はい、ウマキです。今回は禁煙をすすめる話について。
皆さん、タバコ吸ってますか?私は毎日吸ってます・・・。
はあ、正直何でこんなもん吸ってるんだか・・・。
タバコの有害物質は皆さん、ご存じですよね。有名な所だと、以下があるかと思います。
○ニコチン:血管収縮作用、依存性薬物、中枢神経興奮、抑制
○タール :ベンツピレンを始めとした多くの発ガン物質
○一酸化炭素:ヘモグロビンに結合。酸素不足の原因に。
○その他 :発ガン物質は40種以上、発ガン促進物質は200種以上存在。
きっと学校の保健の授業でも習ったと思うんですよ。よくよく見直すと、本当にただの毒ですよね。
ここまで害のあるものを何故吸っているのか、そして、何故止められないのかを、喫煙者の目線で血反吐を吐きながら書いてみます。(※ちなみに今ホントに口から血が出てます。)
もし彼氏さん、彼女さんがファッション感覚で喫煙しているようなら、悪い事は言わないので、止めさせましょう。
というかですね、私は過去に戻れるのであれば、吸い始めた頃の自分をぶん殴ってでも止めたいですよ。ええ。
これ、かっこいいとか興味本位とかで吸うもんじゃないですからね、ほんと・・・。
ドラえもん・・・。愚かな私にタイムマシンを恵んで下さいまし。
煙草の害や依存性について、ネットを探せば詳しい説明はいくらでも出てくるので、今回は細かい説明は省き、単純に私の実体験ベースでお話します。
では、行ってみましょう。
目次
タバコの害、依存について
まず、ネット上や学校の授業で習うタバコの害は、喫煙を始めるにあたって、あまりに遠くの話に感じて現実味ありません。私は煙草を吸い始めた時、以下のように考えていました。
● 煙草を吸ってると癌になります。
⇒ 別にそんな長生きする気ないし、いいよ後の事なんて。
● 依存しますよ。
⇒ ちょっと吸ったけど、明日にでも止められるよ。大丈夫。
● 運動機能が低下しますよ。
⇒ 社会人になれば、そもそも身体動かさんでしょ。
● お金がかかりますよ
⇒ 別に、月1~2万くらい払うよ
そう、どれも煙草を吸い始めるのを止める大きなハードルにはならなかったのです。 おそらく、他喫煙者の方も上記の害は承知の上で煙草を吸い始めたのではないでしょうか。
しかし、実際に私が吸い始めて、一番苦しんでいる症状については、学校の授業では教えてくれませんでした。
私はたばこを吸い初めて、かれこれ10年弱になりますが、痰などが少し出るくらいで、肺機能の低下や、運動機能の低下はそこまで感じていません。
でも、他に生活に支障が出てきている面があるのです。
年に3、4回高熱
まず、煙草を吸っていて一番最初に根を挙げた器官は、私の場合、胃でも、肺でもなく『扁桃腺』です。
喫煙のせいで、常にのどが乾燥し、炎症を起こしやすい状態になっているので、ちょっとしたことですぐに扁桃腺が腫れ、高熱(39度以上)を出すようになりました。
グロ注意!!
はい、こんな感じで喉が真っ白になってますね。これ炎症を起こして、白い膿が出ちゃってるんですよ。
これが1年で3~4回発生します。
扁桃腺は以下の説明のように、免疫の役割を持っています。
もともと扁桃腺の役割は、外から侵入する細菌やウイルスなどを撃退し、体内への侵入を防御する免疫として働くことです。
基本幼少期にしか必要ない器官とされていますが、体の抵抗力が低下した際に、扁桃腺についた病原菌が増えてしまい、炎症を起こしてしまいます。そうなると、扁桃腺は大きく腫れてしまい、扁桃腺炎と呼ばれる症状になります。
ちなみに私は、次回扁桃腺が化膿したら、切除するかどうかの決断を迫られています。
※血反吐はいているってのは、今まさしく扁桃腺炎になっていて、先ほど血の痰を吐いたからです。
こんなにひどい状態になって高熱なのに、私はまだ煙草を吸っています。そう、依存しているんですね。ニコチン依存症です。
依存の凄まじさ
依存の凄さを、非喫煙者の方に対してもっと分かりやすく説明しましょう。
私は病気で2週間入院した事があります。
勿論、院内なので、喫煙は不可能で必然2週間の禁煙を強いられました。
通常の成人男子が2週間禁欲したら頭の中はお猿さんになりますが、今回は禁煙の為、頭は・・・
上記写真のように、本当に煙草の事しか考えられませんでした。
身体に点滴の針がいくつも刺さっているのに、脱走してコンビニ行って煙草買ってやろうとしたくらいです。(ちなみに見つかってめちゃめちゃ怒られました。)
2週間後退院してすぐにした事は、当然喫煙。
家に帰り着き、流れるように煙草に手を取り、即座に火をつけました。
さて、2週間ニコチンを立っていたニコチン依存者が、ニコチンを吸うと、どうなるか想像付きますか?
まず、2週間ぶりの煙草を吸ったとたん、脳から『ドクン』と変な物質が出てるのが分かりました。
比喩などではなく、『ドクッ』『ドクッ』と自分の脳が動いているのが分かり、快感で足が震え、地べたに崩れ落ちました。
気持ち良すぎて、立っていられなかったのです。
足ががくがくと小刻みに揺れ、脳から物質が出る感覚だけでなく、その出た物質が、脳味噌を『ドロドロ』に溶かしている錯覚に陥りました。本当に溶けるような感覚です。
もうね、言いたくないですけど、一番近い表現はよだれを垂らした、アヘ顔です。
そう、成人男性が、2週間ぶりに一本の煙草を吸っただけで
- 30分間身体中をビクビク痙攣させながら
- 脳が狂喜乱舞しニコチンを受け入れているのを感じつつ
- ヨダレを垂らして、アヘ顔を晒しました。
これは盛り過ぎでなく、本当にこのような感じになりました。
脳味噌がニコチンに支配されている事を私はこの時初めて知り、私はニコチン依存症の真の怖さを体感しました。
まとめ
喫煙から発生する症状は、個人に依って差が生じます。
今回は私の体験談ベースで書いていますので、実際喫煙者の方でここまでひどい依存をみせずに止められる人もいます。十人十色です。
ですが、少なくとも、私は以下を過去の自分に伝えたいです
- 扁桃腺が弱い方は、喫煙でそれが悪化し、最悪切除しなければいけなくなる。
- 依存の怖さは、依存した時しか自覚できない。
最初は私も大学の友人に誘われ、ファッション感覚で吸っていましたが、タバコ吸っててかっこいいのは、せいぜい大学生までです。
社会人になれば不潔の象徴であり、今後の社会の流れからみても、間違いなく排他される対象になっています。実際喫煙者の肩身は年々本当に狭くなっています。タバコまた値上がりしそうですし・・・。
もしあなたの彼氏さんや彼女さんが煙草を吸い始めたら、このエントリーを読ませて禁煙を促してみて下さい。
正直、ニコチンの奴隷として生きるのに私は疲れました・・・。
もしこのエントリーをタバコ吸い始めの方が読まれ、これがきっかけで禁煙を考えるようになれば、これ以上嬉しい事はないです。
【追記】
こんな本を買ってみました。
読むだけで、本当に止められるかなぁ・・・。コメントで進められているように、禁煙外来行った方がいいかも。