オノマトペ一覧72選!擬音語・擬態語の意味と使い方をカテゴリ別に徹底解説

オノマトペ一覧72選 擬音語・擬態語の意味と使い方

「ざあざあ」「もちもち」「どきどき」。私たちは毎日、驚くほどたくさんのオノマトペを使って会話したり文章を書いたりしています。

オノマトペとは、音や物事の様子を言葉の響きで表現した擬音語・擬態語のことです。日本語はオノマトペがとても豊かな言語で、その数は約12,000語にのぼるとも言われています。英語のオノマトペが約3,000語程度とされるのと比べると、日本語の表現力の豊かさがよく分かります。

この記事では、日常でよく使うオノマトペを「天気・食感・感情・動作・光・痛み・動物の鳴き声」などカテゴリ別に72個集めました。それぞれの意味と例文、使うときのちょっとしたコツも添えています。

オノマトペを知ると、文章も会話もぐっと生き生きします。お気に入りの一語を見つけてみてくださいね。

オノマトペとは?擬音語・擬態語・擬声語の違いを解説

本を開いて読む様子

オノマトペ(onomatopoeia)は、もともとフランス語の「onomatopée」に由来する言葉です。音や物事の様子を、それらしい音の響きで表した言葉の総称を指します。

オノマトペは大きく「擬音語」「擬態語」、そして「擬声語」の3つに分けられます。それぞれの違いを先に押さえておくと、このあとの一覧がぐっと分かりやすくなります。

擬音語(ぎおんご)とは

擬音語は、実際に耳で聞こえる音をまねて言葉にしたものです。「ざあざあ(雨)」「ガタンゴトン(電車)」「パチパチ(拍手)」などが当てはまります。音そのものを写し取るので、カタカナで書かれることが多いのが特徴です。

擬態語(ぎたいご)とは

擬態語は、本当は音がしていない様子や状態を、音のイメージで表した言葉です。「きらきら(光る様子)」「もちもち(やわらかい感触)」「そわそわ(落ち着かない心)」などが擬態語です。目に見える様子や心の動きまで音で表せるのが、擬態語の面白いところです。

擬声語(ぎせいご)とは

擬声語は、人や動物の声をまねた言葉です。「わんわん(犬)」「こけこっこー(鶏)」「おぎゃー(赤ちゃん)」などが擬声語にあたります。擬音語の一種として扱われることも多いですが、「声」に限定したものと考えると整理しやすいでしょう。

豆知識
オノマトペには、濁点が付くと「大きい・重い・激しい」イメージになるという法則があります。「さらさら」と「ざらざら」、「ころころ」と「ごろごろ」を比べてみると、その違いがよく分かりますね。

