があり、こちらは古代の七不思議とは打って変わって、怪談・伝承の系統に属します。

代表的なのが、江戸の下町に伝わる本所七不思議です。釣った魚を置いていけと声がする「置行堀(おいてけぼり)」、誰もいないのに鳴り続ける「狸囃子」、片側にしか葉がつかない「片葉の葦」など、夜の闇に潜む不気味な言い伝えが語り継がれてきました。面白いことに、本所七不思議は数えると7つに収まらず、諸説あわせると9つ以上が伝わっています。

もうひとつ、誰もが一度は耳にしたことがあるのが学校の七不思議でしょう。トイレの花子さん、夜中にひとりでに鳴るピアノ、目が動くベートーベンの肖像画、歩き出す人体模型、開かずの教室。学校という身近な場所だからこそ、これらの怪談はいつの時代も子どもたちをゾクッとさせてきました。

学校の七不思議って、不思議と全国どこの学校にも「うちのバージョン」がありますよね。誰が広めたわけでもないのに自然発生する、これこそ現代の民話なのかもしれません。

こうした怪異の世界をもっと知りたい方は、日本に伝わる妖怪をまとめた記事もあわせてどうぞ。

世界の七不思議の番外編・三大がっかり名所

壮大な七不思議を見たあとは、肩の力が抜ける「番外編」もご紹介します。観光地のなかには、期待が大きすぎるあまり「思っていたより小さい…」とがっかりされがちな名所があり、いつしか三大がっかりと呼ばれるようになりました。

世界では、シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫の像が定番で、3つ目はブリュッセルの小便小僧などが挙げられます(3つ目には諸説あります)。いずれも有名なわりに像が小ぶりで、実物を見て驚く人が多いのだとか。

日本にも三大がっかり名所があり、札幌の時計台、高知のはりまや橋が二大定番。3つ目は沖縄の守礼門や長崎のオランダ坂など、こちらも諸説あります。とはいえ「がっかり」と言われつつ多くの人が足を運ぶのですから、ある意味で立派な名所と言えるのかもしれません。

「がっかり名所」って、悪口のようでいて結局みんな見に行く愛されキャラ。実際に行くと「これはこれで味がある」と思えるから不思議です。

世界の七不思議についてよくある質問(Q&A)

最後に、世界の七不思議についてよく寄せられる疑問をまとめました。

Q1. 古代の七不思議で、今も実物を見られるのはどれですか?

ギザの大ピラミッドだけです。残りの6つはすべて地震や火災、戦乱などで失われており、当時の姿は文献や復元図から推測するしかありません。

Q2. バビロンの空中庭園は本当に存在したのですか?

確実な証拠は見つかっておらず、実在については議論が続いています。別の都市ニネヴェにあった庭園と混同されたという説も有力で、七不思議のなかで最大の謎とされています。

Q3. 新・世界七不思議は誰が決めたのですか?

2007年に、スイスの民間団体ニュー・セブン・ワンダーズ財団が世界中の投票で選びました。公的機関やユネスコが認定したものではない点には注意が必要です。

Q4. 日本の建造物は新・世界七不思議に入っていますか?

入っていません。最終候補にも残りませんでした。姫路城や厳島神社などは世界遺産に登録されていますが、世界遺産と七不思議はまったく別の枠組みです。

Q5. 「七不思議」の不思議とは、怖い意味なのですか?

世界の七不思議の「不思議」は、本来「ぜひ見るべきもの」という意味で、怖さとは関係ありません。一方、学校の七不思議のような怪談系は別系統で、同じ「七不思議」でも意味合いが異なります。

まとめ・世界の七不思議が今も人を惹きつける理由

世界の七不思議をたどってきました。最後に全体を振り返ってみましょう。

古代の七不思議は、ギザの大ピラミッドを除いてすべて失われました。だからこそ、残された文献や伝説をもとに在りし日の姿を想像する楽しさがあります。

新・世界七不思議自然版は、今も実際に訪れることができる現役の絶景です。旅の目的地リストとしても、これ以上ない候補と言えるでしょう。

そして日本の七不思議や三大がっかり名所のように、ぐっと身近で人間味あふれる「七つ」の文化も各地に息づいています。

失われたものへのロマン、現存する絶景への憧れ、そして怪談のゾクゾク感。これほど幅広い魅力を一つの言葉でまとめているからこそ、世界の七不思議は2000年以上たった今も、私たちの好奇心をくすぐり続けているのです。

気になる七不思議は見つかりましたか。失われた6つに思いをはせるもよし、現存する絶景を旅の目標にするもよし。あなたなりの「八つ目の不思議」を探してみるのも、きっと楽しいはずです。

各データの確認には、以下の権威ある資料を参照しました。