いじられた時の返し方15選!面白く返すコツから嫌ないじりの対処法まで徹底解説

いじられた時の返し方サムネイル

「いじられるのは好きだけど、うまく返せない……」「最近いじりがエスカレートしてきて正直しんどい……」

職場や学校、友人グループの中で「いじられキャラ」になっている人は多いのではないでしょうか。いじられること自体は悪いことではありませんが、面白く返せないとモヤモヤが残りますし、度が過ぎたいじりは精神的にもキツいものです。

この記事では、いじられた時に面白く返す方法10パターンと、嫌ないじりへの対処法5つを場面別の具体例付きで徹底解説します。元お笑い芸人の分析や心理学の知見も交えて、明日から使えるテクニックをお伝えします。

筆者も学生時代はガッツリ「いじられキャラ」でした。最初は全然返せなくて苦痛でしたが、コツを掴んでからは「いじられるのが楽しい」に変わりました。その経験も踏まえて書きます。

いじられやすい人の特徴5つ

友達と笑い合うイメージ

まず、いじられキャラになりやすい人にはどんな共通点があるのでしょうか。自分がなぜいじられるのかを理解することが、上手に返すための第一歩です。

1. リアクションが大きい

いじる側が最も求めているのは「面白いリアクション」です。ツッコまれたときに大きく驚いたり、オーバーに反応したりする人は、いじる側にとって「この人をいじると場が盛り上がる」という成功体験になります。芸人の世界でも、リアクション芸人は重宝される存在です。リアクションが大きいこと自体は才能であり、うまく活かせば武器になります。

2. 人当たりが良く怒らない

いくらいじっても怒らない、嫌な顔をしない人はいじりやすいターゲットになります。優しくて温厚な性格の人ほど「この人なら大丈夫」と思われやすいのです。逆に言えば、怒ると怖い人はほとんどいじられません。人当たりの良さは長所ですが、度が過ぎたいじりに対しては適度にラインを引くことも大切です。

3. 天然・ボケ体質

素で面白い言い間違いをしたり、おっちょこちょいなミスをする「天然」な人は、周囲が放っておきません。天然ボケは狙って出せるものではないだけに、周りから見ると貴重なエンターテインメントです。ただし本人は「なんで笑われてるの?」と困惑していることも多いので、天然な人をいじる側も配慮が必要です。

4. 自虐ネタを使う

自分から「俺、本当にモテないんだよね」「この前こんなドジをして……」と自虐トークをする人は、周囲に「この話題はOKなんだ」というシグナルを送っています。自虐は笑いを取る強力な武器ですが、同時に「この方向でいじっていい」という許可証にもなるため、いじられやすくなります。

5. コミュニティの中で安心感がある

グループの中で「みんなから好かれている」「なくてはならない存在」という安心感がある人ほど、いじられます。逆にグループ内での立場が不安定な人をいじるのは「いじめ」に見えるため、避けられます。いじられること自体が「あなたはこのグループに受け入れられている」という証拠でもあるのです。

MEMO
心理学では「いじられキャラ」は「場の調整役(ファシリテーター)」としての機能を持つとされています。いじられることで場の緊張がほぐれ、グループの雰囲気が良くなるという重要な役割です。

いじりといじめの境界線

いじられキャラについて考えるとき、避けて通れないのが「いじり」と「いじめ」の境界線です。ここを理解しておくことが、適切な返し方を選ぶうえでも重要になります。

健全ないじりの条件

  • 双方向であること:いじった側もいじり返される関係(一方通行はいじめ)
  • 信頼関係があること:お互いの性格や地雷を理解している
  • 本人が笑えること:いじられた側も最終的に笑顔になれる
  • 第三者が見ても不快でないこと:周囲の人も一緒に笑える

いじめに該当するサイン

  • 身体的特徴やコンプレックスを繰り返しネタにされる
  • 本人が「やめて」と言っても続く
  • 特定の1人だけが常にいじられ、他の人はいじられない
  • いじりの内容が公の場やSNSで拡散される
  • 周囲が「面白い」ではなく「かわいそう」と感じている