天気・自然のオノマトペ一覧

カラフルな傘が並ぶ通り

まずは雨や風など、天気と自然のオノマトペです。情景がすぐ目に浮かぶ、使い勝手のよい言葉が揃っています。

ざあざあ
雨が激しく降るときの音を表す擬音語です。「朝からざあざあ降りで、靴までびしょ濡れになった」のように使い、土砂降りの臨場感を一語で伝えられます。

しとしと
雨が静かに降り続く様子を表します。「しとしとと春雨が降る」のように、ざあざあとは対照的なやわらかい雨に使います。

ぽつぽつ
雨が降り始め、まばらに落ちてくる様子です。「ぽつぽつ来たから傘を出そう」と、降り出しの合図によく登場します。

ぱらぱら
小粒の雨や雪が軽く降る様子を表します。本のページをめくる音にも使える、応用範囲の広い一語です。

ぴゅうぴゅう
冷たい風が強く吹き抜ける音です。「木枯らしがぴゅうぴゅう吹く」のように、寒さまで伝わってきます。

びゅうびゅう
ぴゅうぴゅうよりさらに激しい風の音です。濁点が付くことで、暴風のような力強さが加わっています。

ごろごろ
雷が遠くで鳴る音を表す擬音語です。じつは「猫がのどを鳴らす」「お腹が空く」「寝転ぶ」など、場面によって意味が変わる多才なオノマトペでもあります。

そよそよ
風がやさしく吹く様子です。「そよそよと心地よい風が吹く」と、おだやかな情景を表すときに使います。

さらさら
砂や髪、小川などがなめらかに流れる様子です。「さらさらの砂浜」「さらさらの髪」など、清潔感のある質感を伝えます。

じゃぶじゃぶ
水の中を勢いよく歩いたり、水を大量に使ったりする音です。「川をじゃぶじゃぶ渡る」と、水しぶきまで目に浮かびます。

食感・食べ物のオノマトペ一覧

焼きたてのパンのスライス

グルメ記事やレビューで大活躍するのが、食感のオノマトペです。同じ食べ物でも、選ぶ一語でおいしさの伝わり方がまるで変わります。

もちもち
弾力があってやわらかい食感です。「もちもちのパン」「もちもち食感の麺」など、最近のグルメ表現では定番の人気者です。

サクサク
軽くて歯切れのよい食感を表します。クッキーや揚げ物、天ぷらなど、表面が軽快に砕ける食べ物にぴったりです。

ぱりぱり
薄くて乾いたものが小気味よく割れる様子です。「ぱりぱりの海苔」「ぱりぱりに焼いた皮」など、サクサクより薄い質感に向いています。

とろとろ
やわらかく溶けるような食感です。「とろとろのチーズ」「とろとろの卵」と、温かくなめらかな料理を魅力的に見せます。

ふわふわ
軽くてやわらかい様子です。スフレやパンケーキ、わたあめなど、空気を含んだ食べ物の定番表現です。

しゃきしゃき
野菜などが新鮮で歯ごたえのよい様子です。「しゃきしゃきのレタス」と言うだけで、みずみずしさが伝わります。

ぷりぷり
弾力があってみずみずしい食感です。エビやこんにゃく、新鮮な魚など、跳ね返すような歯ごたえに使います。

こりこり
軟骨や貝など、コリッとした歯ごたえを表します。歯に心地よい抵抗が返ってくる食材にぴったりです。

ほくほく
加熱したいもや栗が、温かくやわらかい様子です。「ほくほくの焼きいも」と、ほのかな甘さと湯気まで想像できます。

つるつる
麺類などがなめらかでのどごしのよい様子です。「つるつるのうどん」と、すすり心地のよさを表現できます。

もぐもぐ
口を閉じてよく噛む様子の擬態語です。「子どもがもぐもぐ食べている」と、ほほえましい食事風景が浮かびます。

光・輝きのオノマトペ一覧

木立の上に広がる満天の星空

光り方のニュアンスを表すオノマトペも豊富です。同じ「光る」でも、輝きの種類によって使い分けられます。

ぴかぴか
磨かれて清潔に光る様子です。「ぴかぴかの靴」「床がぴかぴかだ」と、手入れの行き届いた輝きを表します。

きらきら
宝石や星が美しく輝く様子です。「きらきらの星空」「目をきらきらさせる」と、うっとりするような光に使います。

ちかちか
光が細かく点滅する様子です。「電飾がちかちか光る」のほか、「目がちかちかする」と不快な刺激にも使えます。

ぎらぎら
強く激しく照りつける光です。「真夏の太陽がぎらぎら照る」と、まぶしさと暑さを同時に伝えられます。

つやつや
表面がなめらかで光沢のある様子です。「つやつやの髪」「つやつやのリンゴ」と、健康的な美しさを表します。

てかてか
不自然に光って見える様子です。「額がてかてかする」など、つやつやよりややマイナスの印象で使われることが多い一語です。

感情・気持ちのオノマトペ一覧

心の動きを表すオノマトペは、会話に感情を乗せるのが得意です。気持ちをそのまま音にした、共感を呼びやすい言葉が並びます。

どきどき
緊張や期待で心臓が高鳴る様子です。「発表前でどきどきする」と、誰もが経験する胸の鼓動を表します。

