壁の画鋲穴を目立たなくする方法8選|100均グッズとおすすめ補修剤を徹底比較【賃貸OK】

壁に開いた画鋲の穴、退去時に見つかったらどうしよう――そんな不安を感じたことはありませんか。

実は、画鋲やピンの穴は100均グッズや家にあるもので驚くほど簡単に補修できます。この記事では、コスト・難易度・仕上がりの3軸で8つの補修方法を徹底比較しました。賃貸の原状回復に関する国交省ガイドラインの解説や、そもそも穴を開けない代替アイテムも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

壁の画鋲穴はなぜ目立つ?穴の種類を知ろう

壁に開いた穴を補修するには、まず穴のサイズと壁紙の特性を把握することが大切です。

穴のサイズ別の分類

穴のサイズによって最適な補修方法は変わります。以下の3段階を目安にしてください。

サイズ 代表的な原因 直径の目安 おすすめ補修方法
小(ピン穴) 画鋲・虫ピン 1mm以下 ティッシュ・修正テープ・穴うめ材
中(ネジ穴) ネジ・釘・フック 3〜5mm 穴埋めパテ・専用補修剤
大(壁穴) ドアノブ衝突・家具ぶつけ 1cm以上 リペアプレート+パテ
MEMO
画鋲やピン程度の小さな穴であれば、家にあるもので十分対応できます。ネジ穴以上のサイズになると、専用のパテや補修キットを使った方が仕上がりがきれいです。

壁紙の種類による穴の見え方

日本の住宅で最も多いのはビニールクロスです。白やアイボリー系の無地クロスであれば補修跡は目立ちにくいですが、柄入りクロスや織物調クロスの場合は穴埋め剤の色味が浮きやすいため、色の選択に注意が必要です。

【比較表】壁の画鋲穴を補修する8つの方法

まずは8つの補修方法を一覧で比較します。目的や予算に合わせて選んでみてください。

方法 コスト 難易度 仕上がり 乾燥時間 向いている穴
①ティッシュ+爪楊枝 0円 ★☆☆ ★★☆ 不要 画鋲穴
②修正テープ 0円〜 ★☆☆ ★★☆ 不要 白い壁の画鋲穴
③歯磨き粉 0円 ★☆☆ ★★☆ 約30分 画鋲穴
④木工用ボンド 0円〜 ★☆☆ ★★★ 約1時間 画鋲穴
⑤100均 壁の穴埋めパテ 110円 ★★☆ ★★★ 約1時間 画鋲穴〜ネジ穴
⑥建築の友 穴うめ材スーパー 約400円 ★★☆ ★★★★ 約30分 画鋲穴〜ネジ穴
⑦壁紙キズ消しペン 約500円 ★☆☆ ★★★★ 約10分 画鋲穴・小さな傷
⑧リペアプレート+パテ 約1,000円〜 ★★★ ★★★★★ 約3時間 ネジ穴〜大きな穴

筆者の経験上、画鋲穴の補修であれば⑤の100均パテか⑥の専用穴うめ材が最もコスパと仕上がりのバランスが良いと感じました。

家にあるもので今すぐできる補修方法4選

まずはお金をかけずに、今すぐ試せる方法を4つ紹介します。

①ティッシュ+爪楊枝で穴を埋める

最もシンプルな方法です。ティッシュを1枚取り、ほんの少しだけちぎって小さく丸めます。爪楊枝の先端で画鋲穴にティッシュを押し込み、壁の表面と平らになるように整えるだけで完了です。

コツ:ティッシュを詰めた後、爪楊枝の背(丸い方)で穴の周囲をトントンと軽く叩くと、壁紙のテクスチャーと馴染みやすくなります。

注意点:ティッシュだけだと経年で穴から抜け落ちることがあります。長期間の補修には向きませんが、退去前の応急処置には十分です。

②修正テープを画鋲穴に貼る

白い壁紙限定ですが、修正テープを画鋲穴の上にサッと引くだけの超簡単な方法です。

コツ:修正テープを引いた後、指の腹で優しく押さえて壁紙のテクスチャーに馴染ませます。近くで見ると若干テカリがありますが、1メートルも離れればほぼわかりません。

注意
壁紙がアイボリーやベージュ系の場合、修正テープの白が浮いてしまいます。壁紙が純白の場合のみおすすめです。

③歯磨き粉を穴に塗り込む

白い歯磨き粉(ジェルタイプ以外)を爪楊枝の先に少量取り、画鋲穴に塗り込む方法です。歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、乾燥後に壁紙とよく馴染みます。

