高齢者が盛り上がるクイズ30問!デイサービス・家族の集まりで使える脳トレ問題集
デイサービスや老人ホーム、家族の集まりで「みんなが楽しめるレクリエーションをやりたい」と思ったことはありませんか。
高齢者向けのクイズは、認知症予防の脳トレとしても効果が期待されており、誰でも気軽に参加できるレクリエーションとして全国の介護施設で取り入れられています。

問題はすべて答え付きで、出題のコツや解説もセットになっています。デイサービスの職員さん、ご家族の集まりを盛り上げたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
高齢者向けクイズの効果と楽しみ方

まずは、高齢者にクイズがおすすめされる理由と、楽しく出題するためのポイントを押さえておきましょう。
脳トレ効果で認知症予防につながる
クイズに取り組むことで、記憶を呼び起こす「想起」の力が鍛えられます。厚生労働省の認知症予防に関する報告でも、知的活動への参加が認知機能の維持に効果があるとされています。
特に高齢者の場合、「昔のことを思い出す」という行為そのものが脳への良い刺激になります。回想法(レミニセンス・セラピー)と呼ばれる手法でも、昔の記憶を引き出す活動が認知症ケアに効果的だと報告されています。
クイズは難しい道具も必要なく、座ったままでも参加できるので、身体機能に関係なく全員が楽しめるという点も大きなメリットです。
コミュニケーションのきっかけになる
クイズは「一緒に考える」「答えを出し合う」という共同作業なので、自然と会話が生まれます。普段は口数が少ない方でも、昔の思い出に関するクイズになると急にいきいきと話し始めることが多いです。
「この歌、若い頃によく歌ったわ」「力道山は近所のテレビで見たんだよ」といった昔話が自然に広がり、参加者同士のコミュニケーションが活発になります。
出題のコツ4つ
クイズを楽しく進めるために、以下の4つのポイントを意識してみてください。
- ゆっくり・はっきり読み上げる:問題文は早口にならないよう、1問ずつ丁寧に読み上げましょう。選択肢も「1番、〇〇。2番、〇〇。3番、〇〇」と間を空けて読むのがコツです
- ヒントを惜しまず出す:すぐに答えが出なくても焦らず、「昭和30年代のことですよ」「食べ物に関係がありますよ」などのヒントを出してあげましょう
- 正解を褒める・不正解でも盛り上げる:「すごい!正解です」「惜しい!いい線いってますよ」と、正解・不正解に関わらずポジティブなリアクションを心がけます
- 答えの後に一言エピソードを添える:「正解は力道山です。テレビの前に街中の人が集まったそうですよね」のように、解説を添えると会話が広がります
昭和の懐かしクイズ10問(昭和の記憶から出題)
ここからは実際のクイズです。まずは昭和時代の出来事や流行から10問出題します。60代〜90代の方にとって懐かしい記憶がよみがえる問題ばかりなので、思い出話とセットで楽しんでみてください。

第1問:昭和の「三種の神器」と呼ばれた家電の組み合わせは?
- ①テレビ・冷蔵庫・洗濯機
- ②テレビ・掃除機・炊飯器
- ③冷蔵庫・掃除機・ラジオ
昭和30年代、高度経済成長期に「三種の神器」として爆発的に普及したのがこの3つです。当時はテレビが一家に1台あるだけで近所中の人が見に来たほど貴重な存在でした。ちなみに「新・三種の神器」として、カラーテレビ(Color TV)・クーラー(Cooler)・自動車(Car)の「3C」が続きました。
第2問:力道山が活躍したスポーツは何でしょう?
- ①柔道
- ②プロレス
- ③ボクシング
力道山は昭和20〜30年代に大活躍したプロレスラーです。テレビが普及し始めた時代、力道山の試合は「街頭テレビ」の前に何百人もの人だかりができるほどの人気でした。外国人レスラーを空手チョップで倒す姿が、戦後の日本人に大きな勇気を与えました。
第3問:昭和39年の東京オリンピックの開会式は何月何日だった?
- ①10月1日
- ②10月10日
- ③11月3日
1964年(昭和39年)10月10日に東京オリンピックが開幕しました。この日は晴れの特異日として知られ、長年「体育の日」として祝日にもなりました。東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボール日本代表の金メダルは、多くの方の記憶に残っているのではないでしょうか。
第4問:昭和33年に完成した、東京のシンボルといえば?
