にらめっこの遊び方とは?ルール・歌詞(あっぷっぷ)・由来や歴史・赤ちゃんとのやり方まで徹底解説

「だるまさん だるまさん にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」。この歌を口ずさみながら、向かい合って変な顔を作り合った思い出は、多くの人が持っているのではないでしょうか。

にらめっこは、道具も広い場所もいらず、二人いればすぐに始められる昔ながらの遊びです。赤ちゃんから大人まで誰でも楽しめて、相手と顔を見合わせて笑い合うだけで、不思議と場の空気がやわらかくなります。

その一方で、「あっぷっぷ」がどういう意味なのか、なぜ歌に「だるまさん」が出てくるのか、そもそもこの遊びはいつからあるのかを知っている人は、意外と多くありません。実はにらめっこの由来をたどると、平安時代の武将や禅僧、さらには民俗学者の考察にまで行き着きます。

この記事では、にらめっこの基本ルールと遊び方から、歌詞の意味、由来や歴史、なぜ人は笑ってしまうのかという心理のしくみ、勝つコツ、赤ちゃんとの遊び方まで、まとめて徹底解説します。

シンプルだけど奥が深い。にらめっこの世界を、いっしょにのぞいていきましょう。

にらめっことは?基本のルールと遊び方

向かい合って変な顔を作り合う子どもたち

にらめっこは、二人が向かい合い、相手を笑わせ合って、先に笑ってしまった方が負けになる遊びです。にらみ合う「我慢」と、変な顔で笑わせ合う「攻め」が同時に進む、とてもシンプルなルールが特徴です。

基本の勝敗ルール

まずは二人で向かい合って座るか、立って顔を近づけます。そろって「だるまさん だるまさん にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」と歌い、最後の「あっぷっぷ」で息を止めて頬をふくらませたり、変な顔を作ったりします。

あとは、にらみ合いながらおかしな表情を続け、先に吹き出して笑ってしまった方が負けです。声を出して笑うのはもちろん、口元がゆるんでニヤッとしただけでも負け、という厳しめのルールにすると盛り上がります。

大人数・トーナメントでの遊び方

三人以上いるときは、勝ち抜き戦にするのがおすすめです。勝った人が次の挑戦者と対戦していき、最後まで笑わなかった人が優勝になります。

クラスやイベントで大人数を一気に楽しませたいときは、全員を二列に向かい合わせて一斉ににらめっこをし、笑った人から座っていく方式も便利です。最後まで立っていた人が勝ち、という分かりやすさで、アイスブレイクにも向いています。

盛り上がるローカルルール

定番のアレンジが、口に水や牛乳を含んでおこなうにらめっこです。笑って噴き出したら負けというルールで、バラエティ番組でもおなじみの白熱バージョンになります。ただし飲み物で汚れてもよい場所と服装でおこないましょう。

ほかにも、「手で顔を触ってはいけない」「変な声を出すのはアリかナシか」など、最初にルールを決めておくと公平に楽しめます。小さな子と遊ぶときは、わざと早めに笑ってあげるのも立派なローカルルールです。

まずはルールを決めるところから。これだけで雰囲気がぐっと盛り上がります。

「あっぷっぷ」の歌詞と「だるまさん」の意味

にらめっこの歌に登場するだるま(達磨大師)の人形

にらめっこに欠かせないのが、遊びの合図になるわらべうたです。歌があるからこそ、二人のタイミングがそろい、「あっぷっぷ」の瞬間に一気に変な顔へと突入できます。

基本の歌詞

もっとも広く知られている歌詞は、次のとおりです。

「だるまさん だるまさん にらめっこしましょ 笑うと負けよ あっぷっぷ」

短い歌ですが、「これから勝負だよ」という宣言と、「笑ったら負け」というルール説明、そして開始の合図である「あっぷっぷ」が、すべて詰め込まれています。最後の「あっぷっぷ」は、息を止めて頬をふくらませる様子をあらわした擬音だと考えられていますが、はっきりした由来は分かっておらず諸説あります。

「だるまさん」は達磨大師のこと

歌に出てくる「だるまさん」は、縁起物のだるま人形のもとになった、達磨大師という実在の僧侶を指すと考えられています。達磨大師は中国に禅を伝えた人物で、壁に向かって九年間も座禅を続けた「面壁九年」の伝説で知られています。

九年間まったく動じなかったとされる達磨大師は、「何があっても笑わない・動じない人物」の象徴です。笑ってはいけないにらめっこの相手として、これ以上ふさわしい人物はいません。だからこそ歌の冒頭で「だるまさん」を呼びかけているのだ、というわけです。

地域による歌詞のちがい

にらめっこの歌は全国共通のようでいて、地域によって少しずつ言い回しが変わります。代表的なちがいを表にまとめました。

部分 バリエーションの例
「笑うと負けよ」の部分 関西以西では「わろたら負けよ」と歌うことが多い
言い回しのちがい 「笑うといやよ」「わろたらいかん」「笑うとげんこ」など
最後の掛け声 「あっぷっぷ」のほか、「うんとこどっこいしょ」と歌う地域もある

自分の地域の歌い方が「当たり前」だと思っていたのに、別の土地では微妙にちがう、というのはわらべうたあるあるです。家族や友だちと、どんな歌詞で習ったか比べてみるのも面白いでしょう。

にらめっこの由来・語源は平清盛の「目競」だった?

