死語一覧62選!昭和・平成・ネットの懐かしい言葉を意味・由来・現代の言い換え付きで解説

死語62選 昭和平成ネットの懐かしい言葉

「ちょっと写メ撮っておいて」とお願いしたら、若い同僚にきょとんとされた経験はありませんか。自分では当たり前に使っていた言葉が、いつの間にか通じなくなっている。それが死語です。

死語とは、かつて流行したり日常的に使われたりしたものの、今ではほとんど使われなくなった言葉のことです。昭和のバブル用語、平成のギャル語、2000年代のネットスラング、そしてつい数年前の流行語まで、言葉は時代とともに生まれては静かに消えていきます。

この記事では、思わず「懐かしい」と声が出る死語を62選、昭和・平成・2000年代ネット・ビジネス・最近の言葉までジャンル別に一覧で紹介します。ほかの死語まとめと違うのは、ひとつひとつの言葉に「意味」「流行した時代」「なぜ死語になったのか」「現代の言い換え」をセットで添えている点です。ただ懐かしむだけでなく、「なぜその言葉が消えたのか」まで分かる構成にしました。

「アベック」とか「チョベリグ」とか、聞くだけで時代を感じますよね。あなたはいくつ現役で使っていましたか?

死語とは?なぜ言葉は死語になるのか【5つの理由】

そもそも、なぜ言葉は死語になってしまうのでしょうか。文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」でも、同じ言葉でも世代によって意味の理解や使い方が大きく違うことが繰り返し示されています。言葉は生き物のように、時代に合わせて新陳代謝を繰り返しているのです。死語が生まれる背景には、おもに次の5つの理由があります。

理由1. 道具や技術そのものが消えた

「ダイヤルを回す」「写メ」のように、その言葉が指す道具や仕組みが世の中から消えると、言葉も一緒に使われなくなります。技術の進化がそのまま死語を生むパターンです。

理由2. 流行・ブームが終わった

「アムラー」「タピる」のように、特定のブームや流行に乗って広まった言葉は、ブームが去ると一気に古くなります。流行語ほど寿命が短い傾向があります。

理由3. 世代が入れ替わった

「ナウい」「チョベリグ」のように、ある世代の若者言葉は、その世代が大人になり次の世代が新しい言葉を作ると役目を終えます。若者言葉は世代交代の影響を最も受けやすい死語の代表です。

理由4. もっと定着した言い換えが現れた

「アベック」が「カップル」に、「衣紋掛け」が「ハンガー」に置き換わったように、より分かりやすい言葉が広まると古い言葉は静かに引退します。

理由5. メディア・コミュニケーションの場が変わった

2000年代の掲示板文化で生まれたネット用語は、舞台がSNSへ移ると一緒に廃れました。言葉が育つ「場所」が変われば、そこで使われていた言葉も死語になります。

逆に言えば、死語を見れば「その時代に何が流行り、どんな道具があったのか」が分かるんです。言葉は時代のタイムカプセルですね。

昭和・バブルの死語【14語】

昭和の黒電話 ダイヤルを回すは死語

まずは昭和からバブル期にかけて使われていた死語です。今のシニア世代が青春時代に使っていた言葉が中心で、ドラマや昭和レトロブームで耳にすることもあります。

1. ナウい

「今風でおしゃれ」という意味で、英語のnow(ナウ)から生まれた言葉です。1970〜80年代に大流行しました。

若者言葉の世代交代が進み、今では使うとかえって古く聞こえる代表的な死語になりました。言い換えるなら「イケてる」「おしゃれ」です。

2. アベック

カップルや男女の二人連れを指す言葉で、フランス語の「avec(〜と一緒に)」が語源です。昭和を通じて広く使われました。

より分かりやすい「カップル」が定着したことで姿を消しました。今この言葉を使うと、一気に昭和の香りが漂います。

3. ハイカラ

西洋風で洒落ていること、最先端でおしゃれな様子を表す言葉です。明治から昭和にかけて使われました。

「モダン」「おしゃれ」といった言葉に役目を譲り、今では古風な響きの死語になっています。レトロ喫茶の名前などに名残が見られます。

4. バッチグー

「ばっちり」と英語のgood(グー)を合わせた造語で、「完璧」「最高」という意味です。1990年前後にタレントの森口博子さんがクイズ番組で使い、一気に流行しました。