もしこれらに当てはまる場合は、「面白い返し方」を考えるよりも、後述の「嫌ないじりへの対処法」セクションを参考にしてください。

いじりといじめの違いは「お互い笑えるかどうか」が最大のポイントです。片方だけが笑っていて、もう片方が苦しんでいたら、それはいじりではありません。

いじられた時の面白い返し方10パターン

ここからが本題です。いじられた時に場を盛り上げながら面白く返すパターンを10個、具体例付きで紹介します。

パターン1:大げさに肯定する

いじられた内容を否定せず、むしろ大げさに肯定して笑いに変えるテクニックです。相手が「お前、全然モテないよな」と言ってきたら、「いや、週7で振られてるからね。月曜から日曜まで全敗」と返す。いじりのポイントを否定するのではなく、さらに上を行く肯定をすることで、相手の想定を超えた返しになります。

このテクニックのポイントは「相手の想像を超える」ことです。相手は否定や照れを期待しているので、予想外の強い肯定が来ると笑いが生まれます。

パターン2:ノリツッコミ

一度いじりに乗っかってから、途中でツッコむ王道パターンです。「お前、本当に食べるの遅いよな」と言われたら、「うんうん、そうなんだよ。昨日のランチも2時間かかって……ってかかるわけないだろ!」と返す。

ノリツッコミは「同意→展開→否定」の3ステップで構成されます。最初に同意することで相手を油断させ、ツッコミで落とすのがコツです。お笑い芸人の間でも基本テクニックとして知られています。

パターン3:いじり返す

相手のいじりを受け止めたうえで、相手にも同じ方向でいじり返すパターンです。「お前、最近太った?」と言われたら、「いやいや、お前にだけは言われたくないんだけど!」と返す。

このパターンは相手との関係性が良い場合に限り有効です。「お前もだろ!」系の返しは、お互い笑い合える関係でないと角が立つので注意しましょう。

パターン4:自虐で上乗せ

いじりの内容に自分からさらに自虐を追加するパターンです。「お前、彼女できないよな」と言われたら、「彼女どころか、この前マッチングアプリで犬にすらスルーされたからね」と返す。

自虐で上乗せするときのルールは「明らかに嘘だとわかるレベルまで盛る」こと。リアルすぎる自虐は笑えない空気になるので、ファンタジーレベルまで飛躍させましょう。

パターン5:真面目に回答する

いじりに対してあえて真面目に答えるボケです。「お前、いつ結婚するの?」と言われたら、「今のところの5カ年計画では3年目に出会い、4年目に交際開始、5年目にプロポーズの予定です」と返す。

ギャップが笑いを生むパターンです。軽いノリのいじりに対して急にビジネスプレゼンのように真面目に返すと、そのズレが面白くなります。

パターン6:話題を飛躍させる

いじりの内容を突拍子もない方向に飛躍させるパターンです。「お前のその髪型なに?」と言われたら、「これね、NASAの最新研究で空気抵抗が最も少ない形状らしいよ」と返す。

現実にはありえない話を堂々と言い切るのがポイント。「嘘を本当っぽく言う」のではなく「明らかに嘘だとわかる話を堂々と言う」のがコツです。シュールな笑いに近い返し方です。

パターン7:感謝して返す

いじりに対して「ありがとう」で返すパターンです。「お前の服、ダサくない?」と言われたら、「え、気づいてくれたの?ありがとう!これ3年間毎日着てるお気に入りなんだよ」と返す。

感謝で返されると、いじった側は拍子抜けします。ネガティブな指摘にポジティブで返すことで、いじりの攻撃力を無効化しながら笑いに変えることができます。

パターン8:第三者を巻き込む

いじられた瞬間に、近くにいる第三者を会話に巻き込むパターンです。「お前、本当に仕事遅いよな」と言われたら、近くの同僚に「ねえ、この人(いじった人)今日何回トイレ行ったか知ってる?6回だよ6回」と話題を転換する。

第三者を巻き込むことで「いじる側→いじられる側」の一方通行を崩すことができます。ただし、巻き込まれた第三者が困らないよう、軽い内容にとどめましょう。

パターン9:キャラになりきる

いじりの内容を受けて、そのキャラクターになりきるパターンです。「お前、おじさんっぽいよな」と言われたら、急に「あー、最近腰がね……。若い人はいいねえ、元気があって」とおじさんキャラを全力で演じる。