巨大な髑髏の妖怪を描いた浮世絵

かわいらしい子どもの遊びに見えるにらめっこですが、その語源をたどると、意外にも武士の世界や妖怪退治の伝説に行き着きます。ここは諸説あるところなので、定説と言い伝えを分けながら見ていきましょう。

語源は「睨む」から

辞書によると、にらめっこという言葉は、相手をじっと見すえる「睨む(にらむ)」という動詞からきています。古くは「にらみくら」「にらめっくら」と呼ばれ、関西では「にらみごく」「にらみこくら」、さらに「目くらべ」という言い方もありました。

「目くらべ」とは、文字どおり目の力をくらべ合うこと。これがやがて「にらめっこ」へと変化していったと考えられています。勝つことを「目勝ち」と呼んだという記録も残っています。

平清盛の「目競」伝説

にらめっこの起源としてよく語られるのが、『平家物語』に出てくる平清盛の「目競(めくらべ)」の逸話です。福原の都にいた清盛がある朝、中庭を見ると、数えきれないほどの髑髏が転がっていました。

やがてそれらが一つに合体し、十四、五丈(およそ四十数メートル)もある巨大な髑髏となって、無数の目で清盛を睨みつけたといいます。しかし清盛はひるまず睨み返し、その気迫の前に大髑髏は朝日に溶けるように消え去った、と伝えられています。この「睨み合って勝負する」逸話が、にらめっこの語源の一つとされているのです。

武士の訓練だったという説

「目くらべ」には、戦いの場で武士が敵に気おくれしないよう、相手の目を正面から見すえる度胸を養う訓練という側面もあったと考えられています。にらみ合いに負けないことが、そのまま実戦での強さにつながると考えられていたわけです。

こう考えると、今では赤ちゃんとも遊ぶほのぼのとしたにらめっこも、もとをたどればかなり勇ましい「にらみ合い」だったのかもしれません。

柳田国男は「恥じらいを克服する遊び」と考えた

民俗学者の柳田国男は、にらめっこを、日本人が照れや恥ずかしさを乗りこえるために考え出した独特の遊びだと解釈しています。面と向かって相手の顔をじっと見るのは、本来とても照れくさいことです。

その照れくささを、「笑ったら負け」というゲームに変えることで、堂々と見つめ合えるようにした。にらめっこには、そんな日本人らしい知恵が隠れているという見方です。

子どもの遊びの裏に、平清盛と妖怪の伝説。にらめっこ、想像よりずっと壮大です。

平安から江戸まで、遊びとしての歴史

にらめっこが今の「笑わせ合う遊び」の形になるまでには、長い時間がかかっています。時代ごとの移り変わりを見てみましょう。

平安時代には、まだ「目くらべ・目競」と呼ばれ、にらみ合って度胸をためす真剣勝負の色合いが濃いものでした。前述の平清盛の逸話も、この時代の感覚を反映しています。

鎌倉時代になると、にらみ合う要素は残しつつ、「相手を笑わせる」という遊びの要素が加わってきます。ここで一気に、勝負ごとから楽しい遊びへと性格が変わっていきました。

そして江戸時代には、にらめっこの合図となるわらべうたが広まります。歌に乗せて遊ぶようになったことで、にらめっこは「子どもの遊び」というイメージを決定づけ、現代まで親しまれる形に落ち着いたのです。

なぜ笑ってしまうのか?情動伝染という仕組み

「笑ってはいけない」と分かっているのに、相手の変な顔を見たとたん、こらえきれずに吹き出してしまう。にらめっこのこの不思議な現象には、心理学や脳科学で説明できる理由があります。

笑いがうつる「情動伝染」

人は、目の前の相手の表情や感情を、無意識のうちにまねしてしまう性質を持っています。これを心理学で「情動伝染」と呼びます。心理学者のハットフィールドらが提唱した考え方で、相手が笑えばこちらもつられて笑いたくなる現象のことです。

その背景には、他人の動きを見たときに自分でも同じ動きをしたかのように反応する、脳の神経細胞のはたらきが関わっているとされています。相手の笑顔を見ると、自分の脳の中でも「笑う」反応が呼び起こされてしまうのです。にらめっこで相手がニヤッとした瞬間にこちらも崩れてしまうのは、まさにこの仕組みのせいだといえます。