一発で広まった流行語の宿命で、ブームが去ると急速に死語化しました。今なら「完璧」「OK」と言うところです。

5. アッシーくん

自分の都合に合わせて車で送り迎えをしてくれる、便利に扱われる男性を指す言葉です。バブル期の恋愛文化を象徴します。

バブル文化そのものが終わると、言葉も概念ごと消えました。今では使う場面自体がなくなった死語です。

6. メッシーくん

食事をおごってくれる便利な男性を指す言葉で、「飯(メシ)」に由来します。アッシーくんとセットでバブル期に流行しました。

こちらもバブル恋愛文化とともに完全に死語化しました。当時の価値観を映す言葉として振り返られます。

7. ボディコン

体の線を強調したぴったりした服のことで、英語の「ボディコンシャス」の略です。バブル期のディスコファッションの定番でした。

ファッションの流行が変わると一緒に廃れました。今では当時を語るときにだけ登場する死語です。

8. 朝シャン

朝にシャンプーをすることを指す言葉で、1980年代後半に流行語になりました。

朝に髪を洗う習慣自体は今も残っていますが、わざわざ「朝シャン」と呼ぶ人はほとんどいなくなり、言葉だけが死語になりました。

9. しょうゆ顔・ソース顔

顔立ちの系統を表す言葉で、あっさりした和風の顔が「しょうゆ顔」、濃い顔が「ソース顔」です。1980年代後半に流行しました。

一過性のブームだったため定着せず、今ではほとんど使われない死語です。

10. 半ドン

午前中で仕事や学校が終わる日、おもに土曜日を指す言葉です。昭和の働き方・学び方を表していました。

週休2日制が広まり「午前中だけの日」という概念自体が消えたことで、言葉も使われなくなりました。

11. 衣紋掛け(えもんかけ)

服を掛けておく道具、つまり今でいうハンガーのことです。和服を掛ける道具を指す言葉でした。

「ハンガー」という言葉が一般化したことで死語になりました。年配の方が今でも使うことがあります。

12. チョッキ

袖のない上着のことで、今でいうベストやジレに当たります。昭和には子ども服でもよく使われた言葉です。

「ベスト」「ジレ」というおしゃれな呼び方が広まり、チョッキは古い響きの死語になりました。

13. ナウなヤング

「今風の若者」という意味で、「ナウい」と「ヤング」を重ねた言葉です。1980年代に広告などで多用されました。

二重に古い表現になってしまったため、今ではあえて笑いを取るためのネタとしてのみ使われる死語です。

14. プッツン

突然怒り出したり情緒が不安定になったりする様子を表す言葉です。「プッツン女優」などの形で1980年代後半から90年代に流行しました。

言葉のインパクトが強すぎて一過性で終わり、今ではほとんど聞かれない死語になっています。

平成・ギャル語の死語【12語】

続いて平成、とくに女子高生やギャルの間で爆発的に流行した死語です。当時はテレビでも連日取り上げられましたが、今ではすっかり懐かしい言葉になりました。

15. チョベリグ・チョベリバ

「超ベリーグッド(最高)」「超ベリーバッド(最悪)」の略で、1996年に女子高生語として大流行し、新語・流行語大賞にも選ばれました。

コギャル文化の終わりとともに急速に廃れました。平成のギャル語を代表する死語のひとつです。

16. MK5

「マジでキレる5秒前」の略で、今にも怒り出しそうな状態を表します。1990年代後半のコギャルの間で流行しました。

1997年の広末涼子さんのデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」をもじった言葉とも言われます。今では完全に死語です。