コツ:塗った直後に濡れた指でそっとなぞると、余分な歯磨き粉が取れて自然な仕上がりになります。

注意点:ミント系の歯磨き粉を使うと、乾燥後もかすかに香りが残ることがあります。気になる方は研磨剤入りの無香料タイプを選んでください。

④木工用ボンドで穴を埋める

木工用ボンドは乾燥すると透明になるため、穴埋め材の代用として使えます。爪楊枝の先にボンドを少量つけて穴に詰め込み、表面を平らにならします。

コツ:はみ出したボンドは、乾く前に濡れたティッシュで拭き取りましょう。乾燥後に上から壁紙の色に合った塗料を塗ると、さらに目立たなくなります。

仕上がり:4つの方法の中では最もしっかり穴が埋まります。ただし、乾燥に1時間ほどかかるため、急いでいるときにはティッシュ法や修正テープ法の方が便利です。

100均で買えるおすすめ穴補修グッズ比較

100均ショップにも壁の穴補修に使えるグッズが揃っています。ダイソー・セリア・キャンドゥの3社で購入できる補修アイテムを比較しました。

商品 店舗 価格 容量 色展開 特徴
壁の穴埋めパテ ダイソー 110円 約30g ホワイト チューブ型で塗りやすい。ネジ穴まで対応
壁紙用補修のり ダイソー 110円 約20ml 透明 壁紙のめくれ・はがれの補修向き
壁紙補修用パテ セリア 110円 約20g ホワイト きめ細かく乾燥後のヤスリがけが可能
穴埋めウッドパテ キャンドゥ 110円 約25g ナチュラル 木部の穴埋め向きだが壁にも使用可

100均パテの使い方

100均の壁穴埋めパテは、以下の手順で使います。

手順:
1. 穴の周囲のホコリやゴミを爪楊枝や綿棒で取り除く
2. パテをチューブから少量出し、爪楊枝やヘラで穴に押し込む
3. 表面を平らにならし、はみ出した部分を湿らせた布で拭き取る
4. 約1時間乾燥させれば完成

筆者の使用感:ダイソーの穴埋めパテを実際に画鋲穴に使ってみたところ、塗った直後は白さが目立ちますが、乾燥するとかなり壁紙に馴染みました。30cmの距離でもほとんどわからないレベルです。ネジ穴の場合は2〜3回重ね塗りするときれいに仕上がります。

仕上がり重視ならこの専用補修剤がおすすめ

100均パテでも十分補修できますが、「もっときれいに仕上げたい」「色味にこだわりたい」という方には専用の壁紙補修剤がおすすめです。Amazon等で購入できる人気商品を比較しました。

商品名 価格帯 色展開 特徴 向いている用途
建築の友 クロスの穴うめ材スーパー 約400円 4色(ホワイト/アイボリー/オフホワイト/ベージュ) バルーン材配合で目減りしにくい。ドライヤーで温めると密着性アップ 画鋲穴〜ネジ穴
コモライフ 壁紙のキズ消しペン 約500円 ホワイト(マット仕上げ) ペン型で細かい傷や小さな穴に塗りやすい。速乾性あり 画鋲穴・引っかき傷
穂高 壁紙のおなやみ修正ペン110番 約500円 ホワイト 修正ペン感覚で使えて手軽。日本製 画鋲穴・小さな傷・壁紙の汚れ隠し
リンテックコマース 自分で直せる壁紙の穴 約600円 ホワイト シール式の補修シートで貼るだけ。壁紙のテクスチャー付き 大きめの穴・壁紙のやぶれ