緊張と緩和が笑いを生む

笑いは、張りつめた緊張が、ふとした瞬間にゆるむときに生まれやすいといわれます。にらめっこは「笑ってはいけない」という緊張を全力で作り出す遊びです。その緊張が高ければ高いほど、ちょっとした変顔やタイミングのズレで一気にゆるみ、大きな笑いになってしまいます。

「笑うな」と思うほど笑える理由

「笑ってはいけない」と強く意識すると、かえってそのことばかり気になって、笑いをこらえられなくなります。考えないようにするほど、その対象が頭から離れなくなる心の動きが働くためです。

にらめっこが盛り上がるのは、この「我慢するほど笑いたくなる」というジレンマそのものを楽しむ遊びだからこそ。人間の心のクセを、うまく遊びに仕立てているわけです。

我慢するほど笑いたくなる。にらめっこは、人の心のクセを突いた遊びなんですね。

にらめっこに勝つコツ(笑わせる側・笑わない側)

ただの運まかせに見えて、にらめっこには勝つためのちょっとしたコツがあります。「笑わせる側」と「笑わない側」、それぞれの作戦を紹介します。

笑わせる側(攻め)のコツ

相手を笑わせたいなら、いきなり全力の変顔を見せるより、少しずつ表情を変えていく方が効果的です。最初は真顔でじらし、相手が「来るぞ」と身構えたところで予想外の顔を見せると、緊張がゆるんで笑いを誘えます。

顔だけでなく、低い声で変な擬音を出したり、ゆっくり首をかしげたりと、動きを少し加えるのも有効です。相手の笑いのツボを探りながら、いちばん効きそうな表情を見つけていきましょう。

笑わない側(守り)のコツ

笑わずに耐えたいときは、相手の顔そのものではなく、額や眉間のあたりをぼんやり見るのがコツです。視点を少しずらすことで、変顔の情報が直接ひびきにくくなります。

さらに、頭の中で別のことを考えたり、軽く奥歯をかみしめたりして、表情筋にあえて力を入れておくと、口元がゆるむのを防げます。息を整えてリラックスしすぎないことも、笑いをこらえるうえで意外と大切です。

赤ちゃん・子どもとのにらめっこと知育効果

赤ちゃんと顔を寄せ合ってにらめっこをする親子

にらめっこは、勝ち負けを競うだけの遊びではありません。とくに赤ちゃんや小さな子どもとのにらめっこには、親子のきずなを深め、心の発達をうながす効果が期待できます。

いつから遊べる?

にらめっこは、表情を見分けられるようになる生後数か月ごろから楽しめます。絵本でも、0歳から2歳ごろの赤ちゃん向けに、にらめっこをテーマにしたものが数多く作られています。

もちろんこの時期の赤ちゃんは勝ち負けを理解していません。大人が変な顔をして見せ、赤ちゃんがキャッキャと笑う、その「やりとり」そのものを楽しむのが、赤ちゃんとのにらめっこです。

知育・情緒の面でうれしい効果

顔を見合わせて笑い合うことは、赤ちゃんにとって「人とのコミュニケーションは楽しい」と感じる大切な経験になります。大人の表情をじっと見て、それをまねしようとする過程は、表情を読み取る力や感情を表す力をはぐくみます。

また、笑うことには気持ちをほぐし、安心感をもたらすはたらきもあります。親子で笑い合う時間が増えるほど、子どもの情緒は安定しやすくなるといわれています。道具もお金もいらず、いつでもどこでもできるのも、にらめっこの大きな魅力です。

赤ちゃんとのやり方のポイント

赤ちゃんと遊ぶときは、顔をしっかり近づけ、ゆっくり大きく表情を変えてあげましょう。舌を出す、ほっぺをふくらませる、目を見開くなど、分かりやすい変化が喜ばれます。

赤ちゃんが笑ったら、たっぷり笑い返してあげることが大切です。勝ち負けにこだわらず、笑顔のキャッチボールを楽しむ気持ちで向き合ってあげてください。

赤ちゃんとのにらめっこは、勝負ではなく愛情のキャッチボール。最高の知育かもしれません。

にらめっこの変顔バリエーション

にらめっこで相手を笑わせる決め手が、いかにインパクトのある変な顔を作れるかです。定番の変顔をいくつか覚えておくと、いざというときに役立ちます。

たとえば、ほっぺを思いきりふくらませる「ふぐ顔」、舌を出して目を寄せる「おどけ顔」、口角を下げて頬をすぼめる「おかめ・ひょっとこ顔」などは、子どもにも大人にもよく効きます。鼻の下を伸ばしたり、片方の眉だけを上げたりと、左右でちがう動きをするのもおすすめです。