わくわく
楽しみで心がはずむ様子です。「遠足の前夜はわくわくして眠れない」と、前向きな高揚感を伝えます。

うきうき
うれしくて気分が浮き立つ様子です。わくわくが「期待」なら、うきうきは「すでに楽しい」気分に近いニュアンスです。

いらいら
思い通りにならず、神経が高ぶる様子です。「渋滞でいらいらする」と、抑えきれない苛立ちを表します。

もやもや
気持ちがすっきりせず、心に何かが引っかかる様子です。「結論が出なくてもやもやする」と、言葉にしづらい感情にぴったりです。

むかむか
怒りや吐き気がこみ上げる様子です。感情にも体調にも使え、「思い出すとむかむかする」のように腹立たしさを表します。

しょんぼり
がっかりして元気をなくす様子です。「叱られてしょんぼりする」と、しおれたような寂しさが伝わります。

そわそわ
落ち着かず、気もそぞろな様子です。「結果が気になってそわそわする」と、じっとしていられない心情を表します。

うっとり
美しさや心地よさに、われを忘れる様子です。「美しい歌声にうっとりする」と、陶酔した気持ちを表現します。

ほっ
緊張がとけて安心する様子です。「無事だと聞いてほっとした」と、一瞬で肩の力が抜ける感覚を伝えます。

感情のオノマトペは、たった一語で気持ちが伝わるのが魅力です。「もやもや」なんて、まさに言葉にしづらい心をうまく表していますよね。

動作・人の様子のオノマトペ一覧

歩き方や働きぶりなど、人の動作を表すオノマトペです。様子を具体的に描けるので、文章に動きが出ます。

てくてく
一定のリズムで歩き続ける様子です。「駅までてくてく歩く」と、急がず淡々と進むイメージを表します。

うろうろ
目的もなくあちこち動き回る様子です。「迷子になってうろうろする」と、落ち着かない動きを表現します。

きょろきょろ
周りをあちこち見回す様子です。「珍しそうにきょろきょろする」と、興味や不安で視線が定まらないさまを表します。

のろのろ
動作が遅く、ゆっくりしている様子です。「のろのろ運転」と、もどかしいほどの遅さに使われます。

てきぱき
物事を手際よく進める様子です。「てきぱき仕事をこなす」と、無駄のない動きをほめるときに使えます。

だらだら
しまりなく、長く続く様子です。「休日をだらだら過ごす」と、緊張感のない時間を表します。

ぐっすり
深く眠っている様子です。「ぐっすり眠って疲れがとれた」と、満足のいく睡眠を表現します。

ふらふら
足元が定まらず揺れる様子です。体調にも使え、「熱でふらふらする」のように力が入らないさまを表します。

よちよち
幼児などが、おぼつかない足取りで歩く様子です。「よちよち歩きの赤ちゃん」と、かわいらしさが伝わります。

すたすた
迷いなく、足早に歩く様子です。「すたすたと先に行ってしまった」と、てくてくよりも速く決然とした歩みを表します。

もたもた
動作がにぶく、手間取る様子です。「準備にもたもたして遅刻した」と、てきぱきの反対の意味で使われます。

痛み・体調のオノマトペ一覧

痛みの種類を伝えるオノマトペは、体調を説明するときにとても役立ちます。病院で症状を伝える際にも便利な言葉です。

ずきずき
脈打つように痛む様子です。「頭がずきずきする」と、ズキンズキンと繰り返す痛みを表します。

ちくちく
針で刺すような細かい痛みです。「セーターがちくちくする」と、肌への刺激にも使えます。

きりきり
胃などが鋭くしぼられるように痛む様子です。「緊張で胃がきりきりする」と、差し込むような痛みを表します。

がんがん
頭が激しく響くように痛む様子です。「二日酔いで頭ががんがんする」と、強い頭痛にぴったりです。

くらくら
めまいがして頭がぐらつく様子です。「立ちくらみでくらくらする」と、平衡感覚を失う感じを表します。

ぞくぞく
寒気や興奮で体が震える様子です。「風邪のひき始めでぞくぞくする」のほか、「ぞくぞくするほど面白い」と快感にも使えます。

むずむず
かゆみや、何かをしたくてたまらない様子です。「鼻がむずむずする」「言いたくてむずむずする」と、体にも心にも使えます。

ひりひり
焼けるような表面の痛みです。「日焼けで肌がひりひりする」と、ヒリッとした刺激を表現します。

動物の鳴き声のオノマトペ(擬声語)一覧

雪の上に立つ猫

動物の鳴き声は、代表的な擬声語です。同じ動物でも国によって聞こえ方が違うのも面白いポイントです。

わんわん
犬の鳴き声です。英語では「bow-wow(バウワウ)」と表され、国によって聞こえ方が変わる代表例です。

にゃーにゃー
猫の鳴き声です。「にゃんにゃん」とも言い、甘えるときの「にゃ〜ん」など微妙な表現の幅があります。

もーもー