即興の演技力が求められますが、なりきりが上手いと爆笑を取れます。ポイントは「中途半端にやらないこと」。やるなら全力で演じ切りましょう。

パターン10:オウム返し+一言

いじりの言葉をそのまま繰り返してから、一言追加するシンプルなパターンです。「お前って天然だよな」と言われたら、「天然……天然って言うけど、養殖の人間っているの?」と返す。

オウム返しで一瞬の間を作りつつ、相手の言葉の「ツッコミどころ」を見つけて指摘するのがコツです。相手の言葉を逆手に取るので、頭の回転が速く見える返し方です。

10パターン紹介しましたが、全部を使いこなす必要はありません。自分の性格に合う2〜3パターンを見つけて、それを磨くのがおすすめです。筆者は「大げさに肯定」と「感謝して返す」を多用しています。

嫌ないじりへの対処法5つ

いじりが「楽しいやりとり」の範囲を超えて、本当に嫌だと感じたときの対処法を紹介します。面白い返しを考える前に、まず自分の気持ちを大切にしてください。

対処法1:リアクションを減らす

いじりが繰り返されるのは「リアクションが面白いから」です。逆に言えば、リアクションを薄くすれば、いじる側は「あまり面白くないな」と感じて自然と減っていきます。笑顔で受け流していたのを、軽く微笑む程度に変えるだけでも効果があります。

いきなり無視するのではなく、段階的にリアクションを薄くしていくのがコツです。急に態度を変えると「怒ってる?」と別の問題が発生しがちです。

対処法2:「それはちょっと」と伝える

軽い言い方で「その話題はNG」と伝える方法です。深刻な空気を作らず、「あー、その話題はちょっとやめて(笑)」と笑いながら言うだけで十分です。大事なのは「冗談っぽく言っても、本気で嫌だということが伝わる」レベルの言い方をすること。

心理カウンセリングの手法で「Iメッセージ」と呼ばれるものがあります。「(あなたが)やめてよ」ではなく「(私は)その話題ちょっと苦手なんだよね」と自分を主語にして伝えると、相手も受け入れやすくなります。

対処法3:話題を変える

いじりが始まったら、意図的に全く関係ない話題に切り替える方法です。「そういえばさ、昨日のあのニュース見た?」と完全に別の話を振ります。1回では効果がなくても、何度か繰り返すと相手は「この人はこの方向のいじりには乗ってこないんだな」と学習します。

対処法4:距離を取る

物理的にその人との接触を減らす方法です。職場であれば席を離れるタイミングを作る、飲み会では隣に座らないなど。関係を断つのではなく、「いじりが発生しやすい距離感」を避けるイメージです。

対処法5:信頼できる第三者に相談する

自分一人で解決できない場合は、共通の友人や先輩、職場であれば上司に相談しましょう。「あの人のいじりがちょっとキツくて」と伝えるだけで、第三者が自然と間に入ってくれることがあります。

学校であればスクールカウンセラー、職場であれば人事部やハラスメント相談窓口も選択肢です。「大げさかな」と思って我慢するよりも、早めに相談するほうが問題が小さいうちに解決できます

注意
いじりが「暴言」「人格否定」「身体的な攻撃」を伴う場合は、いじりではなくハラスメントです。無理に面白く返そうとする必要はありません。記録(日時・内容・場所)を取り、信頼できる第三者や専門窓口に相談してください。

場面別:いじられた時のベストな返し方

同じいじりでも、場面によって最適な返し方は変わります。学校・職場・飲み会の3つの場面別にポイントを整理します。

学校(中学・高校・大学)の場合

学校でのいじりは「グループ内でのポジション争い」と結びついていることが多いです。友達の前で面白い返しができると、グループ内での評価が一気に上がります。

おすすめパターンは「ノリツッコミ」「キャラになりきる」です。学生は笑いのハードルが低いので、テンションとリアクションの勢いで押し切れます。逆に「真面目に回答」パターンは通じにくいことも。

ただし、学校はいじりがエスカレートしやすい環境でもあります。嫌なときは無理に笑わず、先生やスクールカウンセラーに相談する選択肢も忘れないでください。

職場の場合

職場でのいじりは、上下関係やパワーバランスが絡むため慎重さが求められます。上司からのいじりには「大げさに肯定」「感謝して返す」が安全です。相手のメンツを潰さず、かつ自分も傷つかない返し方を選びましょう。