変顔のレパートリーをもっと増やしたい方は、芸能人の変顔も含めてたくさんの例を集めた、以下の記事も参考にしてみてください。

世界のにらめっこと似た遊び

「相手をじっと見て、先に動いた方が負け」という遊びは、実は日本だけのものではありません。世界各地に、にらめっことよく似た遊びがあります。

遊び 内容
ステアリング・コンテスト(英語圏) 見つめ合って、先にまばたきをしたり目をそらしたりした方が負け。笑いより「まばたき我慢」に重きが置かれる
ぷくぷく(日本) 二人で向かい合い、交互に「ぷくぷく」と言いながら変な顔をつくる、にらめっこの親戚のような遊び
ガーニング(イギリス) 顔をできるだけ醜くゆがめて見せる伝統芸。専用の大会まで開かれている

日本のにらめっこが「笑わせ合う」ことを重視するのに対し、英語圏のステアリング・コンテストは「まばたきを我慢する」ことを競う点が大きなちがいです。同じ「見つめ合う遊び」でも、国によってルールの個性が出るのは面白いところです。

にらめっこクイズ5問

ここまで読めば、にらめっこ博士になれているはずです。腕だめしに、5問のクイズに挑戦してみましょう。答えはそれぞれの下に隠してあります。

第1問:歌の最後の掛け声は?

にらめっこの歌で、いちばん最後に言う有名な掛け声は何でしょう?

答え:あっぷっぷ。この合図に合わせて、一斉に変な顔を作ります。

第2問:「だるまさん」は誰のこと?

にらめっこの歌に出てくる「だるまさん」は、もともと誰のことだと考えられているでしょう?

答え:達磨大師。九年間も座禅を続け、決して動じなかったとされる禅僧です。

第3問:平安時代の呼び名は?

にらめっこの語源になったとされる、平安時代の遊びの呼び名は何でしょう?

答え:目くらべ(目競)。目の力をくらべ合うことを意味しました。

第4問:巨大な髑髏とにらみ合った武将は?

『平家物語』で、巨大な髑髏と睨み合って退治したと伝えられる武将は誰でしょう?

答え:平清盛。「目競」の逸話として語り継がれています。

第5問:つられて笑う現象を何という?

相手が笑うと自分もつられて笑ってしまう現象を、心理学では何と呼ぶでしょう?

答え:情動伝染(じょうどうでんせん)。にらめっこで崩れてしまう大きな理由です。

何問正解できましたか? 全問正解なら、もうにらめっこマスターです。

にらめっこのよくある質問(FAQ)

最後に、にらめっこについてよく寄せられる疑問にお答えします。

にらめっこは何歳からできますか?

表情を見分けられるようになる生後数か月ごろから楽しめます。ただし赤ちゃんは勝ち負けを理解していないので、大人が変な顔をして笑わせ、笑顔のやりとりを楽しむ形になります。

「あっぷっぷ」にはどんな意味があるの?

息を止めて頬をふくらませる様子をあらわした擬音だと考えられていますが、はっきりした由来は分かっておらず諸説あります。意味よりも、開始の合図として親しまれてきた言葉です。

一人でもにらめっこはできますか?

鏡に映った自分を相手にしたり、変な顔をしてくる動画を見たりして、笑いをこらえる練習はできます。とはいえ、誰かと顔を見合わせてこそ盛り上がるのがにらめっこの本質です。

笑わずに勝つにはどうすればいい?

相手の顔ではなく額のあたりをぼんやり見て、頭の中で別のことを考えるのが基本の作戦です。表情筋に軽く力を入れておくと、口元がゆるみにくくなります。

にらめっこは英語で何という?

笑わせ合う日本のにらめっこにぴたりと合う英語はありませんが、見つめ合って我慢する遊びは「staring contest(ステアリング・コンテスト)」と呼ばれます。

まとめ:笑いが伝わる、奥が深い遊び

にらめっこは、二人で向かい合い、変な顔で笑わせ合って、先に笑った方が負けというシンプルな遊びです。道具も場所もいらず、赤ちゃんから大人まで誰でも楽しめます。

「だるまさん」の歌に出てくるのは、九年間動じなかった達磨大師。語源をたどれば「目くらべ」にいきつき、『平家物語』の平清盛が巨大な髑髏と睨み合った逸話まで結びついています。

つい笑ってしまうのは、情動伝染という心のはたらきのせい。我慢するほど笑いたくなる人間のクセを、うまく遊びに変えているのがにらめっこの面白さです。

次に小さな子やお年寄りと過ごす機会があれば、ぜひ一局にらめっこをしてみてください。「笑うと負けよ、あっぷっぷ」の一言で、その場がきっと笑顔になります。

笑ったら負け。でも、笑い合えたらみんなの勝ちですね。今日もどこかで、あっぷっぷ。