17. アムラー

歌手・安室奈美恵さんのファッションをまねた女性を指す言葉です。1996年に大流行し、その年の新語・流行語大賞トップテンにも入りました。

ブームが落ち着くと言葉も使われなくなりました。「〇〇ラー」という言い方の元祖的な死語です。

18. ガングロ・ヤマンバ

顔を黒く日焼けさせ、目元や唇を白く強調したギャルのメイクスタイルを指す言葉です。1990年代末から2000年代初頭に流行しました。

ギャルファッションの系統が次々と入れ替わるなかで廃れ、今では当時を象徴する死語になっています。

19. プリクラ帳

撮ったプリクラを貼り集め、友達と見せ合うための専用の手帳のことです。1990年代後半から2000年代の女子の必需品でした。

スマホとSNSで写真を共有するのが当たり前になり、紙に貼る文化ごと消えて死語になりました。

20. ルーズソックス

わざとだぶつかせて履く、ゆるい白い靴下のことです。1990年代の女子高生ファッションの象徴でした。

制服の着こなしのトレンドが変わると一気に廃れ、今では平成を語るときの死語的アイテムになっています。

21. おニュー

新品、買ったばかりのものを指す言葉で、英語のnewに「お」を付けた表現です。昭和から平成にかけて使われました。

今使うと少し気恥ずかしい響きになり、「新しいやつ」「新品」と言う人がほとんどです。

22. パツキン

金髪のことを略した言葉です。平成期に若者の間で使われました。

今は素直に「金髪」「ブロンド」と言うことが多く、パツキンは古い言い方の死語になっています。

23. シャレオツ

「おしゃれ」をもじって並べ替えた言葉で、おしゃれでセンスがいいことを表します。2000年代後半から2010年代前半にネットで流行しました。

面白さ重視の言葉だったため定着せず、今ではやや寒い死語と受け止められがちです。

24. だっちゅーの

胸を強調するポーズとともに使われたギャグで、お笑いコンビ・パイレーツが1998年に大ブレイクさせました。新語・流行語大賞にも選ばれています。

一発ギャグの宿命で翌年にはほぼ使われなくなりました。平成の一発屋ブームを象徴する死語です。

25. キャピキャピ

若い女性が元気にはしゃいでいる様子を表す言葉です。1980年代後半から90年代に使われました。

今では少し古い表現とされ、ネタっぽく使われることが多い死語になっています。

26. イケイケ

勢いがあって積極的、ノリノリな様子を表す言葉です。バブルから平成にかけて流行しました。

今でもまれに耳にしますが、全盛期の勢いはなく、当時を懐かしむ文脈で使われる死語気味の言葉です。

2000年代・ネットスラングの死語【10語】

次は2000年代、おもにインターネット掲示板で生まれて広まった死語です。SNSが主流になるとともに、これらの言葉の多くは姿を消しました。

27. 希ガス

「〜な気がする」をもじったネットスラングで、「気がする」を化学っぽくもじった言葉遊びです。2000年代の掲示板で多用されました。

掲示板文化が衰退すると一緒に廃れ、今ではほぼ使われない死語です。言い換えれば「〜な気がする」です。

28. 漏れ

ネット上で「俺」を表すために使われた当て字的な表現です。2000年代の掲示板の定番でした。

SNS時代になると使う人がいなくなり、典型的なネット死語になりました。

29. キボンヌ

「希望する」「お願いします」という意味のネット語です。2000年代の掲示板で流行しました。

独特の語尾が時代を感じさせ、今ではすっかり死語です。言い換えるなら「希望します」「お願いします」です。

30. orz

膝と手をついてうなだれる人を横から見た形を文字で表した、絶望や落胆を示す表現です。2000年代に流行しました。

スタンプや絵文字で感情を表すのが普通になり、文字で姿を描くこの表現は死語になりました。

31. ググレカス

「自分で検索すればすぐ分かることを聞くな」という意味の、ややきつい言葉です。2000年代のネットで使われました。

言い方の強さもあって今ではあまり使われず、死語化しています。やわらかく言えば「自分で調べてみて」です。

32. 逝ってよし

「もう帰っていい」「消えてよし」という意味で使われた掲示板用語です。2000年代に流行しました。

独特の言い回しが時代を感じさせ、今では使われない死語になっています。

33. ワロタ・ワロス

「笑った」という意味のネット語です。2000年代の掲示板で生まれました。

現在は「草」や「w」に主役を譲り、ワロタは古い言い方になりつつある死語です。

34. (笑)