- ①東京スカイツリー
- ②東京タワー
- ③通天閣
東京タワーは1958年(昭和33年)12月23日に完成しました。高さ333メートルは、当時世界一の自立式鉄塔でした。朝鮮戦争で使われた戦車のスクラップが建材の一部に使われたという逸話もあります。完成当時は展望台に長蛇の列ができ、東京を代表する観光名所になりました。
第5問:昭和時代に「もはや戦後ではない」と宣言された経済白書は何年?
- ①昭和26年(1951年)
- ②昭和31年(1956年)
- ③昭和35年(1960年)
1956年の経済白書に「もはや戦後ではない」という有名な一節が記されました。戦後の復興が一段落し、日本経済が新たな成長段階に入ったことを象徴する言葉です。この頃から日本は高度経済成長期に突入し、国民の暮らしが急速に豊かになっていきました。
第6問:昭和の大スター・石原裕次郎の代表作として有名な映画のタイトルは?
- ①嵐を呼ぶ男
- ②七人の侍
- ③男はつらいよ
『嵐を呼ぶ男』(1957年)は石原裕次郎の代表作で、ドラマーを目指す青年の物語です。裕次郎が自らドラムを叩くシーンは当時の若者たちを熱狂させました。ちなみに『七人の侍』は黒澤明監督・三船敏郎主演、『男はつらいよ』は渥美清主演の名作です。
第7問:昭和45年に大阪で開催された万国博覧会のシンボル「太陽の塔」を作った芸術家は?
- ①横山大観
- ②岡本太郎
- ③棟方志功
1970年(昭和45年)の大阪万博で、岡本太郎がデザインした「太陽の塔」は高さ約70メートルの巨大なモニュメントです。「芸術は爆発だ!」の名言でも知られる岡本太郎らしい、インパクト抜群の作品でした。万博全体の来場者数は約6,421万人で、日本中が未来への夢にあふれていた時代です。
第8問:昭和の国民的テレビ番組『8時だョ!全員集合』でおなじみのグループは?
- ①クレイジーキャッツ
- ②ザ・ドリフターズ
- ③コント55号
いかりや長介さんをリーダーとするザ・ドリフターズの冠番組『8時だョ!全員集合』は、1969年〜1985年にTBSで放送されました。最高視聴率は50.5%を記録しています。「志村、うしろ!」のやりとりは、当時の子どもたちからお年寄りまで日本中が笑いました。
第9問:昭和47年に日本に返還された県はどこ?
- ①北海道
- ②鹿児島県
- ③沖縄県
1972年(昭和47年)5月15日、沖縄がアメリカから日本に返還されました。第二次世界大戦後、27年間にわたりアメリカの統治下にあった沖縄が、ようやく日本に復帰した歴史的な日です。返還当日は沖縄各地で記念式典が行われました。
第10問:昭和の時代、お正月の子どもの遊びとして定番だったのは?
- ①サッカー
- ②凧揚げ
- ③縄跳び
昭和のお正月といえば、凧揚げ・コマ回し・羽根つき・かるたが定番の遊びでした。最近は電線が多くなったこともあって凧揚げをする子どもはめっきり減りましたが、昭和の時代はお正月になると空に何枚もの凧が舞っている風景が見られたものです。
生活・常識クイズ10問(日常の知識から出題)
続いては、季節の行事やことわざなど、日常生活に関する常識クイズ10問です。普段の暮らしに根ざした問題なので、昭和クイズとはまた違った盛り上がりが期待できます。

第11問:「桃の節句」は何月何日でしょう?
- ①3月3日
- ②5月5日
- ③7月7日
3月3日の桃の節句は「ひな祭り」とも呼ばれ、女の子の健やかな成長を祝う日本の伝統行事です。ひな人形を飾り、ちらし寿司やひなあられを食べてお祝いします。ちなみに5月5日は「端午の節句(こどもの日)」、7月7日は「七夕」です。
第12問:「七草がゆ」を食べる日は何月何日?
- ①1月1日
- ②1月7日
- ③1月15日
1月7日の朝に七草がゆを食べるのは、お正月のごちそうで疲れた胃腸を休めるためと、1年の無病息災を願う意味があります。七草は「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)」の7種類です。
第13問:「暑さ寒さも彼岸まで」の「彼岸」は、春と秋それぞれいつ頃?
- ①春は2月頃、秋は8月頃
- ②春は3月21日頃、秋は9月23日頃
- ③春は4月頃、秋は10月頃
「彼岸」は春分の日・秋分の日を中日として前後3日間を含む7日間を指します。このことわざは「春の彼岸を過ぎれば寒さが和らぎ、秋の彼岸を過ぎれば暑さが収まる」という季節の変わり目を表現しています。お彼岸にはお墓参りをする習慣があり、春はぼた餅、秋はおはぎをお供えします。
第14問:「土用の丑の日」に食べるものといえば?