同僚間であれば「いじり返す」も有効ですが、第三者(取引先やお客様)がいる場面では控えめに。社会人のいじり返しは「TPOをわきまえているか」が最大のポイントです。

飲み会・パーティーの場合

飲み会は最もいじりが発生しやすい場面です。アルコールが入ると普段は言わないことを言う人が増えるため、いじりの質も量も増えます。

飲み会ではテンション高めの返し(ノリツッコミ・大げさ肯定・キャラなりきり)が最も受けます。みんながリラックスしている空気なので、多少オーバーな返しでも許されます。逆に真面目な返しや冷静な切り返しは場の空気を壊しかねないので注意です。

芸人から学ぶ「いじられ力」

プロのお笑い芸人の中には「いじられること」を武器にしている人が大勢います。彼らのテクニックから学べることは多いです。

出川哲朗のリアクション力

「リアクション芸人」の代名詞的存在である出川哲朗さんは、いじられた瞬間の大きなリアクションで場を爆笑に変えます。注目すべきは、出川さんが「本気で嫌がっている」のではなく「嫌がっているフリを120%のテンションでやっている」点です。プロのいじられは「演技」であり、自分のコントロール下にあります。

有吉弘行のいじり返し

有吉弘行さんはかつて「猿岩石」として一世を風靡した後、長い低迷期を経て「毒舌いじりキャラ」で復活しました。興味深いのは、有吉さん自身が「いじられる側にいたほうが楽」と語っていること。いじられる側のほうが、場のコントロールがしやすいのだそうです。

共通するポイント

芸人のいじられテクニックに共通するのは、「いじりを自分のコントロール下に置いている」ということです。受け身ではなく、いじられることを自分のキャラクターとして主体的に選んでいます。一般人でも、「いじられるのが嫌」から「いじられるのを利用する」にマインドを切り替えると、返し方の幅がぐっと広がります。

よくある質問Q&A

Q1. いじられるのが嫌なのに笑ってしまうのはなぜ?

心理学では「同調圧力」と「防衛反応」の両方が働いていると考えられています。周囲が笑っている中で自分だけ笑わないのは難しいですし、不快な状況を「笑い」で緩和しようとする防衛本能も働きます。笑ってしまうからといって「本当は嬉しい」わけではありません。自分の本当の気持ちに正直になることが大切です。

Q2. 面白い返しが全然思いつかない場合は?

最初から完璧な返しを目指す必要はありません。まずは「とりあえず乗っかる」だけでOKです。「そうそう(笑)」「まじでそれ(笑)」と笑いながら肯定するだけでも、場の空気は保てます。返しのスキルは場数を踏むことで自然と上がっていきます。

Q3. いじられキャラから脱却したい場合はどうすれば?

キャラを変えるには「環境を変える」のが最も効果的です。新しい部署、新しいサークル、新しい友人グループなど、自分を知らない人の中では最初から違うキャラでスタートできます。今の環境でキャラを変えたい場合は、リアクションを段階的に控えめにしていく方法が現実的です。

Q4. SNSでのいじりにはどう対応すべき?

SNSでのいじりは「記録が残る」「不特定多数に見られる」という点で対面のいじりとは性質が異なります。面白い返しでうまく切り返せるならOKですが、少しでも嫌だと感じたら、コメントを非表示にする・ブロックするなど機能を活用しましょう。SNSでの返しに消耗するのは時間の無駄です。

まとめ

いじられた時の返し方について、面白い返し方10パターンと嫌なときの対処法5つを紹介しました。ポイントを振り返ると以下の通りです。

  • 面白い返しの基本は「否定しない」「相手の予想を超える」「テンションで押し切る」の3つ
  • 自分の性格に合うパターンを2〜3個見つけて磨くのが近道
  • 嫌ないじりには我慢せず、段階的に対処する
  • いじりといじめの境界線を見極め、超えたら周囲に相談する
  • 「いじられる」は受け身ではなく、主体的に活かせるスキル

いじりは人間関係のスパイスであり、上手に扱えばコミュニケーションの潤滑油になります。この記事のテクニックを参考に、自分なりの「いじられ返し」を見つけてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。いじられキャラはある意味「愛されている証拠」。でも、無理は禁物です。楽しくいじり合える関係を目指しましょう!

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参考文献