文末に付けて笑いやおどけを表す表記です。長くネットや携帯メールで使われてきました。

「w」を経て今は「草」が主流になり、(笑)はやや古い印象を与える表現になりました。死語とまでは言えませんが、世代が透けて見える言葉です。

35. 厨房

中学生を少し揶揄して指すネット用語で、「中坊」をもじった当て字です。2000年代の掲示板で使われました。

掲示板文化とともに使われなくなり、今では死語的な扱いです。言い換えれば「中学生」です。

36. KY

「空気が読めない」の頭文字を取った略語です。2007年に大流行し、新語・流行語大賞にもノミネートされました。

アルファベット略語ブームの象徴でしたが、今ではほとんど使われない死語になっています。

「orz」とか「希ガス」、当時は普通に使っていたのに、今見ると暗号みたいですよね。ネット用語は本当に寿命が短いです。

技術の進化で消えた死語【10語】

フロッピーディスク 技術の進化で死語になった言葉

ここでは、道具や技術そのものが姿を消したことで使われなくなった死語を集めました。デジタル化のスピードがそのまま言葉の寿命を縮めた例です。

37. 写メ・写メール

携帯電話で撮った写真をメールで送ること、またその写真を指す言葉です。2000年にカメラ付き携帯が登場して広まりました。

スマホとSNSで写真を送るのが当たり前になり、わざわざ「写メ」と呼ばなくなりました。今は単に「写真」「画像」です。

38. 着メロ・着うた

電話の着信音に使うメロディや楽曲のことです。1990年代末から2000年代に大流行し、専用の配信サービスもありました。

スマホでは着信音を細かく設定する文化が薄れ、言葉ごと使われなくなった死語です。

39. ポケベル

数字やメッセージを受信できる小型の無線呼び出し機です。1980〜90年代に若者のコミュニケーションを支えました。

携帯電話の普及で役目を終え、サービスも終了しました。今では言葉も道具も知らない世代が多い死語です。

40. ダイヤルを回す

電話をかけることを指す表現です。回転式の黒電話の操作に由来します。

プッシュ式やスマホが当たり前になり、「回す」動作自体が消えたため死語になりました。今は「電話をかける」です。

41. ダビング

テープやディスクの内容を別のメディアに複製することです。VHSやカセットテープの時代によく使われました。

デジタルデータのコピーが一般化し、わざわざダビングと呼ぶ場面が減って死語気味になりました。

42. テレカ

公衆電話で使うプリペイド式のテレホンカードのことです。昭和から平成にかけての必需品でした。

携帯電話の普及で公衆電話自体が減り、テレカという言葉も使われなくなった死語です。

43. フロッピー

データを保存するための薄い磁気ディスクです。パソコンの記録メディアとして長く使われました。

USBメモリやクラウドに取って代わられて消え、保存ボタンのアイコンにだけ名残をとどめる死語になっています。

44. MD(ミニディスク)

音楽を記録できる小型のディスクで、カセットの次の世代として1990年代から2000年代初頭に普及しました。

音楽配信とスマホの登場であっという間に廃れ、短命に終わった記録メディアの死語です。

45. 赤外線

携帯電話同士を近づけて、赤外線通信で連絡先を交換する操作を指しました。ガラケー時代の定番です。

スマホではQRコードやSNSのID交換が主流になり、「赤外線で送って」という言葉は死語になりました。

46. 伝言ダイヤル

電話を使って録音メッセージをやり取りするサービスです。携帯が普及する前の連絡手段として使われました。

携帯電話とメールの登場で不要になり、サービスとともに言葉も消えた死語です。

ビジネスで使うと古い昭和のビジネス死語【8語】

職場でつい口にしてしまうと、若い世代に「古い」と思われがちな昭和のビジネス死語です。意味は通じても世代が透けて見えるので、使いどころに注意したい言葉たちです。

47. ロハ

「無料」「ただ」という意味の言葉です。漢字の「只(ただ)」を分解すると「ロ」と「ハ」になることに由来します。

今では「無料」「タダ」と言うのが普通で、ロハは年配世代にしか通じない死語になっています。

48. いの一番

真っ先に、一番最初にという意味の言葉です。昭和のビジネスシーンでよく使われました。