- ①そうめん
- ②うなぎ
- ③すいか
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内が「本日丑の日」と看板を出すことを提案したのが始まりとされています。うなぎにはビタミンAやビタミンBが豊富に含まれており、夏バテ防止にはうってつけの食材です。
第15問:ことわざ「猿も木から〇〇」の〇〇に入る言葉は?
- ①飛ぶ
- ②落ちる
- ③逃げる
「猿も木から落ちる」は、木登りが得意な猿でも時には失敗するという意味のことわざです。その道の名人や達人でも油断すると失敗することがあるという教訓を表しています。似た意味のことわざに「弘法にも筆の誤り」「河童の川流れ」があります。
第16問:お茶を最初に日本に伝えたとされる人物は誰?
- ①空海
- ②栄西
- ③千利休
鎌倉時代の禅僧・栄西(えいさい)が中国の宋からお茶の種子を持ち帰り、日本にお茶を広めたとされています。栄西は日本初のお茶の専門書『喫茶養生記』も著しました。千利休は安土桃山時代に茶道(わび茶)を大成させた人物で、お茶の文化をさらに発展させました。
第17問:「大寒」はだいたい何月にある?
- ①12月
- ②1月
- ③2月
「大寒(だいかん)」は二十四節気の一つで、1月20日頃にあたります。1年で最も寒い時期とされ、この日に汲んだ水は「寒の水」と呼ばれ、味噌や醤油の仕込みに使うと良いとされてきました。大寒の最終日の翌日が「立春」で、暦の上では春の始まりです。
第18問:日本で一番長い川はどれ?
- ①利根川
- ②信濃川
- ③石狩川
信濃川は全長367キロメートルで、日本で最も長い川です。新潟県と長野県を流れており、長野県内では「千曲川(ちくまがわ)」と呼ばれています。ちなみに流域面積が日本一広いのは利根川(約16,840平方キロメートル)です。
第19問:「還暦」は何歳のお祝いでしょう?
- ①50歳
- ②60歳
- ③70歳
還暦は数え年で61歳(満60歳)のお祝いです。干支(十干と十二支の組み合わせ)が60年で一巡りして元に戻ることから「還暦(暦が還る)」と呼ばれます。赤いちゃんちゃんこを贈る風習は、赤が魔除けの色であること、赤ちゃんに還るという意味が込められています。ちなみに70歳は「古希」、77歳は「喜寿」、80歳は「傘寿」、88歳は「米寿」、90歳は「卒寿」、99歳は「白寿」です。
第20問:日本の都道府県で一番面積が大きいのは?
- ①岩手県
- ②北海道
- ③長野県
北海道は面積約83,424平方キロメートルで、日本の都道府県の中でダントツの1位です。2位の岩手県(約15,275平方キロメートル)の5倍以上という圧倒的な広さを誇ります。「でっかいどう、北海道」というキャッチフレーズは多くの方がご存知ではないでしょうか。
歌・音楽クイズ10問(昭和の名曲から出題)
最後の10問は、昭和の名曲にまつわる音楽クイズです。歌は記憶と深く結びついているので、高齢者の方にとって特に盛り上がるジャンルです。答えが出たらみんなで一緒に口ずさんでみるのもおすすめです。

第21問:「川の流れのように」を歌った昭和の大歌手は誰?
- ①美空ひばり
- ②島倉千代子
- ③都はるみ
「川の流れのように」は美空ひばりさんが1989年に発表した名曲で、生涯最後のシングルとなりました。秋元康さんが作詞を担当し、人生を川の流れにたとえた歌詞は多くの人の心に響きました。美空ひばりさんは「昭和の歌姫」と称され、日本の歌謡界を代表する歌手です。
第22問:「上を向いて歩こう」は海外でどんなタイトルで大ヒットした?
- ①SUSHI
- ②SUKIYAKI
- ③TEMPURA
坂本九さんの「上を向いて歩こう」は、1963年にアメリカのビルボードチャートで1位を獲得しました。日本語の曲が全米1位になったのは史上唯一の快挙です。なぜ「SUKIYAKI」というタイトルになったかには諸説ありますが、英語圏で覚えやすい日本語の言葉が選ばれたとされています。
第23問:「世界は二人のために」を歌った歌手は誰?