筆者のおすすめは「クロスの穴うめ材スーパー」

画鋲穴からネジ穴まで幅広く対応でき、色展開も4色と豊富なのが建築の友 クロスの穴うめ材スーパーです。バルーン材(中空の微粒子)が配合されているため、乾燥後の目減りが少なく、1回の塗りできれいに仕上がるのがメリットです。

使い方も簡単で、チューブから直接穴に注入して付属のヘラでならすだけ。ドライヤーで軽く温めると壁との密着性がさらに高まります。ホームセンターでも購入できますが、Amazonなら色違いを選べるので壁紙の色に合ったものを選びやすいですよ。

MEMO
壁紙の色が「純白」か「アイボリー」かで仕上がりが大きく変わります。購入前に壁紙の色をよく確認し、迷ったらアイボリーを選ぶと日本の住宅の壁紙に馴染みやすい傾向があります。

賃貸の退去時に画鋲穴は修繕費を請求される?

賃貸住まいの方が最も気になるのが「画鋲穴で修繕費を取られるのか」という点でしょう。結論から言うと、通常の画鋲穴であれば修繕費を請求されないケースがほとんどです。

国土交通省ガイドラインの見解

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、壁の穴について以下のように区分されています。

穴の種類 負担者 理由
画鋲・ピンの穴 貸主(大家)負担 通常の使用の範囲内(壁にポスターやカレンダーを貼るのは一般的な生活行為)
ネジ穴・釘穴(下地ボードまで達するもの) 借主負担 通常の使用を超えた損耗とみなされる
大きな穴(壁を貫通するもの) 借主負担 故意・過失による損傷

つまり、画鋲程度の小さな穴であれば、基本的には入居者が費用を負担する必要はありません。

ただし注意すべきケース

以下のようなケースでは、画鋲穴であっても修繕費を請求される可能性があります。

注意
・壁一面にびっしり穴が開いている場合
・契約書に「画鋲の使用禁止」と明記されている場合
・画鋲穴から壁紙が大きくめくれている場合

退去前に画鋲穴が気になる場合は、今回紹介した方法で補修しておくと安心です。費用は100均パテなら110円で済むため、保険として補修しておいて損はないでしょう。

そもそも壁に穴を開けない!代替アイテム3選

補修方法を知ることも大切ですが、最初から穴を開けないのが最も確実です。画鋲を使わずにポスターやカレンダーを飾れる便利アイテムを紹介します。

マスキングテープ+両面テープ

壁にまずマスキングテープを貼り、その上から両面テープを貼る方法です。マスキングテープは粘着力が弱いため、剥がすときに壁紙を傷つけにくいのがポイントです。軽いポスターや写真を飾るのに最適で、100均で材料が揃います。

ニンジャピン

針がV字型になっている特殊なピンです。通常の画鋲と違い、壁に刺した穴が極めて小さくなるよう設計されています。穴の直径は約0.35mmと、通常の画鋲(約1mm)の約3分の1。抜いた跡がほとんどわかりません。

壁美人

ホチキスの針で金具を壁に固定するアイテムです。ホチキスの穴は画鋲よりさらに小さいため、賃貸でも使いやすいと人気があります。耐荷重は製品によって異なりますが、時計やフレーム程度なら問題なく飾れます。

まとめ:穴のサイズと目的に合った方法を選ぼう

壁の画鋲穴を補修する方法を8つ紹介しました。最後に、目的別のおすすめをまとめます。

今すぐ・お金をかけずに補修したい → ティッシュ+爪楊枝(①)または修正テープ(②)

コスパ重視できれいに仕上げたい → 100均の穴埋めパテ(⑤)

仕上がりにこだわりたい建築の友 クロスの穴うめ材スーパー(⑥)

手軽にペン感覚で補修したいコモライフ 壁紙のキズ消しペン(⑦)

そもそも穴を開けたくない → ニンジャピンやマスキングテープ+両面テープ

画鋲の穴は小さな問題に見えますが、放っておくと壁紙のめくれにつながることもあります。気づいたときに早めに補修しておくと、退去時にも慌てずに済みますよ。

参考文献