牛の鳴き声です。のんびりした牧場の風景がそのまま思い浮かぶ一語です。

こけこっこー
にわとりの鳴き声です。朝を告げる声として親しまれ、英語では「cock-a-doodle-doo」と表されます。

ぶーぶー
豚の鳴き声です。子どもが不満を言うときの「ぶーぶー言う」という使い方もあります。

ちゅんちゅん
すずめの鳴き声です。「ちゅんちゅん」と聞こえると、のどかな朝の景色が広がります。

げろげろ
かえるの鳴き声です。「げこげこ」「ケロケロ」など、表現のバリエーションが豊富な鳴き声です。

ひひーん
馬の鳴き声です。「ヒヒーン」といななく声は、時代劇や牧場の場面でおなじみです。

同じ犬でも、日本では「わんわん」、英語では「バウワウ」。耳は同じはずなのに、言葉になると国ごとに違うのが本当に不思議ですよね。

雰囲気・状態のオノマトペ一覧

最後は、場の空気や状態を表すオノマトペです。情景描写や心情描写で、文章にぐっと深みを与えてくれます。

しーん
物音ひとつしない静けさを表します。本来は音がないのに音で表現する、オノマトペならではの面白い一語です。

がやがや
大勢が集まってにぎやかに騒ぐ様子です。「会場ががやがやしている」と、ざわめきを伝えます。

ざわざわ
落ち着かないざわめきです。「客席がざわざわする」のほか、「胸がざわざわする」と不安な心にも使えます。

ぽかぽか
気持ちよく暖かい様子です。「ぽかぽか陽気」「体がぽかぽかする」と、心地よい温かさを表します。

じめじめ
湿気が多く不快な様子です。「梅雨でじめじめする」と、まとわりつくような湿っぽさを表現します。

からから
乾ききった様子です。「のどがからから」「からからに晴れた天気」と、水気のなさを表します。

ぐちゃぐちゃ
形が崩れて乱れた様子です。「机の上がぐちゃぐちゃ」と、秩序のない散らかった状態を表します。

きゅんきゅん
愛おしさで胸がしめつけられる様子です。比較的新しい使われ方で、「かわいくて胸がきゅんきゅんする」と現代の会話でよく登場します。

ワンポイント
オノマトペは方言にもたくさんあります。津軽弁の「わや(めちゃくちゃ)」など、地方ならではの表現も豊かです。各地の言葉の面白さは、こちらの記事でも楽しめます。

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オノマトペを使うときのコツ

オノマトペは便利ですが、使いすぎると文章が幼く見えてしまうこともあります。ここでは、上手に使うためのちょっとしたコツを紹介します。

ひとつ目は、ここぞという場面で使うことです。文章全体にちりばめるより、いちばん伝えたい一文に絞って使うと、その瞬間が鮮やかに際立ちます。

ふたつ目は、ありきたりな言葉を一語置きかえてみることです。「きれいな星」を「きらきらの星」にするだけで、情景の解像度がぐっと上がります。

Tips
ビジネス文書では擬態語は控えめにし、商品レビューやSNS、エッセイなど親しみを出したい文章で活用すると効果的です。場面に応じて使い分けるのが、オノマトペ上級者への近道です。

まとめ・オノマトペを使いこなして表現を豊かに

今回は、日常で使えるオノマトペを72個、カテゴリ別に紹介しました。

オノマトペは、擬音語・擬態語・擬声語の3つに分けられ、音や様子、声を音の響きで生き生きと表現する言葉です。

日本語にオノマトペが多いのは、それだけ繊細なニュアンスを大切にしてきた言語だからとも言えます。お気に入りの一語を会話や文章に取り入れて、あなたの表現をもっと豊かにしてみてください。

「もちもち」も「きゅんきゅん」も、たった数文字で情景や気持ちが伝わる魔法のような言葉です。ぜひ今日から使ってみてくださいね。

オノマトペについてよくある質問(Q&A)

Q. オノマトペと擬音語・擬態語の違いは何ですか?
オノマトペは、擬音語・擬態語・擬声語をまとめた総称です。音をまねたものが擬音語、様子を表したものが擬態語、声をまねたものが擬声語と整理すると分かりやすいでしょう。

Q. 日本語にオノマトペが多いのはなぜですか?
日本語は、繊細な感覚や様子を細かく言い分ける文化を持つためと言われています。約12,000語あるとも言われ、英語の約3,000語と比べても豊富です。

Q. オノマトペは文章やビジネスで使ってもいいですか?
商品レビューやSNS、エッセイなど親しみを出したい文章では効果的です。一方、かたい報告書などでは使いすぎに注意し、場面に応じて使い分けるのがおすすめです。

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オノマトペの成り立ちや研究について、さらに詳しく知りたい方は以下のサイトが参考になります。