- ①佐良直美
- ②いしだあゆみ
- ③小柳ルミ子
「世界は二人のために」は1967年に発表された佐良直美さんのデビュー曲です。この曲で第9回日本レコード大賞の新人賞を受賞しました。愛する二人の世界を描いた美しいメロディーは、結婚式でも長く歌われ続けた名曲です。
第24問:「北の宿から」を歌い、NHK紅白歌合戦の常連だった歌手は?
- ①八代亜紀
- ②都はるみ
- ③テレサ・テン
「北の宿から」は都はるみさんが1976年に発表し、第18回日本レコード大賞を受賞した名曲です。阿久悠さんの作詞、小林亜星さんの作曲による哀愁漂う歌詞は、冬の北国を舞台にした切ない恋模様を描いています。都はるみさんは演歌界の大御所として長年にわたり活躍されました。
第25問:「リンゴの唄」が大ヒットしたのは、どんな時代?
- ①大正時代
- ②終戦直後(昭和20年)
- ③昭和40年代
「リンゴの唄」は1945年(昭和20年)に公開された映画『そよかぜ』の挿入歌で、並木路子さんが歌いました。終戦直後の荒廃した日本で、この明るい歌声が人々の心を癒し、大きな希望を与えました。戦後復興の象徴ともいえる曲です。
第26問:石原裕次郎さんの大ヒット曲「嵐を呼ぶ男」で、裕次郎さんが演じたのは何の奏者?
- ①ギター奏者
- ②トランペット奏者
- ③ドラム奏者
「嵐を呼ぶ男」は1957年の同名映画の主題歌で、石原裕次郎さんがドラマーを目指す青年を演じました。映画では裕次郎さん自身がドラムを叩くシーンがあり、その迫力ある演技が観客を魅了しました。映画も主題歌も大ヒットし、石原裕次郎の代名詞となりました。
第27問:「およげ!たいやきくん」が発売されたのは昭和何年?
- ①昭和45年(1970年)
- ②昭和50年(1975年)
- ③昭和55年(1980年)
「およげ!たいやきくん」はフジテレビの番組『ひらけ!ポンキッキ』から生まれた曲で、1975年に子門真人さんが歌いました。累計売上は約450万枚を記録し、日本のシングルレコード売上歴代1位の記録を長年保持しました。たい焼きが海に逃げ出すユニークなストーリーが子どもから大人まで大人気でした。
第28問:「津軽海峡・冬景色」を歌った歌手は誰?
- ①石川さゆり
- ②藤圭子
- ③ちあきなおみ
「津軽海峡・冬景色」は1977年に石川さゆりさんが発表した演歌の名曲です。阿久悠さん作詞、三木たかしさん作曲で、冬の津軽海峡を渡る連絡船の情景を歌い上げました。青函連絡船は1988年に青函トンネルの開通で廃止されましたが、この歌とともに多くの方の記憶に残っています。
第29問:昭和のアイドル・山口百恵さんの引退コンサートで最後に歌った曲の演出で有名なのは?
- ①紙吹雪を浴びた
- ②マイクをステージに置いた
- ③客席に手を振り続けた
1980年10月5日、日本武道館での引退コンサートで山口百恵さんが最後にマイクをステージに置いて去る姿は、日本芸能史に残る名場面です。引退時わずか21歳。絶頂期での引退は日本中に衝撃を与え、「伝説のアイドル」と語り継がれています。
第30問:「見上げてごらん夜の星を」を歌った歌手は誰?