意味は今も通じますが、若い世代は使わないため、口にすると世代を感じさせる死語気味の表現です。言い換えれば「まっさきに」です。

49. 一丁目一番地

最も重要な課題、最優先で取り組むべきことを指す言い回しです。政治やビジネスで使われてきました。

今でも年配の管理職が使いますが、若手にはピンとこないことが多く、古さを感じさせる死語的表現です。

50. よしなに

「良いように取り計らって」という意味の、やわらかく曖昧な依頼の言葉です。古風なビジネス語です。

具体的な指示を好む今の働き方には合わず、使うと一気に昭和感が出る死語気味の言葉になっています。

51. 鉛筆をなめる

数字や見積もりを都合のいいように調整することを指す慣用句です。昭和のビジネス現場で使われました。

実際に鉛筆をなめる人がいなくなったように、表現自体も若い世代には通じにくい死語になっています。

52. 月月火水木金金

土日も休まず働くことを表す言葉で、戦前の軍歌に由来します。昭和の猛烈サラリーマンを象徴しました。

働き方改革が進んだ今ではむしろ避けたい価値観となり、言葉も死語になりつつあります。

53. 鞄持ち

上司に付き従って雑用をこなす下働きを指す言葉です。昭和の職場で使われました。

今では「アシスタント」「付き人」などと言うことが多く、鞄持ちは古い響きの死語です。

54. ニューファミリー

1970〜80年代に登場した、新しい価値観を持つ若い核家族を指したマーケティング用語です。

時代が進むと当時の「新しさ」が失われ、言葉だけが取り残されて死語になりました。

最近死語になりつつある言葉【8語】

最後は、つい最近まで使われていたのに、もう古さを感じさせる「死語になりつつある言葉」です。流行のサイクルが速いSNS時代ならではの、寿命の短い言葉が並びます。

55. 激おこぷんぷん丸

激しく怒っている状態を表す言葉です。2013年にツイッターで「おこ」の怒りの段階表現として生まれ、その3段階目がこの言葉でした。同年の流行語大賞にもノミネートされています。

段階表現のインパクトで一気に広まりましたが、その分すぐに飽きられ、急速に死語化しました。

56. インスタ映え

写真がSNS映えするように見栄えがいいことを表す言葉です。2017年の流行語大賞・年間大賞に輝きました。

映えを狙う風潮への揺り戻しもあり、今ではやや古い言葉になりつつある死語予備軍です。

57. ぴえん

悲しいときやうれしいときの泣き顔を表す言葉で、2019年から2020年に若者の間で大流行しました。

流行のピークが過ぎ、今ではZ世代でも「もう古い」と感じる人が増えている、死語になりつつある言葉です。

58. 〜なう

「今〜している」という意味で、ツイッターの投稿でよく使われました。2010年前後に流行しました。

投稿スタイルの変化とともに使われなくなり、今では古さを感じさせる死語気味の表現です。

59. フロリダ

「お風呂に入るので一旦離脱します」を略したチャット用語です。LINE全盛期に若者の間で使われました。

通話やチャットの使い方が変わり、わざわざ離脱を宣言する文化が薄れて死語になりつつあります。

60. り・りょ

「了解」を短く略した若者言葉です。2010年代にSNSやチャットで広まりました。

省略のしすぎで分かりにくいこともあり、流行の波が引いて死語化が進んでいます。言い換えれば「了解」です。

61. タピる

タピオカ入りドリンクを飲むことを表す言葉です。2019年のタピオカブームとともに大流行しました。

ブームが落ち着くと一緒に使われなくなり、流行語ならではの短い寿命で死語になりつつあります。

62. 〜み

「うれしみ」「つらみ」のように、形容詞を名詞のように変化させる若者言葉です。2010年代後半に流行しました。

独特の言い回しが定着しきらず、今では少し古さを感じさせる死語予備軍の表現です。

「ぴえん」がもう古いと言われると、流行語の寿命の短さに驚きますよね。10年後には今の言葉も立派な死語かもしれません。

実は復活した死語・レトロブームで再評価された言葉

昭和のラジカセ レトロブームで再評価された死語

死語は消えていくばかりではありません。近年は昭和レトロブームや平成リバイバル、Y2Kファッションの流行で、一度は死語になった言葉やモノがふたたび注目を集めています。