- ①坂本九
- ②三波春夫
- ③北島三郎
「見上げてごらん夜の星を」は、1963年に坂本九さんが歌って大ヒットしました。もともとは1960年の同名ミュージカルの主題歌で、いずみたくさん作曲、永六輔さん作詞の名曲です。「上を向いて歩こう」とともに坂本九さんの代表曲として、今なお多くの人に愛されています。
デイサービスでクイズを出すときの5つのコツ
クイズの問題を用意できたら、次は「どう出題するか」が大切です。ここでは、デイサービスや高齢者施設で実際にクイズレクリエーションを行うときのコツを5つご紹介します。
コツ1:問題は大きな文字で紙やホワイトボードに書く
口頭だけで出題すると、聞き取りにくい方がいたり、選択肢を忘れてしまう方がいたりします。A3用紙やホワイトボードに大きな文字で問題を書いておくと、視覚的にも確認できるので参加しやすくなります。
文字の大きさは最低でも3センチ以上を目安にすると見やすくなります。マジックで太く書く、色を使い分ける(問題文は黒、選択肢は青など)といった工夫もおすすめです。
コツ2:正解数より「楽しさ」を重視する
クイズというと「何問正解したか」を競うイメージがありますが、高齢者向けのレクリエーションでは楽しさを最優先にしましょう。
得点を競う形式にしてしまうと、不正解が続いた方が落ち込んでしまうことがあります。それよりも、1問ごとに思い出話を共有したり、答えにまつわるエピソードを紹介したりして、和やかな雰囲気を大切にしてください。
コツ3:全員が「どれか1つは正解できる」難易度にする
問題が難しすぎると「自分にはわからない」と感じて参加意欲がなくなってしまいます。逆に簡単すぎても物足りなくなります。
この記事のクイズのように、3択形式にすると「勘で当たる」こともあるので、正解のハードルが下がります。また、「昭和の問題」「生活の問題」「音楽の問題」とジャンルを分けることで、得意分野で活躍できるチャンスが全員に生まれます。
コツ4:昔の思い出を引き出す「問いかけ」を添える
クイズの答えを発表した後に、「この歌、みなさんはどんなときに聴いていましたか?」「東京タワーに行ったことがある方はいますか?」と問いかけてみましょう。
こうした声かけをすると、参加者が自分の経験を話すきっかけになります。クイズがきっかけで昔の旅行の話や若い頃の思い出がよみがえり、施設全体が温かい雰囲気に包まれることも少なくありません。
コツ5:体を動かすクイズも混ぜる
30問すべてを座ったままやると、途中で飽きてしまうこともあります。「正解だと思う番号の指を出してください」「①だと思う方は手を挙げてください」など、体を動かす要素を取り入れると、メリハリがつきます。
また、「正解は②番です。②番だと思った方、拍手!」のように参加者に動作を促すと、体を動かすレクリエーションとしても機能します。座ったままでもできる軽い運動なので、身体機能に不安がある方でも安心です。
よくある質問(Q&A)
Q. 認知症の方にもクイズレクリエーションは効果がありますか?
はい、効果が期待できます。厚生労働省の認知症施策でも、知的活動やコミュニケーションを通じた刺激が認知機能の維持に役立つとされています。特に昔の記憶を呼び起こす「回想法」の効果は複数の研究で報告されており、昭和の出来事や昔の歌に関するクイズは回想法的なアプローチにもなります。
ただし、認知症の症状は個人差が大きいので、無理に正解を求めず、楽しい雰囲気の中で過ごせることを最優先にしてください。
Q. 何人くらいの規模が最適ですか?
5人〜15人程度が最も盛り上がりやすい規模です。5人未満だと少し静かになりがちですし、20人を超えると全員の反応を拾うのが難しくなります。
大人数の場合はチーム戦にして、3〜5人ずつのグループで相談して答えを出す形にすると、チーム内でのコミュニケーションも活発になります。
Q. クイズにかける時間はどれくらいが適切ですか?
1回のレクリエーションで20〜30分が目安です。10問であれば、出題・回答・解説・雑談を含めて1問あたり2〜3分のペースで進めるとちょうど良いでしょう。
参加者の集中力や体力に合わせて、途中でお茶休憩を挟むのもおすすめです。無理に全問やり切ろうとせず、「みなさんが楽しそうかどうか」を見ながら進めてください。
Q. 問題の難易度はどうやって調整すればいいですか?
参加者の年代や興味関心に合わせて調整しましょう。たとえば、80代以上の方が多い場合は昭和20〜30年代のネタを増やし、60〜70代の方が中心なら昭和40〜50年代のネタを厚くすると盛り上がります。
また、事前に参加者の出身地や趣味を把握しておくと、「〇〇さんの出身地にまつわるクイズです」のように個人に寄り添った出題もできます。これは参加者の満足度を大きく上げるテクニックです。
まとめ
今回は、高齢者が盛り上がるクイズ30問を「昭和の懐かしクイズ」「生活・常識クイズ」「歌・音楽クイズ」の3ジャンルに分けてご紹介しました。
- 昭和クイズ:三種の神器・東京タワー・東京オリンピックなど、日本の歴史を振り返る10問
- 生活クイズ:季節の行事・ことわざ・地理など、日常の知識を問う10問
- 音楽クイズ:美空ひばり・坂本九・石川さゆりなど、昭和の名曲にまつわる10問
高齢者向けのクイズで大切なのは、「正解を競うこと」ではなく「みんなで楽しむこと」です。問題をきっかけに昔の思い出がよみがえったり、参加者同士の会話が弾んだりすれば、それだけで十分に意味のあるレクリエーションになります。
デイサービスの職員さんは、日々のレクリエーションの一つとしてぜひ活用してみてください。ご家族の集まりでも、おじいちゃん・おばあちゃんを交えて盛り上がること間違いなしです。