あえて使う「ネタ死語」としての復活

「ナウい」「バッチグー」などの死語は、古さを逆手に取って、あえて笑いを誘うネタとして使われることがあります。意味が通じることを前提に、わざと古い言葉を選ぶ楽しみ方です。死語と知っているからこそ成立する、新しい使われ方だといえます。

モノの復権が言葉を呼び戻す

カセットテープやレコード、フィルムカメラといった「死語になりかけた道具」が、レトロな味わいから若い世代に再評価されています。モノが復活すると、それを語る言葉も自然とよみがえります。ラジカセや純喫茶といった言葉が再び聞かれるようになったのは、その好例です。

平成レトロ・Y2Kとして再注目される死語

ルーズソックスやプリクラ帳に代表される平成のギャル文化は、「平成レトロ」「Y2K」としてZ世代に新鮮なものとして受け止められています。当時を知らない世代にとっては、死語こそがおしゃれで珍しい言葉になるという面白い逆転現象が起きています。

死語が一周回っておしゃれになる。言葉の世界も、ファッションと同じでリバイバルがあるんですね。

死語を使いがちな人あるある・上手な付き合い方

つい死語を使ってしまって、場の空気が一瞬止まった経験はありませんか。ここでは死語を使いがちな人のあるあると、上手な付き合い方を紹介します。

死語を使いがちな人あるある

若い人に「それ死語ですよ」と言われて初めて気づく、というのは死語あるあるの定番です。本人にとっては現役の言葉なので、悪気なく自然に口から出てしまいます。ほかにも、職場で上司が放った死語に若手が反応に困る、親が使った死語に子どもが笑う、といった世代間ギャップもよく見られます。

方言として生き残っている死語もある

標準語では死語になった言葉でも、地域によっては方言として今も使われていることがあります。全国的には通じなくても、その土地では現役という言葉は意外と多いものです。死語かどうかは、世代だけでなく地域によっても変わるのです。

死語との上手な付き合い方

死語は決して恥ずかしいものではなく、その人が生きてきた時代を映す財産でもあります。相手の世代に通じるかを意識して使い分ければ、世代を超えた会話のきっかけにもなります。あえてネタとして使って場を和ませるのも、上手な付き合い方のひとつです。

死語についてよくある質問【Q&A】

Q. 死語と若者言葉の違いは何ですか?

若者言葉は「今まさに若い世代で使われている新しい言葉」で、死語は「かつて使われたが今は使われなくなった言葉」です。多くの若者言葉は時間が経つと死語になるため、両者は地続きの関係にあります。

Q. 死語を使うと「おじさん・おばさん」だと思われますか?

世代によっては古さを感じさせるため、そう受け取られることはあります。ただし相手や場面を選んで、あえてネタとして使えば、むしろ会話を盛り上げる武器にもなります。使い方しだいです。

Q. いちばん新しい死語は何ですか?

SNS発の流行語は寿命が短く、「ぴえん」「タピる」のように数年で死語になりつつある言葉が次々と生まれています。流行語ほど早く死語になりやすいのが現代の特徴です。

Q. 死語はなぜ懐かしく感じるのですか?

死語はその言葉が流行した時代の記憶と強く結びついているからです。言葉を聞くと当時の出来事や雰囲気がよみがえるため、死語は時代のタイムカプセルのような役割を果たしています。

まとめ|死語は時代を映す言葉のタイムカプセル

今回は昭和・平成・2000年代ネット・ビジネス・最近の言葉まで、死語を62選紹介しました。ひとつひとつの言葉に「なぜ死語になったのか」を添えて見てみると、その背景には技術の進化、流行の終わり、世代交代といった時代の動きがあることが分かります。

死語は単なる古い言葉ではなく、その時代に何が流行し、人々がどう暮らしていたかを映すタイムカプセルです。今使っている言葉も、いつか誰かにとっての懐かしい死語になるのかもしれません。

言葉の面白さをもっと味わいたい方は、由来や語源、美しい日本語をまとめた次の記事もあわせてどうぞ。

あなたが「これも死語だよね」と思う言葉はありましたか? 言葉の移り変わりを楽しみながら、世代を超えた会話のきっかけにしてみてください。

言葉の使われ方の変化については、文化庁の調査も参考になります。